社会問題小説・評論板

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僕の彼女は病んでいます
日時: 2012/11/10 20:53
名前: 華簪バトラ (ID: XUGdPw3h)

クリックありがとうございます。
初めまして、または、こんにちは。
華簪バトラと申します。
今回は、最近、CMなどで見る、認知症の小説を書いてみようかと思います。

僕は、認知症のことは調べましたが、間違った書き方をするかもしれないので、見つけた方は、注意していただけると嬉しいです。

そして、ココからは注意となります。
僕は文才はあるかどうかは自分では判断できませんので、そのことを承知でお願いします。
あと、チェーンメール、荒らしなどは歓迎しませんので。
僕が嫌いな人も、即効逃げてください。
そして、認知症の小説に対し、不快感を覚える方も、回れ右した方がよろしいかと。

……これでも帰らないのですか?
では、しょうがない、付き合ってやろう。ってな感じの人は先にお進みください。


目次

プロローグ>>1



お客様

Re: 僕の彼女は病んでいます ( No.1 )
日時: 2012/11/10 20:53
名前: 華簪バトラ (ID: XUGdPw3h)

≪プロローグ≫



それは、いつもと変わらない、朝の教室でのこと。
俺は、愛しい彼女と、他愛もない話をしていた。

彼女は、いつものように、友達の話や、テレビの話をする。

クラスの女子と一緒に、買い物に行ったこと。
そこで、皆で話したこと。
その話が、とても面白くて、腹を抱えて笑ったこと。
そんな、いつもと同じような話をしていた。

話をしている途中に、彼女は、突然口を閉じた。
そして、何かを考えるように、思慮深げにうつむいた。

「どうしたの?」

俺が、うつむく彼女を心配そうに見つめると、彼女は眉間にしわを寄せながら、俺にこう聞いてきた。

「ねぇ、私って、何の話してたんだっけ?」

彼女はそう言って、また、うつむいてしまった。

「何の話って、君が買い物してた時に、友達から聞いた話だろ?」
「あぁ、そうそう!」

俺が教えてやると、彼女はパッと顔を明るくした。
俺はやれやれと肩をすくめながら、ため息をついた。

「君、最近、物忘れがひどくなったよね」
「……そうかもね」

彼女は、眉間に寄せたしわを深くする。


彼女は、最近、物忘れがひどくなっていた。
それは誰にでもある、ちょっとした物忘れだった。




この時、俺は、物忘れなんて誰にでもあることだと思っていた。
でも、違った。
彼女のそれは、ある病気の訪れを示していたのだ——。

Re: 僕の彼女は病んでいます ( No.2 )
日時: 2012/11/10 21:35
名前: 世界 ◆hdwFu0Q9Eg (ID: pUqzJmkp)

気になる内容ですね。
応援してます ノ

Re: 僕の彼女は病んでいます ( No.3 )
日時: 2012/11/14 16:47
名前: 華簪バトラ (ID: wZEf2naw)

>> 世界様

応援、ありがとうございます。
認知症のことを詳しく書けたらいいと思っています。

更新、頑張ろうと思います。

Re: 僕の彼女は病んでいます ( No.4 )
日時: 2012/11/20 19:27
名前: 華簪バトラ (ID: HDdiVM53)

俺の彼女は、最近、物忘れがひどくなった。


まず、話の内容を忘れることから始まる。
俺と彼女は、家が隣同士なので、一緒に駅へ行く。
その時に、昨日のことを話し合うのだ。
友達と遊んだこと、テレビの内容、テストの点数。普通の学生が話す、他愛もないような話だ。
彼女は、それらを話している途中、口を噤む時があるのだ。
口を噤むと、俯きながら、何か考え込む。
そして、しばらく考え込み、どうしたのかと聞くと、こう言うのだ。

「ねぇ、私達、何のことを話していたんだっけ?」


そう聞かれると、俺は笑いながら、彼女の背中を軽くたたく。
彼女は俺を睨みつけ、本気で困っているということを伝えようとする。
それを伝えられる前に、俺は、おおまかな話の内容を説明する。

それだけなら、まだ良い。


学校に着けば、教科書を忘れた、ノートを忘れたなどと騒ぎ出す。
彼女は、以前は、忘れ物なんてしないような人だった。
いつも、教科書やノートはきちんと持ってくるし、その他に辞書まで持ってくる。
しかし、最近の彼女はと言えば、週に一回は何かを忘れてくる。


そして、帰る頃になると、駅で切符を買うのだが、どこの切符を買えばいいのかを忘れる。
ここまできたら、もう危ない。
そんなことがあってから、俺は、毎日毎日、彼女に忘れ物はないか、どの駅の切符を買えばいいかと、口を酸っぱくして言っている。

それでも、彼女はぽうっとしながら、子供のようにうんうんうなずくだけだ。
そんなところが、素直でかわいいのだけれど、人の話を聞いていないような感じもして、少しだけ憎らしい。

でも、こんな風に、彼女のことを助けていると、自分が必要とされている存在みたいで、嬉しくも感じる。

今日も、彼女は、何か考え込むように、俯いた。
あぁ、今度は何を忘れたんだろ。
俺はため息をつきながら、肩をすくめた。


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