社会問題小説・評論板
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- 血が見たいなぁ。
- 日時: 2012/04/29 00:38
- 名前: あおぴー (ID: NTBCloh9)
昔、シリアス・ダークで書いていた話を少し、改変しましたw
見直してみるとこっちのほうがしっくりしていたのでここに投稿することにしました。
題名も若干の変更をしています。
でも、内容は大体は同じですw
いわば、リメイクってやつです。
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登場人物
中野 麻衣 中一
精神疾患を患っており
人殺しをしてしまう。
リストカットまでも、してしまう。
よく精神安定剤を飲んでいるが
ぜんぜん効かない。
鈴木 鈴 中一
麻衣の精神を落ち着かせようとがんばっている
一度麻衣に殺されそうになった。
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宜しくお願いします。
オリキャラもいつか、募集したいですw
- Re: 血が見たいなぁ。 ( No.2 )
- 日時: 2012/04/30 11:04
- 名前: あおぴー (ID: NTBCloh9)
第二話 空いた穴
私はまだ中1だった
中1の入学式のある日
父と母が交通事故で死んだ・・・
源因は私の入学式に遅れそうになって急いでいて、信号無視をしてしまったらしい。
その知らせを聞いた私は体から力が抜けて
立てなくなり涙がポロポロ出てきた。
でも私には高二のお姉さんがいたからよかった
なんとか生活できた。
次の日学校にいったが誰とも話す気にはなれない。
母と父のことが頭に残っていたからだ。
また次の日少し回復した私は教室のドアが開いた。
そしてクラスの人たちの目線がなぜか、こっちにきた。
そして髪の長い女の子がズカズカとこっちに来て
こんなことを言ってきた。
- Re: 血が見たいなぁ。 ( No.3 )
- 日時: 2012/04/29 00:39
- 名前: あおぴー (ID: NTBCloh9)
第三話 いじめ
「このクラスにいないで」
この言葉で私の地獄が始まった。
そう・・・いじめだ
源因は五年生、始めの日が私が暗いせいだ
みんなは私の母と父が死んだことを知っている
くせにいじめてきた髪をひっぱってきたり足をかけてきたりして時には水をかけられたり
ついに不登校になってしまった。
そして六年生になったある日お姉さんに無理やり
学校に行かされた。
そして準備をしている間に
ある言葉が浮かんできた。
「復讐」
そう復讐しようと誓った
放課後になった。
みんなが帰っていった
いじめていたやつが珍しく、いじめてこない。
きっと忘れているのだろう。
そして夜、1時ぐらいにいじめっ子の首謀者の家に侵入した。
そして・・・音を立てないよう、いじめっこの口の中にハンカチを入れた。
スカートの裏に隠しておいた包丁でおでこを刺した。
グチャ・・・
ほぼ、即死だったと思う。
相手は声をあげずに死んだ。
静かな夜にこの音が響いた。
自分の手に、血がついた。
きれいな赤で、生ぬるい感じとってもいい。
そう、私はこれで快感を覚えて殺人鬼になってしまった。
- Re: 血が見たいなぁ。 ( No.4 )
- 日時: 2012/04/29 00:40
- 名前: あおぴー (ID: NTBCloh9)
第四話 快感
手についた血をなめてみた。
しょっぱい・・・
そして、匂いを嗅いで見ると、なんとも鉄くさい匂いがした。
もっと舐めたかった。
グチャ
無意識に包丁で刺してしまった。
腹が血だらけになり、口からも血を出していた。
また血を舐めていた。
同じ味・・・同じ暖かさ。
そして同じ色・・・
これが快感と言うものらしい・・・
楽しい・・・もっとやりたい・・・
もう死んでいるのにもっと刺したい!
