社会問題小説・評論板
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- 過酷教科書
- 日時: 2011/11/12 00:01
- 名前: うさにゃんこ (ID: kws6/YDl)
- プロフ: http://ameblo.jp/pinksidlove/
2作目にして酷いネーミング。
俺は神作品意外を見ると目が腐るんだ☆
という方は×を押してください。
以上!
- Re: 過酷教科書 ( No.2 )
- 日時: 2011/11/12 00:14
- 名前: うさにゃんこ (ID: kws6/YDl)
- プロフ: http://ameblo.jp/pinksidlove/
「うっ・・・」
あたしは一瞬「死にてえ・・・」と思った。
朝ごはんのトーストと野菜。
野菜大嫌いだからトーストを食べようとすると、トーストにハエが・・・
まぁ別に朝ごはんなんて食べなくても平気だよね。
そんなんだから大きくならないのに。
わかってるなら食えよ。
「いってきますーー!」
少し怒ったように叫んでみたり。
玄関の外は、ヒヤリと冷たい空気がさまよっていて、萌袖でよかった
って感じさせる力がある。
「さて・・・今日の授業はなんでしょね。」
一人つぶやき、冷たい風を突き進んでいった。
学校の下駄箱まで来ると、いつも一緒にいる遠山桃・・・桃ちゃんがいた。
「もーもちゃんっ♪」
上機嫌声(自称)で桃ちゃんの名を呼ぶと、くるりとこちらを覗いて
笑顔を見せた。
「うさちゃん!おはよっ♪」
「おっ、はよ。」
桃ちゃん・・・うさちゃんって呼び方やめてよ・・・恥ずかしい。
でもそんなこと言えずに、あたし達1年生の教室まで歩く。
1回のいちばん右側にある。
1年生は、2組しかない。
2,3年生は3組とか5組もあるのに・・・
「・・・うさちゃん、コレをつけなさい。」
突然降って来たアニメ声に、思わず足が止まった。
頭になにかがついた。
なんだろ?
「もーっ、ちーちゃんってば!なにつけたの?」
「えへへっ☆教室で教えてあげる!」
可愛らしいちーちゃん異、朝霧千帆梨。
なんかよく知らないけど、ナース服とか色々コスプレ?
のなんたらかんたらを持っている。
そしてそれをあたしに着用させるのだ。
さて、ちーちゃんはあたしになにつけたんだろっ。
- Re: 過酷教科書 ( No.3 )
- 日時: 2011/11/12 14:04
- 名前: うさにゃんこ (ID: kws6/YDl)
- プロフ: http://ameblo.jp/pinksidlove/
教室に入ると、あたしはおはようと言った。
のに・・・
「キャーッ!うさちゃん可愛いーーー!」
「ホントにうさちゃんになったんだーーー!」
「もう!食べちゃいたい〜〜〜」
「ウチの妹になっちゃえー!」
そんな言葉が帰って来た。
うしろを向くと、ちーちゃんが笑ってる。
・・・おいっ!!
「ちーちゃん!?なんでこんなものっ・・」
あたしは頭を手で探った。
フワフワの長いなにか。
ウサ耳にちがいない!
「いいじゃん。似合ってんだからさ。それあげるw」
「なっ・・・」
文句を言おうとしたけど、桃ちゃんがすごい笑顔でこっち見てきたから
やめとく・・・。
- Re: 過酷教科書 ( No.4 )
- 日時: 2011/11/13 13:41
- 名前: うさにゃんこ (ID: kws6/YDl)
- プロフ: http://ameblo.jp/pinksidlove/
「ねぇっ!それよりさ、今日のページを見ましょう♪」
桃ちゃん・・・
桃ちゃんはクラスのリーダー的存在。
先生のお気に入りでもある。
「うん、じゃあ皆、席着こう」
ちーちゃんも桃ちゃんに続き言う。
「ねぇ、うさちゃんだって一応そうなんだからさ、もっと・・・いいん
だよ?」
ちーちゃんがあたしの顔を覗き込む。
確かに・・・そうだけども・・・
「わかった・・・ッ」
そういいながらも、あたしは自分の席に着いた。
そして、真黒の教科書を取り出した。
パラッ
目次がない教科書。
気持ち悪い------。
「じゃあ〜〜16ページ開けてぇ〜♪」
桃ちゃんは教卓にもたれながら笑った。
16ページを開く、あたしは一瞬心臓が一回転した気がした。
①...ピエロは、体育倉庫で目隠しをしてしばられる。
→アクマ達はピエロで遊ぶ。
②...ピエロはプールサイドに立たされる
→アクマ達はピエロは落とし、汚す。
③...ピエロは願いをいう
願いをかなえてやる。
④...ピエロは万引きをする。
酷すぎる内容に目が痛い、フラフラする。
「さぁーて、今回のピエロさんはぁー・・・森嶋由梨さんです☆」
「ぃッ、え・・・あぁ・・・?・・・・嫌ッ・・・・
嫌ァァアァアァァアア!やめてやめてやめてやめてやめてやめて
助けて!うさぎぃいいぃぃい!」
ドクン
痛々しいくらいの叫び声
あたしを・・・助けを求める泣き声
でも・・・あたしは・・・
- Re: 過酷教科書 ( No.5 )
- 日時: 2011/11/13 13:57
- 名前: うさにゃんこ (ID: kws6/YDl)
- プロフ: http://ameblo.jp/pinksidlove/
弱いから--------ごめん、ね、由梨ちゃん・・・
「------ッ!!」
あたしは目を反らした。
「うっ、さ・・・・・・・・・・嘘!ヤダヤダヤダヤダヤダ!
怖いよぉおおおぉぉお!」
「もうそのくらいでいいでしょう?」
笑いながらちーちゃんが言う。
「どれだけ嘆いても、このルールは変わらないわ・・・!」
桃ちゃんの冷酷な目・・・本気なんだ
前は、由梨ちゃんと仲良しだったのにっ・・・
「体育倉庫に行くって書いてあったでしょう?早くしなさいよ」
由梨ちゃんの隣の女子が由梨ちゃんの髪の毛を引っ張った。
「痛ッッ!!!!!やめ・・・ッて・・・奈緒ちゃん・・・・ぅ・・・」
板稿奈緒・・・通称なーちゃん。
なーちゃんは由梨ちゃんの親友だった・・・ハズ・・・
でも、由梨ちゃんはおとなしく体育倉庫に足を動かした。
冷たい体育倉庫は、秋になり寒さが増していた。
すぐに由梨ちゃんを縄で結び、バスケボールなどを取り出した。
「ハァハァハァハァハァ」
由梨ちゃんの荒い息が響く
目隠しをして、座る由梨ちゃんに涙と汗が見えた
「まずはこれねっ!」
ちーちゃんが跳び箱の段を3つほど出した。
そして、桃ちゃんと一緒に持ち上げて・・・
ダァンッッ!
すごい音がして、その音と由梨ちゃんの悲鳴が交差した。
「ャアアアアアアアアアアアアアアアアアア!」
その声を聞いて、あたしはそのまま倒れた。
- Re: 過酷教科書 ( No.6 )
- 日時: 2011/11/13 16:42
- 名前: 麗花 (ID: dkzCRl7C)
面白いです!!