社会問題小説・評論板

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死ねない訳
日時: 2013/11/02 01:01
名前: レラン (ID: pqUQa2Av)

初めまして。レランといいます。
少しだけノーフィクションなところもあります。
私の体験をもとに作った話です。
小説は初心者さんです。温かい目で見守っていただけると嬉しいです。
更新は多分亀更新です。
コメントとかアドバイスとかくれると嬉しいです(*´∀`*)




キャラ設定>>1

プロローグ>>2


第1話小さい頃の記憶>>3

第2話突然の出来事>>4

第3話恐れていた事>>5

第4話図画工作>>6

Re: 死ねない訳 ( No.2 )
日時: 2013/10/19 11:18
名前: レラン (ID: pqUQa2Av)

プロローグ

私はいらない子




私はバケモノ




私は人間のクズ




私は世界のゴミ




私なんて死ねばいい




私なんて消えればいい




私なんてただの偽善者だ




消えてしまっても悲しむ人はいない




私はなぜまだ生きてるの??




私はなぜ死ねないの??




私はなぜ泣いてるの??




手首が痛いのはなぜ??




心が痛いのはなぜ??




誰か教えて欲しい。私が生きてるその訳を・・・・・・

Re: 死ねない訳 ( No.3 )
日時: 2013/10/19 12:09
名前: レラン (ID: pqUQa2Av)

それは、私が小2の頃でした。

.。o○ ○o。..。o○ ○o。..。o○ ○o。..。o○ ○o。..。o○ ○o。..。o○ ○o。..。o○ ○o。..。o○ ○o。..。o○ ○o。..。o○

「あの子が欲しい。あの子じゃわからん♪」

「ねぇ!!私も入れて!!」

「いいよー」

「あの子が欲しい。あの子じゃわからん♪」

その様子を見て、私も入れてもらえるかな。
そう思い私は話しかけた。
「私も入れて」
勇気を出して、話しかけた。初めて人に話しかけた。
どんな返事が来るかな。早く遊びたいな。
その気持ちは、一瞬で破られる。

「は?あんたを入れるわけ無いでしょ?!!気持ち悪い!!みんなーほかのとこ行こー」
そう言って、いなくなってしまった。
私は、とっさに「待って。」と言っていた。
返事は
「話しかけんなブス。消えろ。今すぐ。」
泣きながら私は教室に帰った。
そして一人っきりの教室で誓った。
もう、友達なんか絶対に作らない!!

Re: 死ねない訳 ( No.4 )
日時: 2013/10/20 17:12
名前: レラン (ID: pqUQa2Av)

あれから4年が経った。
実際、今もやはり友達と呼べる存在がいない。
ただ、『気が合うから一緒にいる』という人が1人。
何故か付いてくる、『友達ごっこ』をしている人が1人。
それが、自分の知っている人だった。単純に言えば知人。
あとは、全て他人だった。
同じクラスの人でも、みんな見かけない顔だった。
こんな人がいたんだ。と、小6になってそう思うことがある。
やはり、自分は少し変だ。
小6にもなって同級生に友達がいないのも、同級生全員が知らない人なんて、僕は一体、どれだけ変わりものなのだろうか。

自分は一人ぼっち。友達がいない。変。そんなことを考えながら、今日も窓の外を眺める。
授業時間はだいたいそんなもんだ。塾にも行ってるし、先取り勉強をやっている自分にとって、授業はつまらない。すぐに答えが出てきてしまうほど、単純すぎるのだ。
鳥が何羽か飛んでいる・・・・・・
鳥はいいな。自由で、仲間も多い。相変わらず、僕の世界は狭く、自由なんてない世界だ。

