社会問題小説・評論板
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- ▼戦う ▼逃げる
- 日時: 2011/12/30 22:48
- 名前: きゃらめる (ID: kws6/YDl)
私はどうすればいいのでしょうか?
何を選択すればよいのでしょうか?
味方になる人はいるのでしょうか?
そこはかとなく悔しいのです
どうしようもなくわからない
ただあふれてくる感情を・・・・
ぶつけることしかできないの
でも愉快なのです---------。
- Re: ▼戦う ▼逃げる ( No.1 )
- 日時: 2011/12/30 23:00
- 名前: きゃらめる (ID: kws6/YDl)
ただ、疲れたのです
何もかも忘れて
静かに、眠ってただけなのです
おばあちゃんのお仏壇につかったマッチを
ポケットにいれたまま------------。
そして
気づけなかったのです
火をつけた蝋燭(ロウソク)に息をかけたから
リビングの机。椅子に座って
そのまま本を読んでいたの。
消えたと思ってたから
あの、怪しく光る火が
ふたたび揺れ始めた頃
見ていなかった
そして
揺れる火が
真横にあったユリやススキに
燃え移っていたなんて
気づけなかったの
机に体を預けて眠ってしまっていたから-----
お母さんにいつだか言われた
『うちは、マンションだからねえ。
火事を起こしたら回りに迷惑かけちゃうわね-----。』
と。
小学5年生の今
おばあちゃんとおじいちゃんは既に他界。
お父さんとお母さんは仕事
こんないいマンションで私は独りぼっち。
火 を 炎 に 変 え て し ま っ た。
- Re: ▼戦う ▼逃げる ( No.2 )
- 日時: 2011/12/31 14:29
- 名前: きゃらめる (ID: kws6/YDl)
「夢歌・・・」
目を開けると、お母さんの顔があった。
「夢歌っ!!よかったぁ・・・今、先生呼んでくるから!」
お母さんはそういってそそくさと病室を出ていってしまった。
どうも私は火事が起きても気づかずに寝ていて
なんとかかんとかを吸って意識不明状態に陥ったとか。
とにかく、お母さんは「生きててよかった」と泣いていた
私自身も、良かったと思っていた
被害の大きさを知るまでは。
- Re: ▼戦う ▼逃げる ( No.3 )
- 日時: 2011/12/31 14:42
- 名前: きゃらめる (ID: kws6/YDl)
私の寝ていたベットには、大河野 夢歌 と書かれてあった札が
なくなっていた。
あれから5日間。
ためしに入院していたが、なにも異常なことがなかったため
すぐに退院となった。
今は春休み。
こんなポカポカしているからか、あの時は余計に眠かったんだろうな
用事できたんでいったんきります。
- Re: ▼戦う ▼逃げる ( No.4 )
- 日時: 2012/01/04 22:54
- 名前: きゃらめる (ID: kws6/YDl)
「そう・・・いえば・・・」
私はあの後どうなったのか・・・わからない・・・
「お待たせー行こうか。」
お母さんは手続きを済ませたといい、荷物を持ち、あたしの手を引いた
車に乗り込む前に看護婦さんたちに挨拶をした。
そのとき、なにかがひっかかった。
笑顔はあるのに、なにもない。
車に乗った後、そんなことは忘れていた。
いや、お母さんの言葉に驚いていたのだ。
「私達、引っ越すことになったから。」
お母さんの言葉が胸につきささった。
私の所為だ--------。
私が・・・ちゃんと火の始末をしていれば・・・!
「夢歌・・・私が・・いつも独りにしてたから・・・
・・・自分だけを責めないでね?」
お母さんの優しい声が安心して、なにかがこみあげてきた。
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