社会問題小説・評論板
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- これはいじめ・・・?それとも・・・・
- 日時: 2013/12/27 14:59
- 名前: 千歳 (ID: dNKdEnEb)
ここは、初めてなんで初めてのかたがおおいですよね。
ざ・いじめみたいなことを書こうと思っております(´□`)
あたたかくみていただくとうれしいです〜。
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天川 碧(あまかわ みどり)
小学校から、典型的ないじめにあっていた。
校区的に、苛めっ子たちと同じ中学校に行かなければいけなくて困っ ている。
外見:全体的に地味だが、スタイルはいい。(苛められ始められた理由 も、スタイルによるひがみから)
二つ結びがチャームポイント。
寺坂 百奈(てらさか ももな)
碧を苛(いじ)めているグループのリーダー。
男子と女子との接し方がみてわかるほどちがう。
誰もこの人に逆らえない。先生たちからも凄く人気。
外見:男子が一目ぼれするほどのレベル。キュート系。
髪が長くて、毎日違う髪形をしてくる。
でも、子供っぽいスタイルでそれがひとつだけの悩み。
山川 安珠(やまかわ あんじゅ)
百奈の取り巻きの一人で、百奈ただ一人の理解者。
いじめをしたくないが、百奈を裏切ることができないので無理に副リ ーダー的存在を作っている。
外見:ショートカットが似合う美人。目鼻立ちがしっかりしている。
実際、百奈よりかわいい。背が高い。
河野 栞 (かわの しおり)
百奈・安珠も含め10人ほどいるいじめグループの中の下っ端中の下 っ端(ただのパシリ)。
元々いじめをするような人間ではないが、碧になにか恨みを持ってい る・・?
外見:背が低い。小6(もうすぐ卒業)なのに小5にみられる。
お団子ヘアがチャームポイント。
- Re: これはいじめ・・・?それとも・・・・ ( No.1 )
- 日時: 2013/12/27 16:10
- 名前: 千歳 (ID: dNKdEnEb)
ーいじめグループの人達ー
寺坂 百奈(てらさかももな) 山川 安珠(やまかわあんじゅ)
宮元 麻緒(みやもと まお) 浅川 梨花(あさかわ りか)
小ヶ田莉子(おがた りこ) 原田 京 (はらだ けい)
田平 望(たびら のぞみ) 本田 亜矢(ほんだ あい)
谷田 薫 (やだ かおる) 河野 栞 (かわの しおり)
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キーンコーンカーンコーン
「みーどぉーりちゃんっ♪」
来た。
「行くよぉ〜♪」
来たよ。
「さぁ。皆いこぉ〜」
「「「「はぁ〜い!!」」」」
「うん・・・・。」
ざっざっざっざっ
「えー!屋上立ち入り禁止とかぁ〜!!鍵も掛かってるぅ!」
「百奈さん!私、職員室から鍵もらってきました!」
「えー!!ほんとぉ!?さすが莉子ぉ♪」
ガチャ バタン
「さっ、今日も。ゲームスタート。」
「・・・・・。もぅ、やめて・・・・。」
「なに言ってんの!?バカじゃないの!?私はアンタを苛めてあげてるの。ねー、安珠ぅ。」
「う・・・うん。」
「ねぇ、皆ー。今日はなにする?」
「うーん。ボクシング!」
「いーねー。ほら、そこたちなよ、天川さぁ〜んっ。」
今日も神様は意地悪で助けてくれない。
それに、2月の屋上はとても寒い。
意地悪な北風はきっと寺坂たちの味方なんだろうな。
上着も教室においてきたまま。寒い・・・。
ぼこっ げしっ どんっ
「きゃはははははは!!」
「なにこの顔!まぬけにも程があるぅ!」
ある意味これが、私のあるべき姿なのかな?
「おい。なんかリアクションしろよ。」
「・・・・・・。」
「天川っ!?この、私を無視するのぉ!?」
「まぁまぁ。百奈。・・・あ!もう4時30分じゃない。今日ヴァイオリンのお稽古じゃなかった?」
「そうだわ!はやく帰らないとっ!」
「早くしないと間に合わないわ。鍵は栞が返しておいてね。」
「はい!喜んで!」
「はやく行きましょう!」
「「「「「「「「はい!」」」」」」」」
「天川。行くわよ。」
「・・・・・・・・・・はい・・・。」
バタン ガチャガチャ
たったったっ
やっと終わった。今日。
いじめなんて受けたくないけど、だからって、助けてくれる人がいるわけじゃないから、どうしようもできない。
私の周りには敵しかいないんですか?
だれも、私の味方ではないのですか?
教えてください・・・・。
光を下さい。
「ほら、いきましょう!百奈!」
「うん!」
「あ・・・・・。」
「あらぁ〜。碧ちゃん♪今帰るのぉ?」
「・・・・・はい・・・・。」
「明日も楽しみにしててね♪いこっ!安珠ぅ〜」
「う・・・うん。」
なんで、私ばかりなの・・・。
助けて・・・・。
- Re: これはいじめ・・・?それとも・・・・ ( No.2 )
- 日時: 2013/12/27 21:01
- 名前: 千歳 (ID: dNKdEnEb)
東山 章平(とうやま しょうへい )
碧・百奈と同じクラスの男子。
かなりイケメンで女子とも仲が良い社交的な男子。
百奈が片思いしている相手。しかし、章平は、碧を気に入っている?
