社会問題小説・評論板
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- 御免なさいと有難う
- 日時: 2012/12/08 17:11
- 名前: 暗証 (ID: m1/rt.pA)
初めまして、暗証です。社会問題系の小説は、初めてとなります
前作では、コメディの方で「魔王様が人間界へ来るそうです」を書かせて頂いています
前作と引き続き、駄作で亀更新ですが、よろしくお願いします
Ⅰ 荒しや喧嘩などは受け付けておりません
Ⅱ 暴言や中傷なおも受け付けておりません
【登場人物 主人公や悪役など主な人物です】
♀年齢:16歳 小沢 梓(おざわ あずさ/ozawa azusa)
両親が殺人者であり、口癖が御免なさい。明るい人が苦手。黒髪ストレート。
右目に眼帯をしていて、睫毛が長く、制服はちゃんと着る。ヘッドフォンをしている。
容姿は美人でスタイル抜群。成績優秀、運動神経抜群。
♂年齢:16歳 桐谷 瑠唯(きりたに るい/kiritani rui)
梓の両親に母親と父親を殺された。その為、復讐をしようと考える。
転校生。黒い瞳にブラウンの猫毛。黒い眼鏡に神話の本。
容姿は、美男で背が高い。成績優秀、運動神経抜群。
♂年齢:16歳 桐谷 和(きりたに かず/kiritani kazu)
梓の両親に母親と父親を殺された。その為、復讐をしようと考える。
転校生で瑠唯の双子の弟。ブラウンの瞳に金髪。銀のピアスに釣り目。
容姿は、美男で背が高い。意外に細身。運動神経抜群。
♀年齢:16歳 桐谷 心優(きりたに みゆ/kiritani miyu)
桐谷家に拾われた、養子。梓の両親に桐谷家の両親が殺された為、復讐をしようと考える。
転校生で瑠唯たちの義理の妹。ブラウンのツインテールにタレ目の瞳。
容姿は、可愛いくて背が低い。運動神経抜群で成績優秀。
♀年齢:16歳 大石 唯(おおいし ゆい/o-isi yui)
性格が悪く、わがままでいじめっ子。梓をいじめている。お嬢様。
梓と同じクラスでクラスの中心的な存在。友達が多い。
ブラウンのポニテにブラウンの瞳。赤色のカチューシャを着用。
容姿は、可愛いが一般的。運動神経はそこそこだが、成績は良い。
- Re: 御免なさいと有難う ( No.1 )
- 日時: 2012/12/08 18:40
- 名前: 暗証 (ID: m1/rt.pA)
「……母さん、父さん———どうして、あんなこと。何で…」
朝早くから涙を流す。寒い寒い冬の朝、私の目の前にはストーブ。
椅子から立ち上がり、涙を服で拭きながらキッチンへ向かう。
まな板を出し、包丁を持つ。その包丁をじっと見ながら、包丁を指に近づける。
何で私があんな事をされなきゃいけないの…?
