社会問題小説・評論板
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- 大切な人たちにたくさんのありがとう
- 日時: 2013/06/09 14:38
- 名前: 中村美里 (ID: z6zuk1Ot)
- プロフ: http://misato
大切な人たちにたくさんのありがとう
序章
私はいつもへらへら笑ってる。
笑いたくなくても笑ってる。本当のの自分を隠すために。
第一章 私を思ってくれる友達たち
あいさつの元気な声が飛び交うここは、東葛城小学校(ひがしかつしろしょうがっこう)
6年。人数は16人だけ
私の学校は、人数が少ないためクラス替えがない。
だから小学校の間は、ずっと一緒だし幼稚園から一緒の子がほとんどだ。
小学一年生から一緒の子もいるけど、そんなに変わらない。
小学校の間だけは、みんなとずっと一緒だ。小学校の間だけは・・・
私たちの学校は、中学が分かれる。
私は、この日が来るのをずっと恐れていたんだ。
第二章 私と男子の最悪な関係
うちのクラスの男子の数は、6人
土井和成、坂口真也、谷口将人、植田慎、神原剛、細川修
(どいかずなり、さかぐちしんや、たにぐちまさと、うえだしん、かんばらつよし、、ほそかわしゅう)
この時の私はわかってなかった。この幸せが、大切なものが・・・
私は男子が大嫌いだった。4年の時ちょっとした嫌がらせがあったその前わたしは、
男子と仲良かったのに「裏切られたんだ」と思って絶望したんだ。
それから私は、男子を拒絶していたから男子との関係は最悪だった。
その関係は、改善されることなく悪化していくばかりだった。どうにもならなっかった。
取り返しのつかなくて、拒絶してる癖に「もういちど仲良くしたい」って思うだけで口には一言も出さないばかりか、「邪魔だ、消えろよ」などと暴言を吐いては後悔して一人泣いていた。
本当に馬鹿だった。孤独のほんとの意味も知らず、ただの一人ぼっちと解釈していた自分が誰よりも一番馬鹿で消えるべき人間であったのに。
意地を張って、何をしたいんだ?もっと正直になればよかった。もっと素直になれば。
今後悔してもうバラバラなんだ、私のことを覚えているかどうかもわからない。
お願いだから、助けて。
第三章 女子の温かい笑顔と怒り
私のクラスの女子の数は、10人
藤原光莉、堀田真理歌、史意海咲、山上萌、藤本愛奈、辻夏花、松本優理、太田朝奈、花川紅実、中村美里わたしだ。
(ふじはらひかり、ほりたまりか、やまうえもえ、ふじもとあいな、つじなつか、まつもとゆうり、おおたあさな、はなかわくみ、なかむらみさと)
女子は、とても優しかった。きずかってくれた。当たり前だった。いや、当たり前だと思ってた。そんなわけないのに。
女子には、みんなにあだ名があった。
光莉は、ひーちゃん。真理歌は、まり。海咲は、みさ。萌は、もっちー。愛奈は、あいちゃん。夏花は、なっちゃん。優理は、ゆうちゃん。朝奈は、あさ。紅実は、くみちゃん。
呼びやすいようにしただけのものだ。
こんな、ありきたりなあだ名も今の私にとってとても大切なものだ。
あさ「みさとちゃん、おはよ」
ひーちゃん「おはよー」
まり「おはよー」
みさと「おー、みんなおはよー。そーやカタログ持ってきたで!」
もっちー「あっれーみさとちゃーん宿題どうしたんかな—なんで遊んでんのかな—」(怒り)
みさ「まぁまぁもっちーそんな怒らんでも。」
あいちゃん「またみさとちゃんやってないん(笑)」
ゆうちゃん「またみさに見せてもらうんやろー。ところで今日もやっぱなっちゃん休み?」
なんて幸せそうな平凡な会話をしていられたのは、その時だけなんだよ。
第四章 自分勝手
3月10日後ろの黒板には卒業式まであと9日!と書いたカウントダウン。
卒業のお祝いで練習している下級生。
私には不快でしかたなかった、嫌だった。怖かった。離れるのが。不安だった。
もう卒業しなきゃいけない。そう思うとすぐなきだしてしまった。強がって、意地を張って、隠して。また一人で。
皆の前では、「もうすぐ卒業だねー。」ってへらへら笑いながらいって。
皆「みさとは、悲しくなさそうだね。まぁ塾で会えるしね」
みさと「そーだよ。会おうと思えば、会えるんだから!」
なんて、その時はたしかに塾でもあえるし、会おうと思えば会えるとも思ってた。でもその反面ほんとに?中学校の友達としか話さないようにならない?
って思ってたんだ。だから不安だったんだ。怖かったんだ。
そう思ってても信じてたみんなを。でも大丈夫?助けて信じさせて。
第五章 涙
3月19日
みんなが祝ってくれた。ありがとうって。そしてさよならって
この時だけみんなの前なのもお構いなしに大泣きしてしまった。
わんわん子供みたいにみんな大好きだから。我慢できなかった。
第六章 痛い
4月27日<LINEにて>
4月7日投稿
まり(学校どーやった?)
みさと(なっちゃんとまさとともクラスちゃうし
話し合わん子ばっかりやわぁーあんまりや)
まり(そーなん?あかんやんww)4月7日
みさと(やろー。どうしよー)
何日連絡をとってないの?
塾で話ししたっけ?あれ?4回しか会話できてなくない?
どうして?どうして?どうして?どうして?
やっぱこの程度?
いやだよ。やだよ。やだよ。やだよ。
あはははははははははははははははははははははははは
痛い。痛い?どーして?いつもならどうにかなるよって泣きながら自分を慰めてるのに。
あ、そうかどうにもならないんだ。手遅れなんだ。
寂しいよ。助けて。
いつも言ってるなぁ助けてって。一人で何もできないんだ。ここまで大切だったんだ
いまさら男子にもたよれないな。わかってなかったんだなぁ。男子も女子もかけがえのない存在だったんだ。何できずかなかったの?馬鹿だ。ほんとに。
ごめんね。馬鹿で。なんもわかってなくて。
大好きだよ。本当に。ずっと
だからお願いお願いだから、私から離れていかないで。
皆がいなきゃ私は、ダメなんだよ。お願い。お願い。
伝えることがまた出来ない。変わりたい。みんなと一緒にいるために。話ができるように。うまくいくように。でもどうせ変われない。
私は、ただの不良品だ。変わることすらできない。
第7章 一人孤独に。
わたしはまだ変わってない。
だから今変わるんだ。言って嫌われて、一人孤独になったとしても。逃げずに勝負するんだ。やってみなくちゃわからない。
みんながが嫌ったって私がみんなのこと嫌わなきゃいけないわけじゃない。
私がみんなのこと大好きなのに変わりは無い。
どれだけ嫌われて、嫌がられても前を向いていこう。
最終章 大切な人達にたくさんのありがとう。
みんなのおかげで。私はいろんなことを学んだよ。
友達の大切さ。自分の思っている以上に大きくて宝物のように素敵なものだってこと。
どうせじゃ変われない。変われないんじゃなくて。変わらないんだ。
私は、変われるよみんなのおかげだ。だから、
たくさんのありがとう届けるよ。