グチャ
グチャ
グチャ
かなりの出血・・・
いじめっ子の体は赤にそまった・・・
ベッドは真っ赤だった。
ようやく意識を取り戻した・・・
時計を見たら1時半・・・
10分ぐらいで抜け出そうと思っていたのに・・・
私は素早く血をふき庭に出た・・・
- Re: 血が見たいなぁ。 ( No.6 )
- 日時: 2012/04/29 11:25
- 名前: あおぴー (ID: NTBCloh9)
第5話 殺人鬼となった私。
空を見てみると綺麗な満月が出ていた。
月明かりがすごく眩しくて綺麗な満月。
私は、赤い服を着ているから血のあとは全然、分からなかった。
黒いリボンが付いていて、白い襟が特徴だ。
手には赤く染まった包丁を持っている。
風が吹いて、黒いリボンと長い髪がなびく。
「月ってこんなに綺麗だったんだ・・・。」
思わず、そうつぶやいてしまった。
ハッと我にかえり、時計をみると1時40分になっていた。
私は、全力疾走で家に帰り、自分の部屋に即座に入った。
そして、パジャマを着て、包丁は布に包んでクローゼットに隠した。
そして、布団に入った。
でも、問題があった。
なぜか、寝付けないのだ。
(嘘・・・なんで・・・?)
私はひどく興奮状態にあるようだ。
何度も寝返りをうっていた。
そして、目だけで部屋の周りを見ていたら、あるものが目についた。
水槽にいる、金魚だった。
金魚を見た瞬間、無意識にクローゼットの中にある包丁を出して、金魚を手にすくっていた。
持っている金魚を机に上において包丁で一刺しした。
包丁を刺す前はピチピチといさぎよく跳ねていたのに、
一刺ししたらぐったりと項垂れているようだった。
金魚から包丁を引き抜くと人間と同じように赤い血が付着していた。
見た瞬間、興奮は終わり、代わりに満足感が出てきた。
(あれ?金魚殺して、血を見たらなんだか眠れる気がする。)
手についた、血を拭いて金魚の死体と包丁を隠して布団に入ったら、その夜はグッスリ眠れた。
朝、起きてようやく気づいた。
(ああ、私、ようやく気づいた。ヘマトフィリア(血に興奮する性癖)になっちゃったんだ・・・)
- Re: 血が見たいなぁ。 ( No.7 )
- 日時: 2012/04/30 11:00
- 名前: あおぴー (ID: NTBCloh9)
第6話 目覚めた心
リビングに下りてきて、テレビをつけてみるとニュースが流れていた。
ニュースの音を聞きながら朝ごはんの準備をしていたら、こんなニュースが流れた。
「東京都○○市で猟奇的事件発生!犯人は今だ見つからず」
そんなテロップが流れたのを見た
私は画面を凝視した。
「今日、朝2時頃に東京都○○市で少女殺害事件がありました。
名前は・・・」
名前は、私が殺した相手だった。
私を虐めた、憎きあの女だった。
「犯人は今だ見つかっていません。なお、不審な動きをしている方を見かけたらすぐに110番して下さい。」
ここで、このニュースは途切れていた。
あいつが死んだと思うと自然と笑みがこぼれてしまう。
私は、まだ殺人の計画を考えていた。
ほかにも恨むべき存在はいる。
全員殺すと決めているし・・・
なにより、ヘマトフィリアになってしまったからでもある。
いつか、カニバリズムも初めてしまいそうな勢いだけど、そのときはそのときだと思う。
朝ごはんを食べて、学校に行く支度をして、私は家を出た。
登校途中、あの殺人現場の前を通りかかったら人が沢山集まっており、
警察のパトカーが沢山止まっていた。
私が犯人なのにみんな気づかない・・・と心の中で笑っていました。
学校につくと、朝の話題はそれで持ちきりだった。
特にあいつの友達だった奴らはみんなワンワン泣いていた。
心の中で、(あいつを最後に殺しておけば、悲しみも多く残るのに・・・惜しいことをしてしまった。)
ちなみに、あいつの友達にも虐められた。
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