社会問題小説・評論板
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- 近寄んな
- 日時: 2012/07/12 22:25
- 名前: 黒部 (ID: HTIJ/iaZ)
どうも、
いじめの小説ははじめて書きます。
「あるあるじゃねえか」と思われる可能性がありますが、
よろしくおねがいします
- 近寄んな ( No.1 )
- 日時: 2012/07/16 14:58
- 名前: 黒部 (ID: PDUPGN/L)
ここはとある一見普通の高校である。
だが、それは外見だけ。中身はのぞいてはならない闇が待っている。
<2年1組>
廊下ではフードを深くかぶっている生徒が歩いている。そして教室の前に立ち、ドアの上辺を数秒眺めた後、勢いよくドアを開けた。
ガッシャン
すると、教室の中にいた生徒が驚いてこちらに顔を向けた。それと同時に黒板消しが床に落ちた。夢はそれを片手で拾い上げた
「あのなぁ、レベルが低すぎるぞ。もうちょっと頭つかえや」そう言うと黒板を元のところに置き、肩にかけている鞄を下ろしながら自分の席へと向かった。その机には
『死ね』『消えろ』などという落書きがされていた。夢は大きく息を吐くと机に鞄をおろしてから椅子に座った。
- 近寄んな ( No.2 )
- 日時: 2012/07/19 20:04
- 名前: 黒部 (ID: eldbtQ7Y)
夢は、鞄の中から出した教科書や筆箱を机の中にしまおうとしたが、何かがつっかえて入らない。教科書を押す度、グシャという雑音が聞こえる。夢はめんどくさそうに長い息を吐き、ゴミ箱へ向かった。
「めんどくせェ・・・」ゴミ箱片手にゆっくりと自分の机に向かう。もう片方の片手には教師がよく使う長く太い定規が握られていた。
ガコンッ
そのゴミ箱を乱暴に机の下に置いて中をのぞいた後、定規を机の中に突っ込んでゴミ箱に落として行く。落ちて行くのは丸められた紙とともにゴキブリやネズミの死体が埃と混じっていた。夢がぞの作業をしている間女子の悲鳴が聞こえたが、夢は何事もなかったかのようにゴミ箱と定規をもとに戻し、自分の席に座った。それと同時に閉められていた教室のドアが勢いよく開いた。他の生徒は夢が来た時の様な反応を見せたが、夢は一度そちらを見ただけですぐにもとの位置に視線を戻した。
「おはようございます皆様!」雅(みやび)は周りにごついSPをおき、えらそうな表情を見せる。これを世間では
『わがままなお嬢様』と呼ぶだろう。そのお嬢様は周りの生徒とは違い、スカートが長く頭に花を乗せている。その姿を見た生徒は頭を深くさげ、
「お、おはようございます!雅さま!」その声を聞くなり満足そうな笑みを浮かべた後、夢の座っている机に向かう。
- 近寄んな ( No.3 )
- 日時: 2012/08/10 13:24
- 名前: 黒部 (ID: sFi8OMZI)
「あーら、汚いわね。早く掃除していただけますぅ?」雅は夢を見下しながらそう言った。
「・・・。」夢は答えなかった。
「ちょっと!聞いてますの!?」
「黙れブス。話しかけんじゃねーよ。」夢はそう言って椅子から立ち上がった。
「なっ・・・ブッ・・・!?」いきなりの言葉に雅は怒りを顔に表した。
「なに言ってるの!?」
「なんて事言うんだ!!」クラスが一斉に騒ぎ始める。夢は騒いでいる生徒を見渡すと
「うるせェ・・・!!」夢は殺意のこもった目を向け、低い声で言った。周りはその目に怯え、何も言わなくなった。
「貴方!わたくしに毎回毎回下品な言葉を口に・・・!」
「何もしなきゃ何もいわねーよ。こんなベタな事しかやらねーって大丈夫か?もっと俺を楽しませろよ。」夢はそう言ったあとすぐに教室を出た。
「大丈夫ですか?雅様!」雅が後ろに控えていたSPが声をかけた。
「なんですって!?」雅は声を張り上げた。
「貴方は私に同情するの!?」
「いえ・・・そんなつもりは・・・!!」
「もういいわ!貴方はクビ!もっと性格のいいSPを雇えばよかったわ!!」
「そ・・・んな・・・」
「今すぐ立ち去りなさい!!」
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