社会問題小説・評論板
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- アタシイジメスキなんだぁ!(修正です!)
- 日時: 2014/03/20 20:50
- 名前: にじいろ (ID: B4StDirx)
にじいろです。前はコメデイに投稿してしまい迷惑をかけてしまいました。
すみませんでした。
以下、コピーと代えさせていただきます。規約違反だった場合、削除をお願いします。
こんにちは!にじいろですっ!ピンクレーベル的な小説を書かせてもらいます。
コメント、大歓迎!オリキャラも募集するかもぉ…?ってことで、夜露死苦〜!!(笑)
プロローグ
…フフッ。アタシ、のん♪ねぇ、ねぇ…イジメ、面白くなぁ〜い?
そうそう。あのブスの困り果てた顔。快感を感じるの。
『じょっ女王様…。』
なんて、口でモゴモゴ言っちゃって、何いってるか、わかんなあい。
教科書投げたりとか、制服にラクガキ。
おかげで、ブスは、不登校になってるわけ!ああ、つまんないな…。
ってときは…。次のターゲット狙うの!ああ、楽しいイジメ♪
今日も始まるよぉ〜!
第一章
清々しい朝の登校
う〜ん。春の風が気持ちいぃ〜♫
桜の花びらが綺麗に落ちてきた。
今ねっ昇降口の前に置いている校内掲示板見に来てるんだ!何でかって?今日は、入学するの。
つまり、クラス分け。どんなブスと同じクラスになるのかな…。
クククッ♫
楽しみね…。ここは、成績がいい順に出席番号が決まるエリート校。圧倒的に差が着くって訳。
どれどれ…。
一年一組出席番号一番華百のん
よっしゃ!一番乗りぃ★アタシが一番成績がいいんだ!女王に相応しいアタシ。
完璧じゃない!よし。ファッション的にも一番になるぞー!学園祭のミスコンでグランプリになってみせる!
「アタシ、ミスコンでブスと差をつけてやるッ!」
気付けば、ミスコンでアタシは燃えてた。だって、ブスと同じ扱い受けたくないもん♥
それぐらい、いいじゃんっ♪゜おかげで、冷たい視線で見られてたけど。
ブスがどんな権利あんのよ?バカねぇ。アタシに勝てないのは事実でしょ♥
あっ…それより、ブスは…誰と一緒になんのかなっ。成績の悪い順から見てこ!
んー…と。一番最後は…。
50番桃季YuKi
「アハハッ!50位とか!ウケルー!それに、ユキじゃなくて英語ッ!?」
一クラス50人で構成されている。だから、1位と50位で差がつくのだ。
いいブス、見ーつけたッ!このブス命令ききそーな感じしてきたわぁ!
フフ♪
luckyね。ターゲットかくてーい!!
イジメサイレン稼働ーーー!!
ポンッ
誰かに軽く肩を叩かれた気がした。…誰でしょう?燃えてる時に…。
後ろを一瞬で振り向くと、そこには見慣れた姿が視界に映った。
ー…あ。ああ、アタシの…。
「やっほ。のん。ここにいたんだ!」
「うんっ!ユーリはどこのクラスぅ?」
アタシの親友ユーリ。小学生の時のイジメの協力者なんだっ!頼もしいし。楽しいし。
味方はユーリ、ただ一人。
ユーリは、早里宮悠里のこと。彼女も成績優秀。テスト対策なんか二人ともしてないのに百点!成績も完璧で特待生扱いなんだ!
「ユーリはね…。」
「……うん。」
ユーリは気まずそうな表情を顔に浮かべた。
ああ、鼓動がうるさい。無駄に緊張してくる。お願い。同じクラスにー…。
「……二組。」
…………!?
ウッソ。ユーリ。それ、冗談でしょ…?
鳥肌が全体にできていく。イジメ活動なんか不可能じゃない!?
ストレス、発散できないよっ!
不安な表情になるアタシ。でも、全然平気そうな笑顔にユーリはなった。
「…ハハッ!ジョーダンだって!一組に決まってるじゃない!」
…ユーリ!
アタシの姿勢がグシャっと崩れ落ちた。…良かったぁ…。
うっかり、地べたに座り込む。痛いなんて感じなかった。
「もうッ!期待を返せッ!」
「それを言うなら、感動でしょ?」
プッ…!
