社会問題小説・評論板

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陰湿な事件
日時: 2012/02/04 15:33
名前: 東西南北 (ID: s.HbjPwj)


      
               序章
 
 太平洋にある島に,2人の士官と,たくさんの兵士がいた。

 「大尉,敵軍は南の村を占領しました。」

 「そうか,中尉。この大隊の指揮は君に任せることにした。」

 「大尉殿?」

 「私は,特別な部隊に配属されることになった。」

一人の士官がそう言うと,下士官がジープを運転してきて,その一人の

士官はジープに乗ってもう一人の士官に別れを告げた。

 これが,後に起こるある事件の始まりだった。

 

 

Re: 陰湿な事件 ( No.2 )
日時: 2012/02/05 15:27
名前: 東西南北 (ID: s.HbjPwj)



  第2話 赤い日暮


 
 次の日,自分は朝早く学校に行った。日暮幸子の読んでいる本が何な

のか知りたっかたからだ。もし,その本に問題があったら自分は父に報

告しなければならないのだ。父は陸上自衛隊の陸将(中将に相当)

で,ある団体を調べていた。警察では対処できなくなったらしく自衛隊

に回されたらしい。

 自宅を出て20分ほどで,好米中学校に到着した。いつも見慣れてる

昇降口を入りA組の教室まで向かった。

 すると,向かってる途中に本を持った女子生徒こちらの方向へ走って

来たのだ。案の定その生徒は日暮だった。そして,彼女を追いかけるよ

うに,4人の集団がこちらに走ってきた。そして,そのうちの一人の男

子が,

「田代,教室に練流様がお待ちだ。」

と,言ってきたので,こういい返した。

「練流さま?・・・お前様づけかよ。」

すると,

「今日からA組の女王様だ。きちんと挨拶しろよ。」

 練流美由はどうやら,いろいろとしでかすことは分かった。そして,

自分はとりあえず教室へ向かった。

 教室に向かうと「女王様」が数名の女子と共にいた。自分は荷物を,

机において「女王様」の席へ向かった。その途中に日暮の席があり,わ

ざとらしくぬれていた,鞄もずぶぬれである。

俺が日暮の机の惨状見つめていると,練流が,

「おはよう,田代君。日暮いじめはもう開始したよ。」

「始まったみたいだね。俺は彼女を助ける気はない。で,気になるのが

何で練流は日暮が嫌いなんだ。」

 自分がそう言うと,練流は,

「昨日,日暮の奴が私に正面からぶつかってきたからよ。」

「なるほど,それでこうなったのか。昨日俺はメールで今日の昼までに

答えを言うと言ったが明日の朝まで待ってほしい。」

「田代君逃げるつもりかしら?」

「逃げるつもりは無いね,俺の戦いは始まってるんだよ。」

「あっそ。」

 自分はそう言って日暮の机の中を見た。すると机の中には,本が2冊

あった。題名は【ヒトラーの侵攻から守ったスターリン】と,

【スターリン主義】だった。

 練流を含む女子たちは,自分の行動に唖然とする目で見ていた。

自分は本をめくっていったが何も出てこなかったので,自分の席に戻っ

た。日暮はほぼスターリン主義者の人間だと自分は思った。



 




Re: 陰湿な事件 ( No.3 )
日時: 2012/02/11 14:53
名前: 智久 (ID: T32pSlEP)
プロフ: http://d.hatena.ne.jp/drrr0205/

はじめまして!
小説面白いです
私も書き始めたのでよかったら読んでみてください

Re: 陰湿な事件 ( No.4 )
日時: 2012/02/11 22:12
名前: 東西南北 (ID: fCAUmeG6)

智久様,コメントありがとうございます。更新速度が遅いので返事が遅れました。すみません。週に1回ほど更新しますが風邪のためこれで終了します。
やはり少しだけ進めることにしました。

Re: 陰湿な事件 ( No.5 )
日時: 2012/02/11 22:32
名前: 東西南北 (ID: fCAUmeG6)

      

             間話 1


 1945年,某日,日本陸軍特別任務派遣隊司令部(東京)

「国民たちには伝えてはいないが,もはや日本の敗北は確実なものとな

った。そして,君たち200名の隊員には未来へ行ってもらいたい。」

 陸軍大将の東条英機が200名の兵士たちに「特務」内容を伝えてい

た。東条英機は元首相で陸軍大臣でもあり,今は特別な部隊の司令官を

努めていた。

「派遣隊隊長に田代良助大尉,副隊長に丸山准尉だ。たしか,田代大尉

は,太平洋のある島の守備隊長で副官の中尉に任せたのだな。」

 東条英機は田代に質問した。

「はい,」

 田代は返事をした。そして,東条は部下の士官に黒いトラック10台

を持ってこさせた。

「これはドイツ軍が作った秘密兵器で未来に行くことができるらしい。

君たちにはこれに乗って東京湾へ突っ込んでもらう。以上だ。」

 東条の説明が終わると,兵士たちは戸惑いもせず敬礼しトラックに乗

り込んだ。

Re: 陰湿な事件 ( No.6 )
日時: 2012/02/19 21:13
名前: 東西南北 (ID: vWMSVdbP)



第3話 組織戦の始まりへ(途中まで他人目線)



「なんで,私にかまうの。」

 
 男子3人に追い込まれた日暮幸子は涙を流しながら彼らに聞いた。


すると男子の1人が,


「女王様のご命令ですから。」


と,練流の絶対的な権力見せ付けるような発言をした。


日暮はそれに反論した。


「女王など世界に存在しない。天皇も国王も世界に必要ない。」


3人の男子は意味の分からない日暮の発言は無視しポケットからスプレ


ーを出して日暮の顔に掛けた。


「きゃー,」


日暮は悲鳴をあげその場でうずくまった。


・・・・・・


「きゃー,」


 教室にいた俺はどこからか悲鳴が聞こえてきた,練流も同じく聞こえ


てきたらしい。


「日暮幸子の悲鳴だは。」


 練流がそう言うと2人の女子を連れて悲鳴が聞こえた方向へ向かって


行った。一人になった俺は日暮のずぶ濡れなった鞄をひろげた。


「・・・・,重度のスターリン主義ですねこいつ。」


 俺は思わず独り言を言ってしまったが当然である。鞄の中にはCDが


入っており,そのCDの題名は【スターリンの航空行進曲】と言う物だ


った。


「これは,先生とも戦うことになりそうかも。」


 またもや独り言を言ってしまったが何故先生と戦うことになるのかは


単に日暮をいじめる生徒に対して先生が怒ると言うことでなく主義思想


が関わってくるのだった。スターリン主義とは共産主義や社会主義の一


つで,旧ソ連の指導者スターリンの考えがスターリン主義という。


そして,先生たちは日教組(日本教職員組合)を作り,表向きは単なる


労働組合だが共産主義を主張している団体である。(今は一部のみが過


激でほとんどはおとなしい。かつては教育委員会と対立した。)


そして,好米中学校には過激派組合の先生が3人いた。


その一人がA組の担任だった。




 


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