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社会問題小説・評論板
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- no.zo.mi ‐希望‐
- 日時： 2013/11/07 22:18
- 名前： 小春 （ID: 7POxSCHv）
一つのミスで人生はこれほどまでに狂うものなのか、と。
生きる希望でさえも奪われる、ミスだったのか……と。
自分が生きていることが……自分の名前が……全てが嫌いになってしまうことなのか、と。
一つ一つ消されていく可能性も、望みも、彼女の心を傷つけた———。
ねぇ、神様……私は、希望を……一生手にすることはできないんですか？
- Re: no.zo.mi ‐希望‐ ( No.1 )
- 日時： 2013/11/07 22:27
- 名前： 小春 （ID: 7POxSCHv）
第一章 希望と愛に溢れた家庭
“希”希望の希。
ノゾミはその字が一番だいすきだった。
母がくれた名前……“希”———ノゾミ。時々母は、希望を捨てるな、って言う。
その言葉も、好きだった。
部屋の暖かい空間は母が考慮して家を選んで、その中でも暖かい部屋を選んでくれた。
いつも命生にはズルイ、なんて言われるけど……長女の特権だ、えっへん。
そう威張っている。
「希ー！」
「あ、菜摘！」
ごめん、って。いるの気づかなかったんだって———。
いくつかの言い訳を並べながら私は菜摘を家に入れた。
「希の家ってきれいだねー！」
いつもの様に歓声をあげる菜摘をあきれた目線で見る。
「お菓子持ってくるから—」
「うっしゃぁー！」
暖かい、空間。
暖かい友達。
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