社会問題小説・評論板
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- 不登校のあなたへ。
- 日時: 2013/11/16 13:16
- 名前: 無花果 (ID: ztRXnpN9)
不登校、はここに書いておkでしょうか?
もし駄目なら、どの掲示板ならおkか、
教えてください。
いじめ、ではありませんが、
気分を悪くするような、言葉があったらすみません。
この話は
別に希望とかそーいうのを伝えたい訳じゃない。
題名の、
不登校のあなたへ。は、
とある女の子へ向けてこの話を書いたってだけ。
- Re: 不登校のあなたへ。 ( No.1 )
- 日時: 2013/11/16 13:21
- 名前: 無花果 (ID: ztRXnpN9)
「沙彩が来なくなってもうどのくらいたつかなー?」
「2学期から来てねーから、
もう結構たつくね?」
「はぁ?2学期来てたし。」
「え?いつ?」
「体育大会の練習の時。」
「マジで?全然記憶にない。」
杉本 沙彩。
同じクラスで、不登校生。
2学期の途中から、ふと来なくなった。
私の親友だった。
いや、
親友だったのか、わからない。
私は親友という言葉の響きが酷く嫌いで、
それでいて憧れを抱いている。
そんな親友、に私と沙彩がなれていたのかなんて
もうわからないし、どうでもいい。
今、親友じゃない。
それどころか、
友達でもない。
それが、重要なんだ。
沙彩が来なくなって、
私は沙彩のことを、どうでもいいと思うようになった。
最初の方は、
心配する気持ちもあったよ。
でもね、
面倒だから。
来ないなら
来なくていい。
アンタなんて、
どうでもいいんだよ。
私は心の中で、沙彩にそういった。
- Re: 不登校のあなたへ。 ( No.2 )
- 日時: 2013/11/16 13:33
- 名前: 無花果 (ID: ztRXnpN9)
「沙彩のこと、好き?嫌い?大嫌い?大好き?」
沙彩の親友である、美紀に、そう問う。
早口のそれに、美紀は一瞬とまどいながら、
「大好きってほどじゃないかな、
かといって嫌いじゃないし。
つまり、好き」
「ふぅん」
自分で聞いておいて、随分適当な相槌だと思った。
でも、ニヤニヤが止まらん。
だってその答えは、私の待ち望んだ答えだった気がしたから。
「じゃあさ、沙彩が死んだら、
悲しい?」
「当たり前じゃん。」
当たり前、ねぇ。
「でも沙彩が死んだって私らの生活は変わらないけどね。」
そういって、美紀のもとを離れた。
そしたら、美紀が私の机まで来て。
「それって沙彩が死んでもいいってこと!?」
って、聞いてきて。
いいよ、って心の中で答えて、
「そうはいってないよ」
って、笑いながらいった。
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