社会問題小説・評論板
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- その時僕は空になりたかった(一日で完結!これ限界です。)
- 日時: 2012/01/05 20:54
- 名前: バード(,,・θ・) ◆Nlab369rtc (ID: Zyd32OLu)
〜プロローグ〜
空は青い。
雲は白い。
雨は透明、雲は白。
これはいたって当たり前のことだ。
でも僕は知らない。
僕には光がないから。
〜next 1日目〜
昨日の夜思いついて今日の昼に書き上げた話です。
短編なのでサクッと読めます。
多分。
※注意※
・荒らしチェンメはさようなら
・バード(,,・θ・)が嫌いな方もさようなら。
・カオス&厨二病患者が無理な方もさようなら。
そんじゃ行きましょう。
かなりサクッと終わります。サクサクくおりてぃーです。
そりゃそうよね。一日で書いたんだもん。実質二四時間もかかってないもの。
- Re: その時僕は空になりたかった。 ( No.11 )
- 日時: 2012/01/05 20:28
- 名前: バード(,,・θ・) ◆Nlab369rtc (ID: Zyd32OLu)
11日目
看護婦に雲雫という人間について聞いた。
- Re: その時僕は空になりたかった。 ( No.12 )
- 日時: 2012/01/05 20:29
- 名前: バード(,,・θ・) ◆Nlab369rtc (ID: Zyd32OLu)
12日目
他人のために僕はひたすら泣いていた。どこにいるんだろう。屋上にずっと居たかったけど看護婦に呼び止められた。
- Re: その時僕は空になりたかった。 ( No.13 )
- 日時: 2012/01/05 20:29
- 名前: バード(,,・θ・) ◆Nlab369rtc (ID: Zyd32OLu)
13日目
屋上に行っても雲雫は現れなかった。やっぱり僕をからかっていたのだろうか。きっとそうだ。僕をからかってそんなことを言ったんだ。当たり前じゃないか。誰が僕にかまってくれるんだ?
見方なんて居るはずもないじゃないか。ちょっとした幻想に考えが持っていかれてしまうなんてひどい話だ。
僕はとりあえずもう一回風になろうと思った。
「遺書は雲雫に書きたい。」
僕は初めて人のために何かをしたいと考えられた。
- Re: その時僕は空になりたかった。 ( No.14 )
- 日時: 2012/01/05 20:29
- 名前: バード(,,・θ・) ◆Nlab369rtc (ID: Zyd32OLu)
14日目
飛んだ。ふわぁと浮かぶ感覚と落下していく感覚。僕にとっては苦痛などにもならない。ようやくこの辛い世界から消えることが出来ると考えただけでうれしくなる。そしてまたどんどん落ちていく。誰かが僕のことについて話していることがわかった。きっと指さして笑ってる。僕はもうとっくに生きることをやめているんだから今更肉体がなくなろうともかまわない。もっと早く消えてしまってもよかった。今だから言えることだ。消えることは人間からすればただの恐怖でしかない。老人はそうですかで済むだろうが僕はまだまだ学生だ。恐怖に耐える姿勢を学んでいる途中だ。物は簡単に壊れてしまう。だから僕も簡単に壊れてしまう。
他人に壊されるくらいなら自分から壊れてやる。
僕はあの青い空の一部に迎え入れてもらうんだ。
- Re: その時僕は空になりたかった。 ( No.15 )
- 日時: 2012/01/05 20:29
- 名前: バード(,,・θ・) ◆Nlab369rtc (ID: Zyd32OLu)
〜エピローグ〜
カーテンの開く音が部屋を渡り、光が差し込む。俺の目にもその光は入ってきた。
「起きてパパ!おしごとおやすみなんだからゆうえんちつれてってくれるんでしょ?」
「え?……あぁ!そうだったね空(くう)」
「はやくしないとメリーゴーランド乗れなくなっちゃうっ!早く!」
「わかったよ。そうだママは起きた?」
「うん。おきてるよ。」
「じゃあママのところまで肩車してあげる。」
「わぁーい!パパありがとう!でも落とさないでね?」
「大丈夫だよ。」
「ママー!!パパ起してきたよ!」
「ありがとう、空。おはようアナタ。」
「おはよう雲雫。」