社会問題小説・評論板

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少女
日時: 2011/12/30 15:54
名前: 彩乃 (ID: ZX4G2qWn)

ダークで書いていましたが、イジメ系なので、こっちで最初から書きます。



流れる時間の中。

私達は生まれ、生き、苦しみ、喜び、死に........

そういう人生を歩みます。

私は、その人生と言う道を、踏み外しました。

失敗しました。

苦しみました。

悲しみました。

後悔しました。

そんな私の失敗の始まりは、恐らくあの日からでしょう。

Re: 少女 ( No.1 )
日時: 2011/12/30 15:55
名前: 彩乃 (ID: ZX4G2qWn)

【偽善者】

人は皆、自分勝手に生きています。

誰に許可も無く、自由に生きて。

自分だけを信じ、自分だけを愛し、嘘を積み重ね生きて。

自分の本物の顔を偽り、偽の愛、偽の友を作ることが、楽しいのでしょうか?


....可哀想。


そうですね。可哀想です。

でも、それが人間です。

それが、あなた達です。

人は皆、偽善者です。


....私、偽善者かな?


それは、自分自身に聞いてください。

今の時間を大切にしてください。

私の様に、失敗をしないでください。

私の様に、堕ちないでください。

私の様に、諦めないでください。

それが、私の最後の願いです。

Re: 少女 ( No.2 )
日時: 2011/12/30 16:00
名前: 彩乃 (ID: ZX4G2qWn)

イジメとは、なんでしょう。

どこからがイジメで、どこまでがイジメでしょう。

人の嫌がることをすると、イジメでしょうか。

2人で1人を苛める事が、イジメでしょうか?

....関係ない。

そうでしょうか?

実際、イジメが原因で自殺して行く子供達が、何人いることでしょう。

私の娘————美希もそうでした。

その、苛められる子供達の中に、入っていたのです。

苛められた原因は、あの子が賢いから。

私が言うのもあれなんですが、あの子は賢い子でした。

勉強が出来る———という事じゃなく、自分に素直で、嘘を付かない子でした。

では。本題に入ります。

美希は、昨日死にました。

さっきも言った通り、自殺です。

美希は、自分で自分の時を止めました。

....悲しくないのか?

悲しいです。

悲しいに決まっているでしょう。

私は後悔しています。

この気持ちは、いつまでも消えない事でしょう。

これで、話を終えます。

では皆さん、お元気で。

Re: 少女 ( No.3 )
日時: 2011/12/30 16:03
名前: 彩乃 ◆PSP7SBc4Gg (ID: ZX4G2qWn)

【遺書】

<南中学校で自殺した少女Aの裏側に迫る!!イジメが原因か!?>

面白おかしく書かれた記事。

その裏側には、私が関係しているように思えた。

この少女Aと名付けられた、北原美希は、私の親友でもあり、ライバルでもあった。

北原美希は、親が教師と言う理由で、苛められていた。

そのうえ、その親が自分のクラスの担任であれば——————

美希は、ひいきされている。

そんなバカな考えが、クラスの中で広がった。

........話が反れました。

今この文を読んでいるという事は、私は自殺したか、殺されたと言うことですね。

私は、この文を遺書とします。

最後まで読んでください。

美希は、確かに自殺をしました。

でも、苛められて...です。

美希は、殺されたのです。

馬鹿な事で苛められ、追い詰められ、自殺した。

美希を殺したのは、苛めた奴らじゃないでしょうか。

勿論私も入っています。

私は、美希がいじめられているのを、見てみぬふりをしていたのですから。

開き直って言います。

イジメ漫画などで、偽善者ぶる主人公がいますが、あれはお話の中でしか出来ないでしょう。

何しろ、苛められている人を助けると、自分も苛められるのですから。

思いませんか?

漫画や小説は、出来すぎている。

人生は、そう簡単にはいかない。

私だってそうです。

家族、愛、友達。

手に入れたく、手を伸ばしても届かなかった。

こんな自分が嫌いでした。

今は、誰かに殺されているか、自分で時を止めたかしている事でしょう。

天国————には、行けないでしょう。

地獄で、さぞ楽しんでいるでしょう。

2枚目の手紙に移ります。

Re: 少女 ( No.4 )
日時: 2011/12/30 16:05
名前: 彩乃 ◆PSP7SBc4Gg (ID: ZX4G2qWn)

この遺書が、テレビで公開されている事を、私は願います。

南中学2−Aの人達は、この手紙を見て、後悔してくれるでしょうか。

自分達が苛めた子が、自殺し、その親友も死んだ————。

それを悲しむほど、あの人達は優しい心を持っていないでしょう。

こうして遺書を書いている途中でも、ボールペンを折りたくなるほど、悔しいです。

何度、自分を責めたことでしょう。

何度、自殺しようとしたことでしょう。

数え切れないくらいです。

きっと、美希もそうだった。

自殺を何度も試したと思います。

だから、私は美希と同じ道を歩みたいと思います。

あの日、先生が残した言葉のように。

生まれ、生き、苦しみ、喜び、死に—————


それが、本当の人生だと思いませんか?


2011年 12月27日。

浜崎 優衣。


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