社会問題小説・評論板
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- 死のゲーマー
- 日時: 2013/04/02 23:22
- 名前: 牟川 (ID: uwFalb0C)
皆様,初めまして。シリアスダーク掲示板で投稿させていただいている牟川と申します今後よろしくお願いします。
今回の小説は死のゲーマーという作品であるのですが,社会問題系かシリアス系か迷ったのですがとり合えず社会問題系にしました。
- Re: 死のゲーマー ( No.1 )
- 日時: 2013/04/02 23:24
- 名前: 牟川 (ID: uwFalb0C)
死のゲーマー
序
「何だここは!?」
私が目を覚ますと見覚えの無い部屋にいた。2043年に入った早々にこんな目に遭う
とは災難である。それは置いといて私が今ここにいるこの部屋は薄暗く気味が悪かった。
それに,どうやらどこかの廃ビルの高い階の部屋であるようだ。私はとり合えず立ち上が
り部屋を見渡すと人影を見つけたのでとり合えず声を掛けた。
「すみませんが,どなたかそこにいますか?」
私が声を掛けると,人影は反応した様子でこちらを見てきた。
「あれ,おじさんやっと目が覚めたのか。・・・・,あ,俺は高3の丸山忠道。」
どうやら私が声を掛けた人物は高校生の青年である様だった。まあ見るからして高校生
に見えるし,嘘ではないであろう。
「あ,私は新木大平と申します。で,ここは何処なんですか?」
「俺も知らねえよ。それよりあっちの電気のついた部屋にたくさん人が集まっているよう
だから行かないか?」
私は,丸山と言う青年の言うとおり別の部屋へ向かうことにした。・・・先程から気に
なっている事だが,どうやら私は誘拐されたようである。
私が,その部屋に来ると5人の人間がその部屋にいた。その5人は10歳ぐらいの少女
が1人,同じく少年1人,中年と思われる男性が1人,20代ぐらいの女性が2人と年齢
層がバラバラだ。まあ120歳代の人間がここに1人いますがね・・・・・私ですが。
「あ,じいさん,やっと起きたの?」
20代ぐらいの女性の1人が私を見てそう言った。どうやらこの様子では私はすでに5
に知られていると言うことだろう。
「ちょっと,広美,お年寄りなのに失礼でしょ!・・・あ,ごめんなさい私は千葉美紀子
って言います。」
「何よ,美紀子。別に失礼な事していないじゃん。まあ,私もとり合えず自己紹介します
か,山村広美よとり合えず,よろしく。」
私の勤めている仕事上,美紀子と言う女性は何と言うか絶対権力に負けてしまうタイプ
で,広美と言う女性は逆に権力へ向かっていく感じがした。そして,次に中年の男が簡単
な自己紹介をして10歳ぐらいの少年も,さすがガキめって感じで自己紹介を済ませた。
「あ,あの。私は北村ミレンといいます9歳です。」
ミレンと言う少女は私を妙に見つめて自己紹介をしてきた。・・・,別に変な意味ではな
いが,9歳ぐらいの少女に妙に見つめられると私はあの事件を思い出してしまう。
「私は新木大平と言いますが,何故私はこんな所にいるのですか?」
私が,そう言うと中年男性がいろいろ説明してきた。
「どうやら,自分たちは変なゲームに巻き込まれたようなのですよ。詳しいことはわかり
ませんがこの画面からミッションが出されて私たちはそのミッションに参加しなくてはい
けないようです。」
ゲーム。最近馬鹿な連中が人を実際に殺すなどと低レベルな事を行うこと事が増えてい
るようであるが,私はそれに巻き込まれたようなのである。こうなった以上,敵の策略に
一旦乗るのが私の人生経験上の考えであるので,まずミッションに参加することにした。
私はこの時敵を見下していた。いざとなったら隠し持っているマシンピストルもあるし,
長い人生ので得た知恵もある。だが,敵=ゲームの黒幕は恐ろしい計画を始めていた事に
私は気づきもしなかった。
序 終わり。
次回,死のゲーマー前編
- Re: 死のゲーマー ( No.2 )
- 日時: 2013/04/05 22:39
- 名前: 牟川 (ID: 5EErTwqm)
私の小説の定番,キャラ紹介は後。
死のゲーマー登場人物
新木 大平(128歳)
職業不明。小説史上128歳の主人公っているのか?それより,128歳で元気なのは魔法でも使ってるのか・・・・・。これ以上言うと冗談ではなくなるのでやめておこう。
丸山 忠道(17歳)
ある作品の泡沫キャラの丸山丸夫の兄と言うことはこの作品には関係ないが,彼についてはこれくらいしかない。
丸山 丸男(何歳だっけ)
この作品には一切話にも出てこない忠道の弟と言う設定だけ。ついに設定だけの存在なったよ。
弁道 護(40歳)
名字に関係してか弁護士をしてるらしい。今回のゲームを乗り越えるためにリーダ的な存在。
北村 大貴(11歳)
ミレンの兄。妹思いで優しい兄だ。
北村 ミレン(9歳)
大貴の妹。お兄ちゃん子で泣き虫で,つい,守りたくなってしまう子。
千葉 美紀子(20歳)
大学生。広美の友人で人の言うことをすぐ信じたり,従ってしまうタイプ。
山村 広美(20歳)
大学生。美紀子とは正反対の性格で自分の意見はすぐ言うタイプ。
- Re: 死のゲーマー ( No.3 )
- 日時: 2013/04/08 16:58
- 名前: 牟川 (ID: 5EErTwqm)
死のゲーマ− 前編