「-----------はぁ。」
『普通』ではない自分に呆れて、ため息が出てしまう。
「どうしたの??」
授業中に本を読む、間抜けな俊が言った。いつものことだというのに、今日はなぜか聞いてくる。
「いや、別に。何か自分に呆れてさ。」
「ふーん……」
何かと突然俊はいろいろ聞いてくるのだが、一体、聞いて何がしたいのかがわからない。
質問に答えると、いつも「ふーん……」と、返事をしてあとは何も言わない。おかしな奴だと僕は思った。いや、それ以上に変なのは僕なんだけどね。


「---------それでは授業を終わります。」
担任の声と共に、なんと言っているのかわからないほど声を張り上げて、男子が廊下に飛び出してゆく……。もちろん、俊も飛び出していった。
女子も、図書室や、違う教室に遊びに行った。先生もいない。
いつも教室では一人だが、今日は違った。
左前に座っている、男子生徒。井沢優が、教室に残っていた。
確か優はクラス一の優等生で友達も多く、いつも誰かと話してる。
明るい性格で、誰からでも好かれている。僕とは正反対なやつだ。と、僕は思った。

僕いつもどおり、僕は絵を描き始める。
今日は何を書こうか……
いつも迷うのだが、最終的に初音ミクか、鏡音リンなどのボカロキャラを描いている。でもさすがに飽きたな。
オリキャラでも考えてみよう。
集中しながらただ、絵を描き続ける………。
白い髪のポニーテール。服装は可愛いけど、少し目つきが悪い。
なんなのだろう。このキャラは。自分でもそう思う。
失敗した。そう思い僕はスケッチブックを破り捨てようとした。
その時だった。
「あっ待って!!ちょっと見せて………。わぁ、すごい。いいなぁ。絵が上手くて。
前の図工の時描いた絵も霊奈さんの絵がコンクールに出されて、賞もらってたよね??いいなぁ。」
突然、優が声をかけてきた。初めて褒められたし、声をかけてもらったことがなかった僕は、少し戸惑った。
戸惑っていながらも、
「あ、ありがと。でも、この絵は失敗作だよ??絵も上手くないし。」
自分はかなり焦ってたし声は小さい。ダメだ。すぐに嫌われる。
そう思っていた。
「えぇ!!そうなの?!!こんなに絵が上手いのに?!!僕はこれいいと思うよ?!上手すぎるでしょ。絵の才能あるよ?」
あまりにも意外な答えだった。笑顔で僕に話しかけてくれた。褒めてくれた。
こんなこと初めてだった。嬉しくてたまらなかった。
誰かと話しをすると嫌われるし、みんな遠くなっていくのに彼は違った。
本当に嬉しかった。こんな突飛な出来事は、何年経ってもきっと忘れないだろう。

Re: 死ねない訳 ( No.5 )
日時: 2013/11/01 23:36
名前: レラン (ID: pqUQa2Av)

あれから数日後。今日も変わらない日常。
誰もいない教室で、絵を描く。
教室にはペンを走らせる音以外、何も聞こえない。
ただ、絵を描く。それしか僕に取り柄がないからだ。
優に褒められてからというもの、絵を描くのが楽しくなった。
ひたすら、絵を描く。こうして休み時間が終わるはずっだた。





しばらくして、女子の声が聞こえてきた。
どうせ恋バナか何かだろうと思っていた。が、かすかに聞こえたその内容が僕の胸に突き刺さる…………。
「あのさぁ、クラスに霊奈って奴いたじゃん?あいつ何も喋らないし気持ち悪くない??」
「あーわかる〜。あいつマジで気持ち悪い。なんか、ずっと絵描いてるしwwwwwwwwwwwwwww」
会話が聞こえてきて、いつの間にか僕はペンを落としていた。
ただ、目から溢れる雫が頬をつたって落ちていった。
恐れていたことが起こってしまった。
みんなが僕を見て笑う。怖い。
ふと、昔の記憶が蘇る…………。




「は?あんたを入れるわけ無いでしょ?!!気持ち悪い!!みんなーほかのとこ行こー」


「話しかけんなブス。消えろ。今すぐ。」


もう、二度と言われたくない言葉だった。
恐怖と悲しみで体が震える。
怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い…………。