私が殺してなんかいないじゃん…殺したのは、父さんと母さんじゃない。
両親のせいで私が酷いことをされてる。もう、私は死んだ方がいいのかもしれない。
ううん、死んだ方が良い…死んだ方がマシなんだ…
包丁を心臓の前に向ける。…でも、カタカタと手が揺れ包丁が落ちる。
体が崩れ落ち、涙がこぼれる。本日、2回目の涙。
手で顔を覆い、酷い顔を包み込む。
ハッと時間の事に気付き、顔を洗い制服に着替える。そしてマフラーを巻く。
小さい頃に両親に作ってもらったマフラー。母さんと父さんの匂いがする。
マフラーに顔を埋め、少しだけ深呼吸をして玄関に向かう。
- Re: 御免なさいと有難う ( No.2 )
- 日時: 2012/12/08 19:08
- 名前: 暗証 (ID: m1/rt.pA)
靴を履き、ドアに手を掛ける。そしてドアを引き、外に出る。
ジャリッと音がし、下を見る。真っ白で冷たい物。
小さい子がはしゃぎながらその白い物を投げて遊んでいる。
それは、冬の季節に定番の雪。
冷たくて手が凍りそうで…でも、遊ぶと楽しい。
雪とはそういう物。そして、学校に着き教室に入る。
一般的には、学校に入ると「おはよーう」「今日の授業嫌だわー」とか言って、友達と話す。
でも私は、その真逆で温かくなくて冷たくって…苦しい現実の言葉。
「うっわー…来た…殺人者の娘。死ねばいいのにね…此奴。一個平和ができるしねぇ」
「あー確かに!———小沢梓ちゃぁーん!死んでくれないかな?一生のお願いだからさー」
その言葉を無視して黙々と自分の席に向かう。すると、後ろにあの人が来る。
そしてバケツを構えて私に向かって何かを掛けた。それは、冷たい液体、水だった。
行き成り水をかけらてた為、体が反応する。
ビショビショにすれた制服。そして制服が透き通っている。
男子からの目は、いやらしい目つきに変わる。すぐさまブレザーを着て服を覆う。
あの人が、小さく舌打ちをして私の胸蔵を掴む。あの人とは、大石唯。
クラスの中心人物でもあり、お嬢様でもある。
容姿は一般的だが、なぜかとモテる。
すると先生が入ってきて皆は、すぐに席に着く。私の周りには水。
だから先生に片付けなさいと言われ、先生にも信頼が薄い。
人間ってそんな物…そんな事を改めて思った。
- Re: 御免なさいと有難う ( No.3 )
- 日時: 2012/12/08 20:01
- 名前: 暗証 (ID: m1/rt.pA)
「よし、片付けたな。じゃあ、転校生を紹介する。入ってこい」
そう言って、扉が開いて美男美女が入ってくる。
男女ともに美がつく容姿で誰もが憧れる存在。男子は目をハートにさせる。
女子も目をハートにさせて黄色い歓声をあげる。…私以外ですけど。
バチッと転校生君の一人と目が合う。その男の子は、桐谷瑠唯というらしい。
なんとも優等生らしい、容姿に女子は胸にキュンときたらしい。
だからその桐谷くんの顔を見てうっとりしている。
「じゃあ、桐谷達はアイツの周りな。…えっとアイツの名前は小沢梓だ」
「はい、分かりました」
そう言って、私の隣や後ろに座る。一個思った事がある…
桐谷ってあの————?あの、父さんたちが殺した…?
当たっているっというように、後ろからボソッと呟く声。
それは残酷で苦しくて。もう、壊れそうなほどだった。
—お前なんか、死ねばいいのに—そうしっかりと聞こえた。
ブルブルと体を震わせる。
————怖い
- Re: 御免なさいと有難う ( No.4 )
- 日時: 2012/12/08 20:48
- 名前: 暗証 (ID: m1/rt.pA)
「起立、礼。有難うございましたー……梓ちゃーん」
ブラウンの色のポニテを揺らし、こっちに来る、大石さん。
体を震わせながら、大石さんに顔を向ける。大石さんの手には、ナイフ。
瞳を大きくして席を立つ。逃げるように保健室へ向かう。
一番信頼できる相手…それは、涼先生。誰にでも優しくてカッコ良い。
そんな先生は私の味方なんだ。
恋愛感情ではないけど、大好きな人なんだ…世界で一番。
涼先生は、保健室の先生。その為、涼先生目当てで来る人も多い。
ガラッと扉を開けて涼先生に飛びつく。
涙をボロボロと流して先生の白衣を汚す。
すると、優しく私の頭を撫でてくれる、先生。そして突然甘い匂いに包まれる。
顔をあげると赤い顔をしている先生。ギュッと先生の白衣を掴む。
「梓…———好きだ」
「え……んっ…あっ————」
行き成りキスをする、先生。バッとその温もりから離れる。
失礼しましたっと焦りながら教室に向かう。
- Re: 御免なさいと有難う ( No.5 )
- 日時: 2013/01/27 21:16
- 名前: 暗証 (ID: tmcDqXQU)
上げときます。
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