社会問題小説・評論板
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- さくらと少女
- 日時: 2012/06/16 20:01
- 名前: 大和 (ID: tfXZnlgw)
こんにちは、大和です
強く生きるってどういう事なんだろう?って思って、
この小説を書いてみました
とある少女達の世界を、よければ楽しんで下さい(*^^*)
- Re: さくらと少女 ( No.1 )
- 日時: 2012/06/16 20:08
- 名前: 大和 (ID: tfXZnlgw)
幼い頃からつまらない、
レールの敷かれた人生を歩んできた。
この顔のせいで、
親からの愛情を受けた事がなかった。
特別って何なんだろう、
出口の見えない迷路はもう飽きた。
第1章
ー疑問ー
- Re: さくらと少女 ( No.2 )
- 日時: 2012/06/16 22:51
- 名前: 大和 (ID: tfXZnlgw)
。:☆・*Yuki side*・☆:。
昨日、始業式があって、
私は中2となった。
まだクラスに馴染めてないから、話す相手もおらず……
だから、窓から桜を見てただけなのに。
「お早うございます! 雪様!」
「雪様! 今日も麗しいです!」
私って、みんなと同じ歳なんだよね?。
大手会社の社長の娘だからって、
何で『様』付けで呼ばれないといけないの?。
まあ、そんな事
私には言う権利など
ないわけで。
「皆さん、お早う」
ニコリ、と笑って手を振った。
私は如月雪。
親の操り人形。
「……あ…」
窓からグラウンドを見ると、男子に囲まれてサッカーする1人の少女。
木下夏実、私の後ろの席の子。
今年、同じクラスになったばかりだから
まだ話した事もない。
サァ…と風が吹いて、髪が乱れる。
こんな所をお父様に見られたら、何と言われるだろう。
- Re: さくらと少女 ( No.3 )
- 日時: 2012/06/16 23:01
- 名前: 大和 (ID: tfXZnlgw)
そんな事を考えて、自嘲気味に笑う。
少し寒くなってきたから窓を閉める、
と。
「あの……花びら、着いてます」
「え? やだ! 本当だわ! ありがとう」
「あ、いえ……」
ふわふわの天然パーマの髪の毛が可愛い女の子。
色素も薄めで、真っ黒でショートな私とは大違い。
………羨ましいな…。
だけど、1つ異変に気付く。
「……貴方、上靴は?」
「あ、えっと……その……」
「雪様! そんな奴、相手にしなくていいですわよ!」
「え?」
「ホラ! あっち行けよ! 出来損ない!」
「……っ」
去ろうとする少女。
「待って」
「……はい」
「名前を知りたいわ、教えて下さる?」
「!! ……木山ことりです」
「可愛い名前ね、ありがと、えっと私は……」
「知ってますよ、如月さん」
「当たり……」
うーん……
何か、素直に喜べないなあ………。
どうせ、私が有名な理由って
………お父様だし…。
- Re: さくらと少女 ( No.4 )
- 日時: 2012/06/18 19:09
- 名前: 大和 (ID: tfXZnlgw)
。:☆・*Natsumi side*・☆:。
私はどうやら、
産まれてはいけない子供やったらしい。
私は『父親』にも母親にも似てない。
何処の誰だか分からない男に似たらしい。
……つまり、
母親をレイプして、妊娠させた相手と良く似てしまった。
この話を聞いたのは中1の時。
だけど、両親が私を見てくれなくなったのは
小学生の頃から。
『あんたの事見る度に、アイツの事を思い出すわぁ』
そんな言葉を言われ続けてた。
幼い私は『アイツ』と言われてもサッパリ。
何故、私が『消されてる』のか
全く、分からなかった。
- Re: さくらと少女 ( No.5 )
- 日時: 2012/06/24 18:37
- 名前: みおん (ID: HPru.2N2)
みおんです。
小説読みました。とても気になる感じです
なんか、夏実が可愛そうでした。
雪も雪で複雑で、とても引き込まれました。
応援してます^0^
Page:1