社会問題小説・評論板
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- さぁ、皆で復讐の謳を歌いましょう!
- 日時: 2013/07/29 14:21
- 名前: 曇り空 ◆RCpQKCQVZQ (ID: fh04XaZj)
プロローグ
私、風遠 瑞紗は今、いじめにあっている。
その理由?顔が不細工で太ってるから?ww
でもそんな人生も今日で終わり。
だって私は
死んだ“ふり”をするんだから!
そして
私を、いや、私達をいじめたやつらにみーんなで復讐するんだ☆
プロローグ 終わり
- Re: さぁ、皆で復讐の謳を歌いましょう! ( No.1 )
- 日時: 2013/07/29 14:38
- 名前: 曇り空 ◆RCpQKCQVZQ (ID: fh04XaZj)
登場人物
※みんな中学二年です
・風遠 瑞紗
ブスでデブのいじめられっ子。お金持ち。ある復習計画を企てており、自分を死んだことにしている。戸籍上でも死んだことになっている。死因は自殺としている。少々狂っている。時々目が黒から赤に変わる。
・谷上 茉樹
いじめっ子の中でもリーダー的存在。クラスの誰をいじめるかを毎週クジで決めていたが、やっぱり面白くなくなり瑞紗一人を徹底的にいじめ始める。
・茶桜 波葉
茉樹の取り巻き。茉樹の事を大事に思っている。
・神無月 未佳
茉樹の取り巻き。茉樹が大好き。
・佐々木 遥
瑞紗の幼馴染み。こう見えても男。瑞紗といじめに闘っていた。イケメン。
・高野 雅
元いじめられっ子だけど今はいじめっ子。茉樹の事をいつかこらしめてやると心に誓っている。
- Re: さぁ、皆で復讐の謳を歌いましょう! ( No.2 )
- 日時: 2013/07/29 15:03
- 名前: 曇り空 ◆RCpQKCQVZQ (ID: fh04XaZj)
第一話
今日、私が死んだ予定になる日。
お母さんに協力してもらい、学校に『娘が橋から落ちて自殺した』と電話してもらった。あと『葬儀は家族だけでするから私の娘のいじめに気づかなかったお前らはくるな』ともいってもらった。
一応お母さんは財閥のお嬢様でしかも今大手会社の代表取締役、つまりは社長で私の家族はお金持ちと言うことである。
皆には内緒にしてたけど。
お母さんに私がなくなったことにして、新しく戸籍をつくってもらいました。
跡継ぎには代わりないけれどね♪
今日、整形するの。傷あとは残らない世界最先端の手術。小顔にしたり綺麗な顔にしてもらったり、顔にあるニキビやほくろをとってもらったり体全体をいろいろしてもらった。
勿論脂肪吸引も。
そしたらあら不思議。
鏡の中にはとても綺麗な私が移っていた。
首もとも細くしたから、あの聞いてて耳障りな声は綺麗な美しい声に変わっていた。
白くて美しくてほんとお人形さんみたいとお母さんも言ってくれた。
お母さんは私に新しい名前をつけてくれた。
「今日から『白風 夢音』と名乗ってちょうだい♪私の本当の名前は白風雪なのよ。今まで偽名使ってたけど今度はこの白風家の権力を使って復讐してあげなさい。勿論、瑞紗という名前出して後悔させてあげてもいいわね。」
「お母さん。本当にありがとう。」
今まで住んでた町に新しく綺麗な大きい豪邸といっていいほどの家をたててもらった。
一応都会から引っ越してきた転校生という設定にするつもりなんだろう。
お母さんは早速少し変装して(まあ、瑞紗にはお母さんがいない設定で学校側に見られてないと思うけど)学校に転校の手続きをしてくれた。
さて、明日から楽しい楽しい登校日だ!
お母さんは最終的に正式にこっちに引っ越してくるんだって。
私はそれが楽しみでしょうがなかった。
- Re: さぁ、皆で復讐の謳を歌いましょう! ( No.3 )
- 日時: 2013/07/29 15:37
- 名前: 曇り空 ◆RCpQKCQVZQ (ID: fh04XaZj)
第二話
ついにあのクラスに転入するときが来た!
制服も勿論新品!だってあいつらにきりきざまられたしブカブカだし。
足も細くなったなー、と他人事ながら思った。
そういえばクラスはお金であのクラスにしてもらったぜ☆
で、今現在進行形で廊下でまたされている。
あのくそ教師がはいれの合図をしたので静かに教室に入る。
「では自己紹介をお願いします。」
くそ教師、ビビってやがるwwお母さんは白風家の事を話して釘を打ったらしい。
「私の名前は、白風 夢音と言います。よろしくお願いします。」
私は丁寧にお辞儀をする。
所々から歓声が聞こえてくる。
お辞儀したままニヤリとする。まだ気づかれてないようだ。
顔をあげるといろんな人が興味津々のようだ。
「えっと…質問のある人は手をあげて質問してくださいね」
素早く何人かの手が上がる。
「順番にどうぞ」
「す、す、好きなタイプを教えてください!」
それかい!質問した人は耳まで真っ赤になっている。こいつ、いじめには加わってはいないけど助けてくれなかった人だな。
「私は優しくて物腰が柔らかい人がタイプです。」
笑顔もつけて答えると「あ、ありがとうございました!」といって急いで席に座った。
次の人はあの雅だった。元いじめられっ子の。また、いじめっ子の。
「もしこのクラスに自殺した人がいますと言ったらどう思いますか?」
もし、じゃなくていることになってるし。
ちらっとあいつ…いじめの主犯の茉樹を見ると案の定凄く雅を睨んでいた。
私は凄く驚いた表情をして見せた。
「それって瑞紗さんのことかしら?」
今度はクラス中に驚きと戸惑いの声が聞こえてくる。
「何故って顔をしてるわね。いいでしょう。教えてあげます。挨拶ついでに。」
雅の顔が少しずつだが歪んでいく。
「瑞紗さんは私の友達でしてね、私に相談してきたんですよ。つい最近。私はいじめられてる。ある人たちから死ねと言われる。だからもう死ぬってね。
誰かは教えてもらえなかったんですがまさかこのクラスだったとは。ということはやはり本当のことだったんですね。」
「いや、このクラスじゃないよ!」
必死にクラス全体が手を横に降って否定している。
「そうですか。それならいいのですが。」
私は不安そうな表情をして見せる。
そして私は、
「これからよろしくお願いします。」
とこれ以上ないくらいの笑顔で深々と頭を下げた。
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