社会問題小説・評論板

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

吉岡さんはいじめられている。
日時: 2014/01/24 17:06
名前: こまち (ID: DnCc87y.)



『吉岡さんはいじめられている。』



初めまして、又はこんにちは!

社会派小説書くのは初めてですが、頑張ります。

温かい目で見守っていただければ幸いです…!


Re: 吉岡さんはいじめられている。 ( No.1 )
日時: 2014/01/24 18:20
名前: こまち (ID: DnCc87y.)



吉岡さんはいじめられている。
…けれど、私はいじめられている人に手を差し伸べられるような勇気のある人じゃない。
これまでも、これからも、吉岡さんと関わることはないと思っていた。
———————のに。



「あ、ここ櫻井さんのお家だったんですねー」



…………え?

Re: 吉岡さんはいじめられている。 ( No.2 )
日時: 2014/01/24 23:34
名前: こまち (ID: SrUKMM4y)


玄関のドアを開けると、そこには吉岡さんがいた。

「よ、吉岡さん!?なんでここに…」

私は途中で言葉を切った。
吉岡さんの隣に、弟の浩太がいたからだ。
よく見ると、そこらじゅうに傷をつくっている。

「浩太君、うちの桃香と喧嘩してしまったので謝罪にお伺いしたんですけれど…」

桃香ちゃん。
浩太の口からよく聞く女の子だ。
まさか、吉岡さんの妹だったとは思いもしなかった…。

「浩太君が櫻井さんの弟君だったなんて、驚きです。ふふっ」

吉岡さんは可笑しそうに笑った。
しかし、この状況はかなりまずい。
吉岡さんと一緒にいるところをクラスの人に見られたらどうしよう。
だけど、わざわざ家まで謝りに来たのにさっさと返すわけにもいかない。
そんな風に葛藤する私に気付いたのか、吉岡さんは言った。

「寒い玄関先に長居していて櫻井さんと浩太君が風邪ひいてしまったら大変ですね。私はこれで失礼しますね。」

ぺこりと頭を下げると吉岡さんは帰っていった。
その後ろ姿は何故かとても小さく見えた。



Page:1 2



小説をトップへ上げる
題名 *必須


名前 *必須


作家プロフィールURL (登録はこちら


パスワード *必須
(記事編集時に使用)

本文(最大 7000 文字まで)*必須

現在、0文字入力(半角/全角/スペースも1文字にカウントします)


名前とパスワードを記憶する
※記憶したものと異なるPCを使用した際には、名前とパスワードは呼び出しされません。