社会問題小説・評論板
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- いじめなんて
- 日時: 2013/03/21 08:40
- 名前: りるれ (ID: CMSJHimU)
初めまして。
まず、読む前に注意事項を読んでください。
注意事項
1 この小説は短編集です。
2 荒らしお断りです。
では、始まります。
- Re: いじめなんて ( No.1 )
- 日時: 2013/03/26 14:34
- 名前: りるれ (ID: lwQfLpDF)
第1章 まさか…。
あたし、望月沙良、中学1年生。
あたしは吹奏楽部に所属している。
しかし、そんな吹奏楽部で、とある事が起こっている。
それは…
いじめだ。
きっかけは、コンクールの2ヶ月前だった。
未夢「はーい、今日は話があるわ。」
この人は2年生の松井未夢先輩。
吹奏楽部の部長である。
未夢「コンクールが2ヶ月前な訳だけど…何の曲がいいか、1年生達で話して欲しいの。」
沙良「(え…あたし達で…。)」
未夢「それじゃ、望月さん、お願いね。」
沙良「え…あ、はい!」
智香「はあ?無理!あたしメンドーだから変える!」
沙良「え…ちょっと!」
この子は今井智香、いつも自己チューであたしの問題の種だった。
沙良「も〜…帰っちゃった…。」
しかも私はまさかの言葉を耳にした。
彩希「ねえ、あの智香ってやつ、ムカつかない?」
さっきの子は南田彩希。
沙良「え…別に…。」
彩希「あっそ。」
まさかこれがとんでもない事になるとは誰が想像したのか…。
実はあたしは智香と彩希とは同じB組だった。
対して仲がいいとかではない。
そしてその翌日、教室で…。
彩希「ねえねえ…。」
彩希のグループだ。
メンバーは主に、牧原百合、野々山理花、川上英理菜、彩希を含めて4人だった。
(ガラガラ…。)
智香「おはよー♪」
沙良「おはよう。」
彩希グループのメンバー「…。」
突然智香へのシカトが始まった。
でも智香は気づくはずもなく…。
智香「ねえ沙良、こないだのドラマ見た?」
智香はあたしに話しかけた。
自己チューなのが気にくわなかったが、あたしは智香が嫌ではなかった。
沙良「見た見た!」
智香「まさか、婚約者が犯人なんて思わなかったよね〜!」
沙良「あたしも!てっきり隣人が犯人と思ったもん!」
智香「あたしもあたしも!」
彩希「(小声)なんなのよあいつ、マジ迷惑。」
英理菜「(小声)あいつマジB組のガンだよねー。」
百合「(小声)クズ以外何でもなくない?」
理花「(小声)いやいや、邪魔すぎて逆にクズのくの字もないっしょ(笑)」
そして帰り道。
この日は部活も休みだった。
千江「沙良!」
沙良「あ、千江!」
この子は親友の森山千江、クラスはC組と違うけど、幼稚園からの幼なじみで、なんでも話し合えた。
千江「てかさ、うちの担任マジキモいの(笑)」
沙良「松崎でしょ、分かる、あんな厳しい顔なのに女子にはめちゃくちゃ甘いよね、逆に引くっつーの(笑)」
千江「てかさ、沙良んとこ町野先生でしょ?あの人超イケてない?」
沙良「あー、今31らいよ。」
千江「マジで!?20代だと思った!」
沙良「しかもバレーの顧問でしょ?いいなー千江。」
千江はバレーがすごく上手で、校内ではエース候補とも言われていた。
千江「ねえ、あれあんたと同じクラスの智香ちゃんじゃない?」
沙良「あ、ホントだ!でもなんで知ってんの?」
千江「あたし放送委員じゃん?あの子もなんだ。」
沙良「(そっか…智香って放送委員だったっけ…。)」
千江「てかなんか元気なくない?沙良、なんか心当たりある?」
沙良「え…いや…。」
ホントは知っていた、でも、言えなかった…。
〜続く〜
- Re: いじめなんて ( No.2 )
- 日時: 2013/03/29 01:18
- 名前: りるれ (ID: Mg3hHTO1)
そしてさらに1週間経ち、彩希グループによるいじめは、さらにひどくなっていた。
智香「おはよー。」
(バシャーン!)
彩希グループ「ハハハハ!」
彩希「智香どうしたの〜?(笑)」
百合「雨にでも濡れたんじゃん(笑)」
理花「キモー!超吐き気すんだけど(笑)」
英理菜「かわいそうにね〜♪」
智香「…。」
沙良「(ひどい…。)」
智香「…!」
(ダッ!)
沙良「智香…。」
?「ね、ねえ…。」
沙良「あれ?あ、吉森さん!」
この子は吉森真紀。
成績優秀で、いつも学年ではベスト3している優等生。
真紀「智香ちゃん…彩希ちゃん達からひどいいじめ受けてるよね…。」
沙良「うん…。」
あたしはどうしたらいいか分からなかった。
もちろんクラスの違う千江はいじめなど知らなかった。
先輩達などは当然知らない。
沙良「ねえ吉森さん、あたし達で、智香の事、助けようよ。」
真紀「うん。私もいじめなんて嫌いだもん。」
こうしてあたしは吉森さんと一緒に智香をいじめから救う事に決めた。
そして、さらに1週間経ち…。
私は千江に智香がいじめに遭ってる事を話した。
千江は、なんと、こう言ってくれた。
千江「私もいじめ無くすの協力する!」
沙良「千江…ありがとう!」
真紀「おはよう沙良ちゃん。」
沙良「おはよう吉森さん、あ、千江、この人吉森さん、同じクラスなんだ。」
千江「へえ〜私は千江、よろしくね、あなたもいじめ無くすのに協力するの?」
真紀「うん。いじめって許せないもん。」
こうして私達3人は、智香をいじめから救うと誓った。
そして、クラスに着いて…。
沙良「智香は…いたいた!」
智香「沙良…。」
彩希「マジウザイよね。」
百合「ねー、いるだけでむしず走るわ。」
英理菜「てかさ、あいつマジいらないよねー。」
理花「つーかなんで学校来てんだろーねー、邪魔なだけじゃない?」
智香「(なんで…私のどこがいけないの…。)」
いじめをやめたい。
けど、なかなか言えない。
でも先生は信じてくれないかもしれない。
そして、その日の2時限目の体育が終わった時、事件が起きた。
理花「え…あたしの財布の中身空なんだけど!」
英理菜「マジ!?誰だし!?」
彩希「どうせ智香だって、あたし達をひがんで金盗ったんじゃん?」
百合「サイテー!智香もはや存在価値ミジンコ以下じゃん!」
智香「…!」
沙良「あ…。」
真紀「え…。」
彩希「智香ドロボー。」
英理菜「サイテー。」
百合「死ね。」
理花「ざけんじゃねーよ。」
智香「(ひどい…私じゃ無いのに…。)」
沙良「そんな!智香が盗む訳ないでしょ!」
彩希「はあ?じゃあ沙良証拠見せろよ。」
沙良「そ、それは…。」
真紀「証拠ならあるわ、私達はあなた達よりも先に教室を出たもの、智香ちゃんが犯人なら、私達3人全員容疑者という事になるわ!」
理花「出た出た、クラス一のガリ勉女吉森。」
英理菜「絶対智香だから。」
百合「クズ。」
そしてそのまま3時限目のチャイムが鳴った。
〜続く〜
- Re: いじめなんて ( No.3 )
- 日時: 2013/03/30 21:22
- 名前: 優花☆ (ID: d3Qv8qHc)
初めまして。
優花と申します。
すごく面白いです!
これからも読みます!