おかしすぎて笑ってしまった。友情を心から感じてくる。幸せな時はこういう時だ。
ユーリが笑顔を浮かべながら両手の手のひらを少し上げた。
…ハイタッチって事?
思わず、アタシも手を少しあげた。せーのッ
…パンッ!
「「ハイタッチッ!」」
二人の声がハモる。ユーリは周りを見渡した。アタシも釣られて周りを見渡す。
気付けば、アタシ達二人だけ。あちゃー。のんびりしすぎたかなぁ?
教室に入ったら怒られそうだし…。実は事前に作戦錬ってたんだ。
遅れてたら、どうするかとか…。ユーリに作戦、伝えるか。
「…ユーリ。遅刻でも怒られない方法、あるよ?ちょっと耳貸して。」
「…うんうん。それいい!」
そう、言ってくれた。
続きます!!コメントよろ!
コピーですみませんでした。
修正させていただきました。くうさん、そして皆様迷惑をかけてしまいすみませんでした。
にじいろ
- Re: アタシイジメスキなんだぁ!(修正です!) ( No.1 )
- 日時: 2014/03/20 20:55
- 名前: にじいろ (ID: B4StDirx)
ルシファーさん、ありがとうございます!初コメ、うれしいですっ!ところで、貴方の小説はどこにあるんですか?ぜひ、見させてください!よろしくお願いしまっす!これからもコメントよろしくです!!
作戦ケッコーーーー!!
フフン♪
これなら私、バッチリじゃない♪作戦決行の時。アタシ達二人は教室の前に立っていた。
中から騒ぎ燥いでいる声もする。でも…。
次の瞬間先生が声を静めた。
「点呼を取る!」
この先生…若いスパルタ男の先生かしら?ブスは怖がりだからビビってるでしょうね。
でも…このスパルタの人って弱点があるのよね。その弱点を突くつもりよ。
どんな人間にも弱点があるものね♪クククッ♪
にやけちゃうわ。そして、出席番号は…アタシは一番だからすぐに呼ばれるはず。
ちなみにユーリは二番。もちろんアタシだって特待生★
「一番華百のん!」
キタキターーー!!!!
ガラガラッ…。
アタシはドアをゆっくり開けた。
「はい。華百のんです!」
一気にみんなの視線が集まる。それは…輝きの目。すげぇーといいそうな瞳。
もちろん、スパルタも輝きの目をこちらに向けた。
おお?一目惚れかぁ?
スパルタの弱点は…とにかく美人!
なので、優等生らしい美人コーデで来たってワケ!
すると、男子(スパルタ込)が目の形がハートになる。
「きゅん♪」
と男子が心臓の音が鳴った。
「おはようございます。遅刻は…見逃してくださいね♪」
と、ウインク。惚れ惚れじゃぁ〜ん。
「…何あれ!ガリ勉かと思ったら美人じゃねぇー?キレーだよなぁ。」
「たっ…確かにそうだな…。可愛すぎる…。」
「やっべ…惚れた…。」
「あの隣の女も可愛くね?すげぇ…。」
男子には大好評だった。なによ…男子ってとりこになりやすかったかしら?
でも、アタシには有利だわ。
「のんさんですよね…。可愛いです…。遅刻はなしにしてあげます…、きゅん♪」
おやおや、スパルタもアタシに怒れないみたい。
それに、敬語!やはり、女王にふさわしいわぁ。
スパルタはアタシに萌えすぎて鼻血が…。大変だわ…。血を止めなくちゃ。
「…ユーリ、手伝ってくれる?」
「…はい。分かりました。お嬢様。」
実はユーリはメイド役なんだぁ。頼もしく演技をしてくれるから、怒られなかった。
恩返し、しなくっちゃね。
すると、男子からまた声が耳の中に入ってきた。
「なぁ。あの女…。二番の早里宮じゃね?メイドなんだよ!」
「どっちもカワイイよなぁ。」
ますます、大好評。
かなり、処置は大変だった。教室中に鼻血は飛び散った。主に汚れたのは黒板だった。
なので、拭くのも大変だったけど…。
「…ごめんなさい。俺、気をつけます。のんさん、悠里さん、本当にすみません…。」
スパルタはすぐ、謝ってきた。アタシ達は笑顔を作った。
「いいえ。とんでもないです。」
「ところで…。」
スパルタは少し、疑問を持ったようで不安な感じの表情だった。
何を聞きたいのだろうか…?
