社会問題小説・評論板

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生キルコト 
日時: 2013/12/12 21:57
名前: ココロン (ID: cbQP1H./)



私って……

生きている意味、あるのかな?




*  *  *  *

初めまして。
ココロンと申しますっ。

此処に書くのは初めてです。
駄文ですが、見ていただけると、とても喜びます。←

いじめに遇い、心をズタズタにされた少女が生きる道とは……。
コメントください。お願いします♪

では、始まりです!

よろしくお願いいたします。

Re: 生キルコト  ( No.2 )
日時: 2013/12/12 22:47
名前: ココロン (ID: cbQP1H./)


中1、夏。

2学期が始まり、班替えがあるとのことで、私は胸を踊らせながら、
親友の野々山舞ノノヤママイと一緒に登校していた。

「班替え、楽しみだねっ!」

嬉しそうに言う、舞を横目に、空を見上げる。

「そうだねぇっ! 舞と同じだったら、私嬉しくて泣いちゃうかも!」

どこまでも続く、雲のない青空。
綺麗な青は、澄みわたっていて、水のよう。
それを見届けた私は、舞の方を向き、満面の笑顔で言った。

「大袈裟だな〜」

舞は、そう言って笑った。

私も、舞の笑顔に吊られて、にっこりと笑う。


その時はまだ……

こんなふうに親友と笑えて。

偽りではない、笑顔が出来て。

友達は決して多くはないけれど、みんなと仲がよくって。

幸せだった。


Re: 生キルコト  ( No.3 )
日時: 2013/12/12 23:42
名前: ココロン (ID: cbQP1H./)


教室に着いた私達は、クラスの子が手に入れた情報を耳に挟み、驚いた。
ただでさえ、班替えでワクワクしている心が、さらにヒートアップした。

なんと、転校生が来たのだ。
その子の情報曰く、教室へ向かうため、職員室の前を通ったとき、
ドアが開いており、中の様子がチラリと見えたのだそう。
そこには、校内で見掛けない、綺麗な女の子が、二人掛けのソファーに座ってたのだ。

「もうね、スッゴい綺麗でさぁ! 女のあたしでも見とれたよ〜」

興奮して話すその子。
余程綺麗なのだろう。
目をうっとりさせている。
その様に、転校生の姿を思い浮かべ、一人胸を踊らせた。


登校時間終了のチャイムが鳴り、担任の岩坂透イワサカトオルが教室に入ってきた。

入ってくる前、ドア越しに誰かと話しているのが聞こえた。

それに、転校生が来るということに、確信をもち、急に緊張が走った。

仲良く出来るかな、とか。

嫌われないかな、とか。

……舞と仲良くなって、舞との関係が崩れないかな、とか。

Re: 生キルコト  ( No.4 )
日時: 2013/12/13 08:36
名前: runasy (ID: WIU8k0YH)

綺麗な文章ですね。更新、頑張って下さい。

Re: 生キルコト  ( No.5 )
日時: 2013/12/13 16:39
名前: ココロン (ID: cbQP1H./)

No.4

runasy様>>ありがとうございます〜! はい、頑張ります!

Re: 生キルコト  ( No.6 )
日時: 2013/12/13 22:24
名前: ココロン (ID: cbQP1H./)


って、何考えてるんだ、私。

そんなこと、何百分の一の確率でしかないよ、きっと。

そうこう考えているうちに、岩坂が例の転校生を呼んだ。

その声に反応して、はい、と微かに聞こえた、鈴の音のような声。

私の席は、廊下に近いから……よく聞こえた。

いよいよ……来るんだ。

私はちょっと、ううん、かなりドキドキしながら、ドアの方へ視線を移した。

白いドアにはめ込まれた、すりガラスに透けて見えるその姿……
って言っても、頭だけしか見えないのだけれど。

ガラリ、とドアが開き、転校生が中に入ってきた。

そのとたん、クラスはざわめきを起こした。
感嘆の声が、幾つも聞こえる。

私も思わず、わぁ、と声を漏らした。

何、この子……。
凄い綺麗で、人形のよう。

半袖のブラウスから、スラッと伸びる、雪のように白い腕。
膝より上の丈のスカートからも、同じく白く細い足が見えている。
白の顔に、花を咲かすようにちょこんとついた、ピンクの唇。
スッと通った鼻の横に、バランスよくある、大きな目。
それに掛かるくらいに伸びている、艶のある黒の髪。
緩やかなストレートのそれは、肩にふんわりと乗っていた。

綺麗。

そうとしか、表せないような子だった。


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