社会問題小説・評論板

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宵闇
日時: 2012/04/05 15:13
名前: 奏 (ID: gwo7dxKL)

他の子とおーなーじではない

他の子とおーなーじではない....

Re: 宵闇 ( No.3 )
日時: 2012/04/05 17:44
名前: 奏 (ID: gwo7dxKL)

「どーしたの?また変なこと考えているでしょ?」
「んー、別に」
「一緒に行こっ」
ここだけ見ると、明は人が良さそうに見えるが、ほとんどのクラスメイトに嫌われている。明も一応分かっていると思うが、そのことに関してはあまり口にしない。

教室に着いた。いつもどおりの光景。男子も女子もそれぞれグループになって話している。SHRまであと五分。急いで荷物を置いた。

SHRが終わった。一時間目は移動教室だ。男子も女子もグループ別になって移動している。見ていると結構面白い。明は無理矢理って感じで小さめのグループに入っていった。見ていると明が哀れだ。

Re: 宵闇 ( No.5 )
日時: 2012/04/05 17:54
名前: 奏 (ID: gwo7dxKL)

一時間目が終わった。あー、なんか眠い。昨日何時に寝たっけ?忘れた。頭がぼーっとしている。あとで保健室行こう。

コケた。階段から。それも結構高く。

「紫乃ちゃん!」

誰かわたしを呼んでいる。

私は、そのまま意識を失った。

Re: 宵闇 ( No.6 )
日時: 2012/04/05 18:14
名前: 奏 (ID: gwo7dxKL)

気がつくと、ベットの上にいた。
「気がついた?」
見上げてみると、全身真っ白な少女が一人ちょこんと座っている。

そうか、私死んだんだ。
「私、死んだんですか?」
「あなたは死んでなんかいないわよ。敬語はよしてよ、同じくらいの年なんだから。」
「何で私はここにいるの?」
少女は一息ため息をついてから、こう言った。

「人間の性格には表と裏があるの。分かるわね?」
「あぁ、表と裏ね」
「そう、人間の性格には表と裏の必ず両方があるんだけど、今、あなたは二つの世界に性格の裏、表があって、あなたが生きている世界では裏の性格しかないの。」
「つまり、わたしは異世界にいて、表の性格しかないってこと?」

Re: 宵闇 ( No.7 )
日時: 2012/04/05 18:25
名前: 奏 (ID: gwo7dxKL)

「ふざけないでよ!!」
少女はびっくりした。おとなしい性格だと思っていたからだ。
「なんでそんなことするんだよ!!」
「それは...今は教えられない。」
私はなにか言おうとしたが、言っても状況は変わらないことが分かり
そして、うなだれた。
「もう少し寝ていなさい。」
少女はそういって部屋から出て行った。

Re: 宵闇 ( No.8 )
日時: 2012/04/05 18:48
名前: 奏 (ID: gwo7dxKL)

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「大丈夫?」
「怪我とかない?」

「んー、大丈夫。」
「やーい 杉原転んだの?ださっ。」
「黙れ。」

おかしい。普通は笑いながら言うのに今は目がマジになっている。

「お前、大丈夫?頭打っておかしくなったんじゃないの?」
「あんたに言われたくない。」

そういってワタシはさっさと通り過ぎた。

ワタシの言動が普通の私と違うとみんなが分かったのは、それから五日後だった。

このクラスには明以外にも嫌われ者がいた。桑原という女子のもそうだった。休み時間に、(彼女も無理矢理グループに入ったのだろう)リーダー格の佐野さんと一緒に話していた。いや、話されていた。
ちょっとした何かで佐野さんに触れたのであろう。佐野さんは、
「やめてよ!感染する!」
と言った。そこで、全く関係のないワタシが
「佐野さん、その言い方はやめた方がいいよ。
桑原は病原菌なんかもっていないよ。」

佐野さんはびっくりした表情になった。そして、放課後ワタシと話すと決意した。



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