社会問題小説・評論板

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苛めっ子vs.俺達 —負けるかよ!—
日時: 2013/11/04 20:50
名前: ハヤチ (ID: yWcc0z5O)

こんにちは^^
二次創作で活動中の、ハヤチです。
オリジナルの話を書くのは今回が初めて。
皆さん、お願いします。


じゃあ、キャラクター説明を。


正義

・結城 修華(ゆうき しゅうか)

 頭は普通で、明るく優しい女子。
 だが、何故か虐められる事に。 
 それでも、立ち向かう精神をもつ。
 悠と付き合っている。

・春地 風 (はるち ふう)

 修華の友人。
 頭は良いが、根暗な女子。
 同じく、いじめられる。
 修華に憧れる。

・早立 直 (はやたち なお)

 修華の友人。
 頭は悪く、明るすぎる女子。
 同じく、いじめられる。
 風に勉強を教えてもらっている。




・倉井 奏 (くらい かなで)

 苛めのリーダーの女子。
 頭は悪く、性格も悪い。
 主に修華をいじめる。

・読風 春名 (よみかぜ はるな)

 奏の友人。
 頭は悪く、性格も悪い女子。
 主に風をいじめる。

・夢崖 香奈 (ゆめがけ かな)

 奏の友人。
 頭は良く、性格は謎の女子。
 実は、恐喝させられてていじめている。
 主に直をいじめる。


・クラス女子

 全員、正義の3人を嫌っている。


・クラス男子
 
 正義の3人嫌っているグループと、関わらないグループに分かれている。 


・家城 悠 (やしろ ゆう)

 奏が好いている人。
 修華と付き合っている。
 別の学校で、修華の事情を知らない。
 とても優しい。

・浜崎 かなた (はまざき かなた)

 クラス男子で唯一、正義の3人を味方する。
 先生に信用されているので、いじめられない。
 乱暴だが、実は優しい。








おぼえられましたか?
ではでは、本編はじまりはじまり〜

Re: 苛めっ子vs.俺達 —負けるかよ!— ( No.1 )
日時: 2013/11/04 21:12
名前: ハヤチ (ID: yWcc0z5O)


一時限『GAME OVERご苦労さん:正義のターン』


—修華視点—



ああ、やっぱり。
目の前にあるのは、落書きだらけの机。

「・・・またかぁ」

まわりでクスクス笑う女子がいる。
それを一睨みすると、蛇に睨まれた蛙のように大人しくなった。
風と直の机には何も書かれておらず、一安心。

「あーあ、油性じゃん」

軽く舌打ちをして、私は机を頑張って拭く。
すると、高笑いが聞こえた。
ああ、やっぱり。
あいつの、仕業か。

「・・・またか、奏」
「あはは!どうしたのぉ、その机」

いかにも犯人です、というこの顔。
・・・気に食わない。
精一杯の笑顔で返そう。

「あ、何?この机とアンタの机、交換してくれるの?ありがとー」
「はぁ?」

奏が睨んできても、怖くない。
いじめ?かかってこいっつーの。
そんなん全っっっっ然、怖くないわ。
まぁ、いいや。

「風ー、直ー。机の交換、手伝ってー」
「え・・・は、はい・・・」
「おー?力仕事ぉー!?っしゃぁ!やったるわ!」

風はオドオドと、直は堂々と机を交換する。
私の友人は、何だかんだ言って行動力あるなぁ。
・・・あ、奏めっちゃ顔マヌケなんだがw

「や、やめなさいよ!アンタの汚い机なんか、いらないわ!!」
「・・・やべっ、そーじゃん。私もアンタの椅子は座りたくない」

あー、どんどん奏の顔が。

「アンタの机なんか、こうよっっ!!」

あああああ!私の机が!椅子が!
・・・窓から、落とされちゃった・・・。


がららっ


・・・奏。




GAME OVER ご苦労さん。

「こら!!奏、なにをしている!!」
「先生!」

ありゃ、お叱り受けるね。

今回は私達の勝ち。


・・・いじめ?

かかってこい。



きーんこーんかーんこーん

いじめの一時限目は、終了。

Re: 苛めっ子vs.俺達 —負けるかよ!— ( No.2 )
日時: 2013/11/04 22:40
名前: くう ◆RbIa02uyMM (ID: aXtCUcXd)

めっちゃスッキリしました!