Re: 死ねない訳 ( No.6 )
日時: 2013/11/02 00:58
名前: レラン (ID: pqUQa2Av)

チャイムが鳴った。
みんな教室に戻ってくる。僕は何事もなかったようなふりをするしかなかった。
周囲の目が怖かった。笑っているのは僕のことを笑っているようにしか見えなかった。
「では授業を始めます。」
先生が言った。
次は確か…………図工。僕にとって、一番マシな授業だった。
そういえば以前コンクールに出された絵はどうなったっけ??
そんな疑問に答えたかのように先生が言った。
「この前のコンクールの絵ですが、霊奈さんの作品が最優秀賞になりました。霊奈さん。前に来てください。」
実際、驚きの結果だった。僕のゴミみたいな絵が最優秀賞なんて、どうかしてる。
そう思いながら前に行く。先生が、賞状を持ってきた。
「児童・生徒美術ジュニアコンクールに応募したあなたの作品は優れているのでこれを賞します。おめでとう。霊奈さん。一言どうぞ。」
一言どうぞって言われてもなぁ………。仕方ない。本音を言うか。
「まさか、最優秀賞になるなんて思っていなかったし、なんでこんな作品が最優秀賞になるのかな。と、思いました。」
パチパチ…………
皆が拍手をする。でも、その中のほとんどの人からの視線は冷たかった。
睨みつけられていた。この時点で悪い予感しかしなかった。
席に着き、授業が始まった。今日は、自分の思いつくままに描いていいということになった。

授業の終わりごろ。絵が完成した。あとは、先生に合格を貰えば終わる。
バシャ!!
絵に水がかかる。何故?ふと前を見た。
確かあいつは…………岡本鈴。
鈴の持っているものは絵の具用のバケツ。
「あ!ごめんwwwwww手が滑っちゃった☆」
それだけ言って鈴は去っていった。
間違いなく、嫌がらせだ。悪い予感は当たっていた。
怒りが込上がってくるが、今は抑えなければ………。
とりあえずハンカチを取り出して、机の上を拭く。描いた絵はぐしゃぐしゃだった。描き直すしかないな。
先生は、このことに遅れて気が付き今更こっちに来た。
「何があったんですか?絵もぐしゃぐしゃになって………。」
「鈴さんの手が滑ってたまたま私の絵にかかってしまいました。描き直すので紙をくださ……」
「えー?!霊奈さんひどーい!!なんで私のせいにするの??自分でやったくせに(泣)なすりつけないでよぉ」
そういって鈴が嘘泣きを始めた。
皆が私を見る。先生も驚いていた。次の瞬間、怒り出す。
「本当なんですか?霊奈さん。」
もちろん、本当のわけがない。
「いえ、違います。本当に鈴さんが……。」
「霊奈さん最低!!私見たよー。霊奈さんが水こぼすの!!なんでリーちゃんのせいなの?!意味わかんないんだけど!!」
「霊奈さん最低じゃん!!リーちゃんかわいそう。泣いちゃったじゃない!!」
「あ!!わかった!!霊奈さんは絵が得意だからって調子乗ってるんだよ!!失敗を人のせいにするとかひっどーい!!」
「何あいつ。最低じゃん!!」
「性格悪!!」
「いじめじゃん!!」
言いかけた時、一気にクラス全体がざわつく。先生もそっちを信じたらしく、
「あとで職員室に来なさい!!それと、今すぐ鈴さんに謝りなさい!!」
「…………鈴さんのせいにしてすみませんでした。ごめんなさい。」
はぁ……なんで僕が謝ってるんだろう。
皆の視線も痛い。怖い。



このあと、職員室では散々怒られた。
こうして、昔から恐れていたことよりも恐ろしい出来事の幕が上がる。


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