社会問題小説・評論板

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依存 〜i zone〜
日時: 2012/08/26 10:55
名前: クリスティーナ 花子 (ID: Kkmeb7CW)

はじめまして、こんにちは!!

初めて社会問題をてがけます!!

なっが〜い名前ですが、宜しくお願いしますm(_ _)m

精一杯頑張りますので、お暇な時にでも読んで頂ければ幸いです!!

コメ・リク、じゃんじゃん下さいッ!!!

Re: 依存 〜i zone〜 1人目 ( No.1 )
日時: 2012/08/25 20:54
名前: クリスティーナ 花子 (ID: Kkmeb7CW)

プロローグ


どうしようもない現実世界に見切りをつけた、忘れもしない小6の冬。

二次元にはまって性根も腐ってしまったのが、中1の春。

ついに、ひきこもるようになったのが、中1の秋。



-----------そして

ひきこもりからも二次元からも

手を引いたのが中1最後の春。

Re: 依存 〜i zone〜 1人目 ( No.2 )
日時: 2012/08/25 21:15
名前: クリスティーナ 花子 (ID: Kkmeb7CW)


私の名前は櫻井 清美。

『清くて美しい女の子に育つように』

そんな意味を込めてつけられた名前。

客観的に見ても、私は美人な方だという。

大人気の女性アイドルユニットの中に混じってても違和感ないくらいよ、って隣のおばさんに言われたこともある。

でも、小学6年生にもなって容姿を褒められるなんて何だか嫌。

見た目なんて、自分でどうにかできる問題じゃない。

他に褒めるところ、ないの?って思ってしまう。

もう小学6年生なんだから、顔じゃなくて“私”を見て。

Re: 依存 〜i zone〜 1人目 ( No.3 )
日時: 2012/08/25 21:26
名前: クリスティーナ 花子 (ID: Kkmeb7CW)

「櫻井、消しゴム忘れたのか?俺の貸すよ」

そう言って、なんとか君(名前…覚えてない…)がスリーブがボロボロになった消しゴムを差し出す。


「・・どうも・・・」

6年生に進級して変わった事。

一つは、男の子に親切にされること。

もう一つは告白の回数が増えたこと。

話したこともない男の子からも声をかけられたりする。

好きなのは私の顔ですか、私ですか?

聞いてみたいけど聞けない。

答えを聞くのが怖いから。

Re: 依存 〜i zone〜 1人目 ( No.4 )
日時: 2012/08/25 22:07
名前: クリスティーナ 花子 (ID: Kkmeb7CW)

ある日、図書室からの帰り。

二冊の本を抱えながら教室のドアに手をかける。

そして、思いっきりひら・・・・こうとしたが、教室内で繰り広げられている会話に手が止まった。

「アタシの好きな人さぁ、清美が好きなんだって」

「わかるわ、それ。猛アタックしてるよね。必死すぎ((笑」

「櫻井ちゃんってさぁ、そういうの多いよね…」

「男好きなんじゃね((笑?」

何それ・・・。

男好き?そんなんじゃない。

男の子が私のことかってに好きなだけだよ?

冬の廊下が、一段と寒く感じる・・・。

チャイムが鳴ってもそのまま教室には戻らず、保健室へ向かった。

腹痛です、といった。

本当に、お腹が痛い。

吐き気がする。

『男好きなんじゃね?』

ベッドに横たわり、目を閉じても頭の奥からそうささやく声が聞こえる。

男好き、男好き、男好き・・・・

「うぇぇっ・・・」

枕が濡れた。

涙でか、吐瀉物でかもわからない。

何もかも、わからない。

どうして私が陰口を言われるの?

どうして私なの?

どうして、どうして、どうして・・・。

Re: 依存 〜i zone〜 1人目 ( No.5 )
日時: 2012/08/26 11:07
名前: クリスティーナ 花子 (ID: Kkmeb7CW)

お昼の校内放送で目が覚めた。

いつの間にか眠っていたみたい。

体を起こすと保健室の先生がカーテンを開けて、ベッドの傍へ歩みよってきた。

「気分はどうですか?」

「あ…良くなったみたいです。ありがとうございます」

寝ている間に吐き気もなくなり、腹痛もなくなっていた。

「じゃあ、次の授業には出ましょうか?」

「あ・・・・・っと、」

教室に戻るのには抵抗があった。

誰が私の悪口を言っていたのか、わからない。

あの子かもしれない、この子かもしれない・・・。

「ダメなようなら休んでいても良いですよ」

ひとまず、保健室の先生の厚意に甘えることにした。

「すみません、そうします」


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