頑張って下さい^^

Re: 苛めっ子vs.俺達 —負けるかよ!— ( No.3 )
日時: 2013/11/05 21:44
名前: ハヤチ (ID: yWcc0z5O)

くうさん


ありがとうございます!!
スッキリしてくれて、嬉しいです^^






二時限『毎回こちらが後手だと思わないことね:悪のターン』


—奏視点—


次の日

ああ、まだ昨日のお叱りが頭から抜けない。
耳が痛いなぁ、耳鼻科行けばよかった。
まぁ、いいわ。
こちらだって、考えがあるもの。
・・・楽しみね。




「おはよー」
「「おはよー」」

春名と香奈。
最大の、友人。
いつもの3人がそろった。
これで、大丈夫。
昨日は2人とも休んでたのよね。
だから全く駄目だった。




「おはよー」
「お、はよ・・・ございます・・・」
「っはよー!いやー、今日もいい天気だ!」

きた。
直に、風に、—修華・・・。
ここからが、アタシ達。
いままでじゃ体験しなかったこと、いくらでもあるものね?


「・・・わあああああ!」

ひっかかった。
修華、アンタが虫嫌いなのは承知の事よ。
ばーか。

「むか、むか・・・!」
「え?・・・おー!マジだな、どんまい修華!」
「いいから逃がせ!逃がして!逃がしてください!」

・・・くふっ、笑える。
にしても・・・ムカデ、中々の大きさを捕まえたものだわ。

「・・・アイツか・・・!!!」

あら、気づかれた。
修華はいつも最初はアタシを見るわね?
ありがたいわ。
アタシばかりを警戒したら、足元がすかすかだもの。

いいこと?アタシには——


友人がいるんだから。


「ったく・・・、っ痛!!」

ね、机の中には沢山の画鋲。
でもソレと同時に・・・、気づくでしょう?
アタシは尖ったものは絶対、触らない。
だから、画鋲も論外。

「・・・っ?え、誰・・・?」

久しぶりに見た、修華の困った顔。
未だにアタシをみるその目は、涙ぐんでいる。
泣かずまいと歯を食いしばるその姿・・・、一番嫌いね。
でもいいわ、今日は楽しかった。




いいこと?修華。











毎回こちらが後手だとだと思わないことね。



きーんこーんかーんこーん

いじめの二時限目は、終了。

Re: 苛めっ子vs.俺達 —負けるかよ!— ( No.4 )
日時: 2013/11/09 14:43
名前: ハヤチ (ID: yWcc0z5O)


三時限『私の幸せを壊す人は、許さない:正義のターン』

—風視点—



また、朝が来た。
おかしいな、前までこの朝は心地よかったのに。
中学校—、縁回中学校になってから。

「・・・・・・・」

私には、家族がいない。
正しくは、遠出している。
母は私が幼い時に死に、父は精一杯働いていて帰る日は滅多にない。

でも、それを不幸とは思わない。
真の不幸はイジメだから。

「・・・あ、学校・・・」

もう、時間だ。
早く行かないと、友人を待たせちゃう。

「・・・っふふ」

あ、駄目だ。
ついつい笑っちゃう。
今まで、友人なんて居なかったからかな?





「はよー!」
「おはよ、風」
「お、おはようございます」

あ・・・敬語に、なっちゃった。
やっぱり慣れないなぁ・・・。

「学校めんどくさいなぁ〜・・・。」
「直、だからアンタ成績あがらないんじゃない?」
「んだとぉ!?」

—ああ、やっぱり平和だ。
この時間が、今は一番大好き。
・・・これを、壊そうとする人はいるのかな。
こんな幸せすぎる光景を、壊す人。

・・・あの3人だよね。

私は、今のこの状況を好んでいる。
だから、私の平和を奪う人は、許さない。




「おはよー」
「お、はよ・・・ございます・・・」
「っはよー!今日もやってこうぜ!!」

ああ、始まった。
今回は、私が標的だ。

「らく、がき・・・」

学校に置き忘れていたノートを開けば、汚い落書きがある。

『暗い』『きもい』『最悪』『帰れ』『死ね』『二度と来るな』

「・・・・・・・」

はぁ、ため息しかでないよ。
私は確かに暗いけど、ただそれだけなのに。
・・・あの、女の子だろうな。
春名。

「・・・ふふっ・・・」

気づかれてないと思ってるな。
じゃあ、こうしよう。


「次、移動教室だってー」

一人の女の子の声で、皆が立ち上がる。

「風、行かないの?」
「うん、体調が悪くなっちゃって・・・」
「まじかよ!大丈夫か!?」
「直・・・、大声だしたらある意味体調に悪いよ。」

わりぃわりぃ、・・・相変わらずだな。

みんな、でてったところを見て、私は春名の机に近づいた。

















私の幸せを壊す人は、許さない。



きーんこーんかーんこーん

苛めの三時限目は、終了。


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