社会問題小説・評論板

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軟弱な私 【ようこそ】
日時: 2012/07/25 12:48
名前: らぶりーめめ★ (ID: rRkS7ah/)

こんにちは。
私もいじめ系小説に挑戦してみます!!

普段はらぶりーめめ☆として、カキコのコメディ・ライト小説のほうで書かせていただいております。
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第一章 【裏切りの場所】
主人公:水無月 葵
準主人公:宮里 灯
準主人公:藤 玲奈

第一話 「次のターゲット」

軟弱な私 【第一章 第一話】 ( No.1 )
日時: 2012/07/25 12:46
名前: らぶりーめめ★ (ID: rRkS7ah/)

「あっ。灯ちゃーん!」
「葵ー!」
私は水無月 葵。中学2年生。同じバスケ部の親友は灯ちゃん。
「まっててくれてたんだぁ。ありがとう。灯・ちゃん☆」
「トーゼン!親友だもんねっ。」
灯ちゃんはリーダーシップがあってバスケもうまい。私のあこがれの人でもある。
ーバスケ練習時ー
「じゃあ、次の大会のレギュラー言うぞー。宮里 灯。織原 沙良。家森 莉那。高野 沙姫。水無月 葵。以上 5人だ。」
えっ。私も・・・レギュラー?試合メンバーなんだっ。
「葵っ!よかったじゃん!」
「きゃー!私も信じられないよォ〜っ。」
私と灯ちゃんはなきながら喜んだ。やっぱり灯ちゃんはすっごくいい親友だ。神様、ありがとう!
「あ・・・ぁぁ・・・でも、佐野さんはよばれてないよね?」
「そういえば。ついに藤さんもレギュラーはずれちゃったんだー。」
どこかから、ヒソヒソ声が聞こえてくる。
————あ・・・。私の変わりに藤さんがはずれちゃったんだ・・・・。
胸が・・・ドキドキする・・・。手が震えてくる・・・。
前の・・・富沢さんみたいに・・・・。
ー1年前ー
「よぉし。次のレギュラー発表するぞー。津村 三咲。谷原 美緒。高宮 紗枝。宮里 灯。富沢 理穂。」
連続でえらばれて灯ちゃんと競ってたぐらいバスケがうまかった藤さん。でも、富沢さんと変わってしまい、腹がたった藤さんは、その夜にバスケ部全員にいじめメールを送ったんだ。私にも・・・・届いた。
そして、みんなでいじめた。いじめに耐えられなくなった富沢さんはついにバスケ部をやめちゃった。部員だけでの練習のときや、帰り道、行き道で行われてたいじめだったから、顧問の先生は「才能がある子だと思ったんだが」と、気づかずにいたんだ。

私も、あんないじめにあうのかな・・・。メール、私だけ届かないかも・・・。
私はキモチは「次のいじめが起こりませんように」から「次のターゲットが私じゃありませんように」に変わっていた。

軟弱な私 【第一章 第二話】 ( No.2 )
日時: 2012/07/26 11:33
名前: らぶりーめめ★ (ID: rRkS7ah/)

その日のバスケ 帰り道。
私は灯ちゃんに今の気持ちを1つずつゆっくり聞いてもらった。
「うん。それで・・・?」
「レギュラーに選ばれたのはうれしいよ・・・。でも・・・逆に藤さんがはずれちゃったから・・・・前の富沢さんみたいに・・・・。ひっくひっく。」
「ああ。あれはちょっとひどかったねぇ・・・。」
私はとうとう泣き出した。私の視界は絶望の色一色に変わった。
「でもさ、仮に玲奈先輩が次は青井だーって言ってあんたをいじめたとしてもだよ?あんたにはあたしがいるじゃん。なんかあったらすぐにやさしく聞いてやっから。」
でも、灯ちゃんが私の凍りついた心を優しく溶かしてくれるんだ。
なんて暖かい人なんだろう。灯ちゃんは。
「まぁ、とりあえずさ、あんたの家までおくるよ。ほら。なかないの。」
「むりだよぉ〜。ひっくひっく。」
「もぉ。しょーがないねぇ。はい。おんぶしてあげる。ほらのって。」
「ひっくひっく。」
私は泣いたまま、灯ちゃんの背中にのった。

灯ちゃんは、亡きママのようだった。


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