馬鹿なゲームの主催者は,この建物のスピーカーでゲームについてのルールやミッショ
ンのやり方などを教えてきた。ミッションに参加しなった場合はいつの間にか腕にはめら
れていた腕輪から猛毒の付着した針が遠隔操作によって皮膚を貫くらしい。・・・つまり
死ぬという事である。で,ミッションは人によって違うらしくもし他人に教えた場合は失
格となり腕輪から以下略・・・となる。で,なんだか知らないが,勝者だけが帰れると言
うらしいのだ。・・・・・,全く何処かの精神の狂った馬鹿はこの私を殺そうとしているわ
けであるらしい。
「皆さん,とり合えず指定された時間になったら各自ヘッドフォンをつけてミッション内
容を聞きましょう。」
弁道の案は,まずはミッションの内容を知ってから対応しようと言う案である。私もこ
の案には賛成であるため特に異論は無い。
「でも,ミッションに参加するってこのふざけたゲームに従うってことじゃない?」
だが,大学生の山村は早速弁道の案に難色を示したようだ。まあこのふざけたゲームが
気に食わないのはわかるが,まずは敵の手に乗ると言った戦術を取るべきである。
「山村さん,ミッションに参加しなければ相手は殺すと言ってるのです。こちらは事態を
変える手はありません。ですからまずは聞くだけ聞きましょう。」
「そうね,確かにこっちは何も出来ないわけだもんね,それに携帯電話も通じないみたい
だし。」
・・・,携帯電話を通じないようにジャミングでもしたのは分かるが何故取り上げなかった
かが少々気になる。その結果,私はマシンピストルとある物を今,現時点で所持している
からだ。まあ,運が良かったとでも思っておくことにしよう。
「おい,もう時間だ。」
丸山の声に皆反応した。意外と時間が経つのは早いものである。
「では皆さん各自指定されたヘッドフォンつけましょう。」
そして,弁道の指示で皆ヘッドフォンを着けた。
『・・・・・,あなたのミッションを伝えます。あなたはこのゲームが終わるまでルール違
反さえしなければ特に何もする必要はありません。敢えて言うならあなたはこのゲームの
観戦者的な者です。では,がんばってください。』
何と言うか128歳にてある意味馬鹿にされた気分だ。よりによって何もしないと言うミ
ッションだったのだ。
ちょうど同じころ他の新木を除く他の参加者のミッション内容は・・・・。
『あなたのミッションは,参加者の内誰か1人の左手の指を全て切り落としてください。
道具は後で指定する部屋に隠してあります。尚,自分の左手もOKです。』
『あなたのミッションは,猛毒を含んだオレンジジュースを誰か1人に飲ませてください。
つまり,人を殺すということです。ジュースの缶は後で指定する部屋に隠してあります。』
『あなたにはミッションではなく,名前は公開しませんが,その他6人の参加者のミッシ
ョン内容について教えます。ある人物は特に何もする必要はなく・・(作者の都合上以下略)
尚,このミッション内容についてはあなたは誰か1人のみに教えることを許可します。』
『あなたはのミッションは,ムカデを沢山食べてください。尚そのムカデの入った箱は後
で指定する部屋に隠してあります。そして最後にそのムカデは指定されたあなたの部屋で
食べなければ失格となります。』
『あなたのミッションは拳銃で2人を参加者を殺してください。尚,拳銃は後で指定する
部屋に隠してあります。』
『死のゲーマ殿。ゲーム審判である私からのお願いがあるのですが,ルール違反とは言わ
ないものの,ゲームとって不都合な人間の排除してほしいのですが。・・・お願いします。
ちなみにあなたがルール違反をした場合は気絶する薬を仕込ませていますから大丈夫で
す。』
皆,ヘッドフォンを外すと暗い顔になっていた。私に関しては腹が立ってイライラして
おり,後でこのゲームの主催者の連中は特別法廷で有罪にして全員刑務所にぶち込んでや
るつもりであるが,やはり他の人たちはこの手のゲームのことだから殺害を命じられた人
もいるのだろう。こんな時に恐怖心も無く復讐心に燃える私は呪われているのか?・・。そ
う言えば,恐怖心と言えばノモンハン事件でソ連軍相手に戦った時は怖かった覚えがある。
・・・・「新木大隊長,馬島連隊長より通達です。新木歩兵大隊は午前9時を持って敵戦車
部隊へ決死の突撃を敢行すべし。との事です。」・・・。
その報告の後,私の率いていた歩兵大隊は各自爆薬を持って敵戦車部隊に突撃し戦車の
下に潜りこんで爆発させ,私も戦車3台ぐらい吹っ飛ばしたが吐きそうなるほど怖かった
のだ。それはともかく相変わらず皆黙っているようであった。そしてここでスピーカから
声が流れてきた。
『皆さん,これより参加者全員に1人ずつ部屋を貸します。尚,その部屋がゲームが終わるまでのあなた方の生活スペースとなるでしょう。』
『各部屋にはベットとトイレがありますが,食料はありません。つまりゲームが速く終わらなければ餓死することもあります。』
『それはさて置き,参加者全員に部屋を貸すわけですが,参加者は他の参加者の部屋へ入った場合失格となりますから気をつけてください。』
そして各参加者の使用する部屋を教えられ参加者はとり合えず皆,各部屋へ入って行っ
た。
死のゲーマー前編 完
次回,死のゲーマー中編
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