社会問題小説・評論板

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いじめられっ子の開き直り
日時: 2011/12/17 12:56
名前: アルル (ID: 8IaQw9YV)

こんにちは、アルルです
いつも『ぷよぷよ ボクの愛した人』を見てくださってかなり感謝です
え、見てない?
ならぜひ見てください
いきなり宣伝でスイマセン
これは中学時代の経験談を綴る物語です
かなりフザけた内容です
いじめられっ子とは私の事です
Mじゃないです
では、最後までぜひご覧ください

Re: いじめられっ子の開き直り ( No.1 )
日時: 2011/12/20 15:35
名前: アルル (ID: 8IaQw9YV)

プロローグ

人間ってかなり残酷な生き物だと思います

私がいつ何をしたか

誰か、教えてください



〜☆MOKUZI☆〜
1 悪夢は突然
2 水浸しの帰り道
3 復習の仕方は最低で
4 あだ名は『破壊神』
5 私の名は・・・
6 この思いをドコにぶつけたらいい?
7 給食の蜜柑がスープの中に
8 涙ハラハラ
9 私が壊したトロンボーン
10 100万円!?
11 母の手
12 恵理に相談
13 父の愛
14 弟と初恋
15 「別れてよ」
16 カッターナイフ
17 本当は苦しかった
18 ゴメンナサイ
19 希美の本音
20 莢と恵理のご対面
21 カッターナイフはもういらない
22 いじめっ子をいじめる!?
23 私の思い
24 いじめられっ子の開き直り
25 物語の終了

Re: いじめられっ子の開き直り ( No.2 )
日時: 2011/12/20 15:11
名前: アルル (ID: 8IaQw9YV)

1 悪夢は突然

「いきなりなんだけど、引っ越す事になったの」

「は!?何で!?」

「真理菜(私の本名)ちゃん、我がまま言わないで、仕方ないのよ」

「それに真理菜姉だったらすぐに友達ぐらいできるだろ?」

「・・・分かったよ」

私、草薙 真理菜

突然の引っ越しで急遽転校

そして、次の日からは違う父がきた

前のお父さんとは・・・

お母さんが悪いんだけど離婚

お母さんが今の父と浮気したのが原因

この日から私の中で『お母さん』は『母』になった

「母、父、いってきます!」

「気をつけてね、真理菜ちゃん」

「・・・真理菜姉はいつから母って言う様になったんだっけ・・・?」



「さて!New school到着☆・・・まずは職員室だよね」

「あら?あなたは転入生かしら?」

「あ!ハイ、そうです『草薙 真理菜』です」

「クス・・わたくしは『山口 莢』同じクラスになれたらいいわね」

「? そうですね」

この時

この言葉に隠された意味を考えなかった事

今でもすごく悔やんでる

「あ!職員室って何処ですか?」

「案内いたしますわ」

「ありがとう!」

「いいえ、敬語をやめてくださってもいいんですわよ?莢って呼んでくださる?」

「分かった!莢ね☆」

早速友達の予感がしてた

この時


「ここですわ」

「ありがとう!じゃあねッ莢」

・・・あれ

莢って中2なのかな?

・・・・まぁいっか

中2って

一番ココロのバランスが悪い時だと思う

だからかな?

あんなにも苦しい思いをしたワケは

Re: いじめられっ子の開き直り ( No.3 )
日時: 2011/12/20 15:29
名前: アルル (ID: 8IaQw9YV)

「じゃあ、草薙は2年4組な」

「はい」



「あら、真理菜サン」

「あ!莢!同じクラスだったんだ」

「ちょっとお前!莢サマに向かって呼びすてとか!生意気なんだよ!」

「まぁ、希美サン、真理菜サンはこのクラスのおきてを知らないんだし」

もちろんこのクラスのおきては

マルモのおきてみたいな

かわいいモンじゃない

「おきてって何なの?」

「その1、みんな莢サマの手下」

「・・・は?」

この世界は漫画ですか

それともアニメですか

とにかく二次元ですか?

「その2、転入生は全力でいじめよ」

「え!?どういう事!?」

「わたくしの手下になる試練みたいなものですわ」

「手下なんかにならなくていいよ・・・」

「その3、莢サマに毎日500円の寄付を」

「冗談じゃないわ!!どーせ、莢は金持ちなんでしょ!?なら、莢が配りなさいよ!!」

私は間違ってないと思うんだけど

ただでさえ少ないお小遣いがこんな事でなくなるなんて

あり得ないし

「あ、その4を決めて良いかしら?」

「どうぞ、莢サマ」

「その4、真理菜サマをとことんいじめる、中3になっても・・・ね?」

「素晴らしいです」

かわいい莢の声に吐き気がした

・・・最悪だ

「背後にご注意あれ、何が降ってくるか分かりませんわよ?」

チラチラ・・・・

降ってきたのは雪

なワケなく石灰

「ケホッ・・・ナニコレ・・・」

「こんなのまだまだ序の口なんだよ」

希美の声が遠くで聞こえた気がした

Re: いじめられっ子の開き直り ( No.4 )
日時: 2011/12/21 16:42
名前: アルル (ID: 8IaQw9YV)

2 水浸しの帰り道

1人

音楽室への移動も

理科室への移動も

お弁当も

1人ぼっち

・・・別にいいけど

こうやって私は開き直る

・・・見苦しい

今も1人で帰ろうと鞄に荷物をつめている

「草薙さん・・ちょっといいかな?」

クラスの中でも大人しくてかわいい山崎 綾乃

「何?山崎さん」

バッシャアッ!!!

髪から水がしたたる

「ご・・ごめんね」

「謝るくらいならこんな事しなかったらいいのに」

されるって分かってた

分からなかったらオカシイ

だって山崎さんは

雑巾をしぼって汚れた水をバケツにいれて持ってた

私は無言で教室を出た

別に悲しくなんてない

苦しくなんてない

・・・ううん

ちょっと悲しいかな

ちょっと苦しいかな・・・・

水浸しの帰り道

道を歩く人達みんな振り返る

・・・当たり前なんだけど

私の滑稽な姿を見て笑ったって気にしない

驚いたって気にしない

母はどんな反応をするかな

泰斗(弟)はどんな反応をするかな

・・・ちょっと家に帰るの憂鬱


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