社会問題小説・評論板
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- 悪魔が住む場所
- 日時: 2012/09/08 18:29
- 名前: らぶりーめめ★ (ID: rRkS7ah/)
こんにちは。
らぶりーめめ★です!
(コメディ・ライト小説のほうでは「らぶりーめめ☆」です☆)
文才ないし、駄作になると思います!
それでも「見たいなぁ!」と、思う人(←いないと思うけどw
どうぞ、見てってください☆
- Re: 悪魔が住む場所 ( No.1 )
- 日時: 2012/09/08 18:35
- 名前: らぶりーめめ★ (ID: rRkS7ah/)
*第0話*
0話では、
「登場人物紹介」
を、させていただきます♪
主人公<幹夫 由奈>
(みきおゆな)
準主人公<芹沢 真理奈>
(せりざわまりな)
- Re: 悪魔が住む場所 ( No.2 )
- 日時: 2012/09/08 19:08
- 名前: らぶりーめめ★ (ID: rRkS7ah/)
*第1話*
ギィ
部屋のドアを開け、なかにはいる。
そして、とりあえず部屋中を見回す。
ベット、本棚、机。
何をやろう。
何もやる事がない。
そして、仕方なくイスに腰掛けた。
机においてあるのは・・・
文房具、教科書、パソコン。
がらっとした机の上で光っているのは・・・
ナイフ
だ。
すみっこにおいてある、果物ナイフだ。
いつでも、死ねるように・・・。
死にたい。
この世から消えてみたい。
そこで、悲しむ人はいるのかな。
いる訳ない。
私はひとりぼっち。
ううん。
本当の仲間がいない、だけ。
私はそっと、ナイフを手に取った。
「どうやったら死ねるの?」
思わず声に出してしまった。
『どうやったら死ねるの?』
どうしても・・・死ねない。
私はナイフを置いた。
そして、パソコンの電源を入れた。
検索画面。
私は・・・・
『自殺』
と、いれて、検索してみた。
こんなの・・・
弱虫がやることってわかってる。
はずかしいことってわかってる・・・。
でも・・・
私は弱虫なんだもの。
仕方がない。
やっと、検索結果が出た。
『どうしても死ねません』
さっそく、私にぴったりのサイトを見つけた。
開いてみる。
それは・・・
コミュニケーションサイトだった。
サイト名は「自殺願望」だった。
『どうしても死ねません。』
『うちもそうだよ。死ねないの。どうしてかなぁ・・・。』
『死のうと思えば死ねるよ。勇気としっかりした決心があればね。』
『怖かったら、もうちょっと待ったほうがいいよ。』
『今から、死にます。』
『さよなら・・・。』
『元気でね〜。』
そのやり取りをみて、おもわず手が震えた。
おそるおそるキーボートをさわってみる。
『私も・・・死ねないんです。』
送信ボタン。
怖い。
けれど、これですくわれるきがするから。
仲間ができる気がするから。
<送信>
<送信しました!>
した・・・。
できた・・・。
新しい人生が
カウントダウンを始めた気がした。
- Re: 悪魔が住む場所 ( No.3 )
- 日時: 2012/09/08 19:41
- 名前: らぶりーめめ★ (ID: rRkS7ah/)
*第2話*
コンコン
部屋をたたく音がした。
私はびっくりして
思わずパソコンをバタン、と閉じた。
ギィ
「あ、由奈。」
「お母さん・・・。」
お母さんなら・・・
好きにしなさい
って言うかもしれない。
お母さんなら・・・ね。
「ね・・・ぇ・・・。」
「?どうしたの。」
お母さんは、
私の気持ちをまったく理解していないようで、
いつものようにキョトンとした。
いえない。
やっぱりいえない。
お母さんに心配かけられない。
ないしょにしておこう。
あのこと・・・は。
「ううん。な〜んにも!」
「そう。あ、これ。」
「なにそれ。」
お母さんが持っていたのは・・・
一通の手紙だった。
「これ。お友達の芹沢さんからよ。」
芹沢・・・さん・・・?
まさか・・・
真理奈ちゃんのこと・・・??
お母さんは、私に手紙を握らせると、部屋を出て行った。
そのあと。
私はどうしても手紙が開けなかった。
そして、とっさにふたたびパソコンを開いて、あのサイトにいった。
そこには、もうさっき私が投稿した文章に、沢山コメントが届いていた。
『そうなんですか?一緒だね。』
『その苦しい気持ち、わかるよ。』
中でも、一番心にのこったのは・・・
『あなたは、ひとりじゃないよ』
ひとりじゃ・・・ない・・・。
安心した。
ひとりじゃない。さびしくない。
死ぬ気も少しは失せた。
でも・・・
真理奈ちゃんからの手紙を見て
また死にたくなった。
カタカタカタカタッ
『大嫌いな人から手紙が来たんです・・・。』
打って、次はすぐに送信した。
すると。
すぐに返事が返ってきた。
『勇気を出して。見てみな』
『そうだよ!見てみないと。』
でも・・・怖い。
でも・・・
見よう。
そして、そっと封筒からだしてみる。
そこには。
『由奈へ』
の文字。
その下に書いてあったのは・・・
『このクズ。今日は帰り道に逃げやがって。明日遊ばせないとマジ怒るから。アンタに仲間なんていないんだから。ひまつぶしに遊んでやってるだけでも感謝しなよ。バァカ。てめェ、ウザいんだよ。』
・・・。
あたまに電撃が走った。
われに戻って
思い出した。
真理奈ちゃんの本当の姿を。
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