社会問題小説・評論板

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ああああ からのメール
日時: 2012/08/01 03:40
名前: 翔怕 (ID: lQ3omTqs)



小さい頃、RPGゲームをやった。


操作がよく理解できずに
      ひたすらAを押した。


「勇者、 ああああ よ」



進んでく画面


村人A「このつまらない世界を変えて!」



「・・・・いいよ」


画面に向かって、意味のわからない笑みを浮かべた気がする。

Re: ああああ からのメール ( No.1 )
日時: 2012/08/01 03:56
名前: 翔怕 (ID: lQ3omTqs)




妙に脱力できる時間、夜中。

いや、もう明け方かなぁ

夏の4時は冷たくて、綺麗で、心地いい。

誰も知らない世界に来ているような気がする。


「・・・独り呟く午前4時
妙に青白く泳ぐ空気が私によく似ていて
冷たい奴だなと降りかざされて
握り潰した偽善」


たった一人、本当に一人で。

苦しくて、苦しくて。


そっと手元のノートに先程呟いた文字を並べる。

これしかないかも、私の



私の





存在意義。

Re: ああああ からのメール ( No.2 )
日時: 2012/08/01 14:08
名前: 翔怕 (ID: lQ3omTqs)



ティリリリリリ______


後ろで意味のないアラームが鳴る。

「・・・・今日も、眠れなかったな。」


寝る気もなかったけれど。

手元のノートは、数時間のうちに文字で埋まっていた。

「鈴也、喜んでくれるかな」

自然と口元が緩む。

堅い制服を手に取り、時計に目をやる。

6時36分______。

8時30分から遅刻ということになる。
つまり、時間はまだ充分にある。


「・・・っは、」

自虐的な笑みは、なんのためなのか。

首を緩く締め付ける赤いリボン。

・・・怖い、学校が。









メールが。

Re: ああああ からのメール ( No.3 )
日時: 2012/08/01 14:32
名前: 翔怕 (ID: lQ3omTqs)



学校指定の鞄を持ち、一階に降りる。


誰もいない。

それもそうだ、お母さんは看護婦の仕事をしていて、いつ帰ってくるかすら定かではない。


冷めた朝ごはんを横目に、お弁当箱だけを鞄に入れて、リビングを後にする。


ごく普通に歯を磨いて、顔を洗って。

背中の真ん中あたりまであるミルクティー色の髪を解かす。

緩いウェーブが生き生きして見える。


きります


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