外見(性格):イケメン。実写版正義のヒーローで、百奈や栞を嫌って いる。
安珠となにか関係があるようだ。
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「碧〜。朝よぉ。」
ふわぁぁ。朝・・・かぁ。
「おはよ。」
「よし、着替えてるわね。ご飯はできてるから早く食べなさい。」
「うん。」
もぐもぐ・・・・
私は、学校に行く前のこの時間がすき。
平和で心から安心できる。
「お母さん。テレビつけるね。」
「いいわよ。」
ピッ
「あら・・・、碧が帰る頃に雨降るみたいね。傘もって行きなさい。」
「うん。ごちそうさまぁ。」
「はーい。あと5分よ。早く歯磨きして。」
「うん。(しゃこしゃこしゃこ)」
ぐじゅぐじゅ ぺっ
「すっきり〜。じゃ、いってきまーす。」
「行ってらっしゃい。」
ばたんっ
ー学校ー
がらっ
私が教室に入ったこの瞬間、ここ(教室)の雰囲気がいっきに冷める
まぁ、しかたないけど。
「あっ。碧ちゃん!おはよっ!」
すたすたすた
「ちょっ、ちょっと!百奈さんを無視するんじゃないわよ。」
「いいのよ、栞。」
「は・・・はい。」
かなりきつい顔で河野をみる。
怯えた顔でこくこくとうなずく河野。
こんなところを見ていると、女が怖いということが心からわかる。
「放課後よろしく♪(ボソッ)」
「・・・・・・・。」
もう、諦めようか・・・。卒業まで1ヶ月もないが諦めるしかない。
キーンコーンカーンコーン
がらっ
「出席とるから席座れー。」
「先生ぇ。天川さん東山君がいませんよぉ?」
「あ、いない。トイレか?まぁ、先に出席をとっておこう。」
その時私は屋上に入ろうとしていた。
「鍵なんていらないのに・・・。寺坂たちもまだまだまぬけね。」
そうやって、図工室前に落ちてあった針金を慣れた手つきで動かす
その時・・・・
「おい。お前だれ?」
「え?」
後ろを振り向く。先生じゃなくってよかった。
「あぁ、天川かぁ。お前もサボりに来た?」
「・・・?あぁ、東山君か。」
「鍵いる?」
「いらない。私、針金で開けられるから。」
「へぇ、すげえー。」
たったったった
「まって、開けるから。」
がちゃ
「あいたー!すげぇ。」
「うん。」
ばたん
彼は、東山章平君。イケメンで、6年女子の半数は彼が好きだろう。
それに、実写版正義のヒーローのような紳士さと社交的な接し方も人気ポイントの一つだ。
「東山君もさぼりなんだ。」
「まーな。なんかだりぃ。」
「なんか、中学生が言いそうなせりふだね。」
「年がふえてるよww」
「東山君ってなんで人気で友達が多いの?」
「何行ってんだよ。俺が人気じゃなくて皆が認めてくれたんだよ。」
「なにそれ?まぁ、いっか。」
「なぁ。真剣な話。きいてくれる?」
「うん。なに?」
「俺、天川のことが好きだ。付き合うとかそういうことじゃなくて。」
「・・・・・・・え?」
「・・・・。好きなんだよ!天川碧が!」
「えっ・・・!?な・・・なんで?」
「なんでって言われてもわかんねーし。」
「え・・・でも・・・。」
「じゃぁさ。碧って呼ばせて!それだけ!」
「う・・・うん。いいよ・・・。」
「まじで!ありがとう!じゃっ・・・じゃな」
ばたんっ
びっ・・・びっくりしたぁ。
好きとか初めて言われた・・・。
しかも、言った相手が白馬の王子様の東山君・・・。
どうしよう・・・・・・・。
- Re: これはいじめ・・・?それとも・・・・ ( No.3 )
- 日時: 2013/12/28 12:38
- 名前: 千歳 (ID: dNKdEnEb)
よし。私もそろそろ教室に戻ろう。
がちゃ
!?
「て・・・寺坂・・・。」
「あらぁ。碧ちゃん♪それと、呼び捨てやめてね。」
冷酷な笑みで私を見る寺坂。じゃあ、どう呼べと。
「みーんなで、天川さんをさがしてたんだよぉ。」
「そうよ。まさか、屋上にいたなんて。立ち入り禁止じゃない。」
寺坂グループの面々の後ろに背の高い人がいる。
「え。昨日、あなたたち・・ぼふっ」
グループのナンバー3、宮元麻緒に口をふさがれる。しかも、かなり強い力で。
「せんせぇ〜。なんか、天川さんが私たちを悪者にしようとしてますぅ〜〜!」
はいはい。
後ろにいるのは先生だった。
私のクラスの担任は中年太りしていて、頭がバーコードんおが有名。
しかも、前の学校では、ロリコンの噂もたっていた。
だから、寺崎はもちろん、グループ全員をひいきしている。
「おい!!天川!お前が勝手にサボっておいて、それはないだろ!」
凄い剣幕で怒られる。
寺坂は勝ち誇った顔をしている。
その時・・・
「ちょっ、通して!天川!こっち!」
声の主は、東山君だった。
「え・・?あ、あ・・・うん。」
「とっ・・東山君っ!?なんでっ!?」
悲鳴に近い叫び声を寺坂が上げる。
東山君が好きなんだよね。
「まっ、まて!お前たちっ!!」
もう、振り返らない。
東山君に手を引かれ、私たちは走り出した。
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