社会問題小説・評論板
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- My Friend〜絆〜
- 日時: 2012/06/05 18:32
- 名前: 秋桜 ◆SVvO/z.cC. (ID: uMmok.3B)
どうもどうものお久しぶりです!または初めまして!秋桜です!
題名から考えたらコメディに存在しそうだと思った人!
まちがってはいません。
ですが、あくまでいじめを基にしております。
ルール
1、作者に神文、ウサギ更新を求めている人。お帰りください
2、いじめ系駄目な人、お帰りください。
3、荒らしてやるぜぃ!お帰りください
以上です
主要人物
雪村 夏海 (ユキムラ ナツミ)
内弁慶。素直じゃない。
その上、猫かぶりである。
見た目は黒髪のせみロング。色白。
優香、朱音と仲がいい
夏野 優香(ナツノ ユウカ)
強がり。明るい。
几帳面で、真面目である。
見た目は黒髪で肩にぎりぎりつくぐらいの長さ。色白で眼鏡。
夏海、朱音と仲がいい
佐倉 朱音(サクラ アカネ)
明るくひょうきんであり、クラスの人気者。
裏表のない無邪気である。
見た目は黒髪のショート。色白。かなり可愛い。
サブキャラ
夏村 雅人(ナツムラ マサト)
秋野 竜(アキノ リュウ)
山内 夏(ヤマウチ ナツ)
須藤 奈魅(スドウ ナミ)
- Re: My Friend〜絆〜 ( No.1 )
- 日時: 2012/06/05 18:50
- 名前: 秋桜 ◆SVvO/z.cC. (ID: uMmok.3B)
それぞれの始まり(夏海編)
「うわぁ。また学校着てるよ。アイツ」
無理をして学校に来て、第一声が冷たい一言。
でも、彼女にとっては慣れっこだった。
「本当、本当。さっさと死ねばいいのに」
教室に入ればいつもこの調子。
彼女はそんな塊を一瞥し、自分の机へと歩みを速めた。
「……またか」
机の上には花瓶と、虫の屍骸。
周りからはクスクスと押し殺した笑が響く。
彼女は花瓶を職員室の前に放置し、虫の屍骸をティッシュにくるみ、別の女子の机に置く。
すでに慣れっこだった。
本を読もうと椅子に座り本を取り出す。
最近お気に入りの本だった。
彼女は自然に本を読み始めた。
何ページか読み進めると、一枚の紙切れ。
開くと、たった一言大きな字で『死ね』とかかれていた。
彼女は紙を破り捨て、ゴミ箱へ放り込む。
彼女にとっていじめなど、すでに日常の一部とかしていた。
そんな彼女が変わり始めるのだった。
- Re: My Friend〜絆〜 ( No.2 )
- 日時: 2012/06/08 21:21
- 名前: 秋桜 ◆SVvO/z.cC. (ID: uMmok.3B)
それぞれの始まり(優香編)
「オラ。死ねよ、クズ」
此処にも一人、クラスメイトから罵声をかけられる少女。
「だから?」
彼女は強気にも言い返し続けていた。
それが面白くなかったのかクラスメイトからのいじめは少しずつ醜くひどいものとなっていっていた。
「なぁなぁ。夏野」
「なんだ?」
彼女は不機嫌そうに尋ねる。
それが気に食わなかったのかクラスメイトの男子は彼女の机を蹴飛ばした。
ものすごい音ともに散らばる教科書やノート。
「……はぁ」
彼女はため息をつき教科書類を拾い集める。
周りからはたくさんの笑い声。
少なくとも友好的とかの次元ではなさそうだ。
(これだから、人は嫌いだ)
彼女はそう思った。
- Re: My Friend〜絆〜 ( No.3 )
- 日時: 2012/06/10 20:16
- 名前: 秋桜 ◆SVvO/z.cC. (ID: uMmok.3B)
それぞれの始まり(朱音編)
「アハハハ。朱音ちゃん。あんた、何処までお人よしなの?マジウケルんですけど〜」
一人の女子のけたたましい笑い声。
それにつられ、笑い出すクラス。
その中央でなおも笑顔をくずさまいと頑張る少女。
「ねぇ。アンタ、何でまだ笑顔なの?」
苛立った口調で朱音に詰め寄る。
依然朱音は笑ったままだった。
「え?だって、皆が笑顔だから……」
「ふざけるな!」
怒声と、ともに空気が破裂するような音。
朱音は、驚いた表情をして固まっていた。
「え……?」
沈黙は5秒ほどで、破られ、笑い声が響いた。
- Re: My Friend〜絆〜 ( No.4 )
- 日時: 2012/06/24 16:03
- 名前: 秋桜 ◆SVvO/z.cC. (ID: uMmok.3B)
第一話〜出会い〜
時は四月。
新しい出会いの季節。
だが、ごく数名はそんな季節がうっとうしかった。
そんな数人の中に彼女達は入っていた。
「……3か」
「3」
「担任禿げか」
「「「え?」」」
3人の声が重なる。
「貴方……」
「確か」
「いじめられ組!」
「自分で言うな」
周りはそれを聞いて逃げ出した。
三人はそんな一群など気にも留めず話し始めた。
「……あぁ、貴方、夏野優香と佐倉朱音ね」
「うん」
「何だ。知ってるのか。学年一の根暗ちゃん」
「ふ、ふざけんなぁ!」
彼女達は不思議に思った。
何故、こうも打ち解けられるのか…?
その答えを見つけるのは後のことだった。
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