社会問題小説・評論板

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  精 神 崩 壊 。  
日時: 2011/11/19 12:17
名前: 庵 ◆9z4OZz50Zk (ID: ZvRr1aJX)





  虐め 家庭内暴力 自殺 自傷行為 … 精神崩壊。

       高校2年生の現実 です。






 重い感じの話になっちゃう系かな( ^ω^ )
 感に耐えざるにやと思しくて … 。(((((
 

 受験勉強と両立しながら更新しまっす。






 ▼. 榊 乃愛  Sakaki Noa (I6)

 ▼. 仁藤 春香 Jindo Haruka (I6)

 ▼. 宿禰 優奈 Sukune Yuuna (I6)

 ▼. 萩島 美帆 Hagishima Miho (I6)


 ▼. 佐藤 龍平 Sato Ryuhei (I6)

 ▼. 御崎 翼  Misaki Tsubasa (I6)

 ▼. 柳瀬 琳夏 Yanase Rinka (I6)

 ▼. 岡島 裕夢 Okajima Hiromu (I6)



Re:   精 神 崩 壊 。   ( No.1 )
日時: 2011/11/19 12:45
名前: 庵 ◆9z4OZz50Zk (ID: ZvRr1aJX)






「 乃愛ちゃぁんっ 」

「 ……っ 」

「 約束のもの渡してもらおっか(`・ω・´) 」

「 ……お金は? 4200円だよこれ 」

「 おかねぇ? ちょっと最近金ヤバいんだよねぇ〜 」

「 また今度払うからっ 」

「 …… 」




 春香に"約束のもの"を渡す。
 あたしのお金で買わされたカラコン。
 スッピンとは似ても似つかないくらい
 厚化粧されたJKらしい顔で
 春香はにっこり笑った。




「 乃愛ちゃんさんきゅ-でぇすっ! 」

「 春香、それまじ藤森慎吾だってぇ 」

「 何々? 『きみかわうぃ-ねっ』とか言っちゃう系? 」

「 こんな不細工に言うわけないでしょぉ 」




 隣の優奈も一緒になって下品に笑う。
 早く読書したいからどいて欲しいな。
 とか思いながら軽く春香を睨む。




「 あれ? なぁに睨んじゃってるの? まじうざい 」

「 ブスが更にブスになってる 」

「 それ言っちゃout!! outだよ優奈 」

「 まぁいいや! んじゃカラコンさんきゅ-ね 」

「 せいぜいブスは頑張りなよ 」




 何がそんなに可笑しいのか
 春香と優奈は大爆笑してた。


 


 ……なんであたしは今"虐め"に
 遭ってるのか全然わからない。


 春香に言われたのは『うざいから』。
 うざいが理由ってどうなんだよ(´・ω・`)
 

 高校生にもなると暴力とかより
 言葉だとか金銭関係だとか
 そういうところで虐められる。


 男子は蹴るけど。


 1つ言えるのは、教室内に味方はいないってこと。








Re:   精 神 崩 壊 。   ( No.2 )
日時: 2011/11/21 16:31
名前: 庵 ◆9z4OZz50Zk (ID: ZvRr1aJX)





 教室に戻るや否や、あたしの机には
 春香と優奈、そしてその取り巻きの女子が
 群がって何かを書いている様子だった。



「 あっ春香! 乃愛来たよ 」
「 乃愛おかえり-! 授業の予習しといてあげたよ 」
「 ……よ、しゅう……? 」
「 やだお前何て顔してんの!? 気持ち悪っ 」
「 やめろよぶすっ、その顔まぢツボ……っ 」



 気味悪がる優奈をよそに春香ととりまきは
 大爆笑していた。そんなにあたし面白い?



「 ……っ 」
「 まぁずいいから教科書みてみ? うちらほんと優秀だよね 」
「 あと付箋もつけといたよ! 今日あたりそうなとこに 」
「 まぁ感謝しなって! あ、授業始まるや-、ばいばいっ乃愛! 」



 こんな様子だから教師なんて気付かない……。
 あたしが虐められてるなんて気付かない。
 教師も誰も信用できない。



「 ……ふううっ 」



 一瞬だけ涙がこぼれそうになった。
 泣く時特有の息が出て、思わず吸い込む素振りをした。

 泣くなんて死んでも嫌だ。
 あんな奴らの前で泣くなら
 死んだほうがましだ。


 教科書には夥しい数の罵声が連なっていた。



《 早死に超希望! 》
《 まぢうざいからね 》
《 学校来るなし 》
《 またカラコンよろしくねっ 》



 付箋にはわざわざクラスメイト全員分の
 あたしへの悪口が書いてあった。
 歪な文字、綺麗な文字。
 字の形は様々だけど、内容は殆ど悪口。

 あたしなんて死んだ方が、いいのかな……?








    ——— だめだよ乃愛、抑えなきゃ

    ——— 無理だよ、我慢できないよ

    ——— また同じことの繰り返しだよ? いいの?

    ——— 構うもんか! やんなきゃあたしは……













 赤黒い血が、腕をつたっていった





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