こっちも疑問に思った。思わず、表情も吊られた。
「悠里さんはのんさんの召使いですか?」
ああ、やっぱり、そこは気になるわね…。それは常識だ。そこは計算済み。
「はい。私、お嬢様が雇ってくれたんです…。だからここに来ることもできたんです。」
という、ユーリは言い訳をした。さすが、ユーリ。演劇クラブだったから演技もうまいのよね
。努力の賜物だわ。
「そうですか…。お偉いお方で。」
といい、なるほど。という顔をして教卓に立ったスパルタだった。
アタシは席に座り、オリエンテーションを受けていた。
女子はどういう視線で見るだろうと思い、視線をあちこちに向けた。
女子はアタシを輝きの目で見つめていた。でも、きっとその目には裏の恐ろしい目が隠されている気がした。
でも、作戦は成功したわ。すっかりアタシがお嬢様というイメージは付いているはずだろう。
こんなにあっさり、とりこになってくれるなんてね。
フフ…。
やっとイジメの段階に行けるかも…。でも、クラスにもっとなじまないといけなかった。
でも、あと少しね。
頑張るわ…!今のうちにストレスを溜めておこう。
クククッ♪
さぁ、ブス達よ覚悟しておきなさい!
アタシがイチコロで倒してやるんだから♪
視察してみようかなっ?
「うおおおおおおおおお!!!のん様あああ!!俺、ファンクラブ入りました!!! 」
「ユーリ様ッ!学園祭のメイドカフェに来てください!」
いつの間にかアタシ達の噂が広まったみたい…。
困っちゃうわね…。ファンクラブもできちゃってるなんて…。
「ユーリ様とのん様のグッズ〜!!」
購買にも無理矢理アタシのグッズまで置かれていていつも大混雑!
それ目当てに昼ご飯を食べない人も現れた。
もちろん、ユーリも同じ状況に置かれていた。
先生にもモテモテ状態。友達も増えてきてしまっている。あちゃ…。
名前なんか覚えてられない。
そうやって、廊下を歩いていると…。
………バン!!
黒い影にアタシの背中を壁に押し付けられた。手で体を挟まれている。
「…何すっ…。んっぐぅ…。」
いやああああああああああああああああああああああああーーーーー!!!!!!
アタシ、恋人同士じゃないって…。
「助けてー…。」
アタシ、どうなっちゃうの!!
またまた、コピーです。少々お待ちください。
- Re: アタシイジメスキなんだぁ!(修正です!) ( No.2 )
- 日時: 2014/03/22 18:07
- 名前: にじいろ (ID: B4StDirx)
「いいから、離してよッ…。」
「…聞くまで離さねぇ。話聞け。バァカ。」
うっわっ!このアタシがバカですとぉ!?この化けタヌキーーーー!!!(実は何者かはわからん)
なにこの低い声。男子っぽすぎるーー!!
必死にジタバタ暴れるアタシ。でも。暴れても逆効果。余計に離してくれなくなる。
どーせ、この男子はロクな事話さないし。無駄よムダ!!
すると、人気のない中庭に強制連行。暴れてもムダ。
アタシが無駄なことをしていた。廊下ですれ違った人は全員知らんぷり。
それに、掃除も終わってる時間で授業も始まっている。
「…離してください。…この不審者が。」
すると、言葉が詰まるほど恐ろしい顔が不審者(?)の顔が現れた。
ひッ…ひィッ…!?
「助かりたいならおとなしくしろ。バカぶりっ子。」
また、バカ!?それにぶりっ子追加!?だっダメージがァ…。
助けてくださいまし…。
冷たい…。(そりゃそうだ。)
…ピラッ。
アタシの顔にくっつきそうなぐらい近づいたなんかのピラ。
…何それ宣伝ですか?宣伝、キョーミないんで。お帰りください。
駅まで徒歩1分ぐらいですので。
「腹の内が見えないかと思ったか。あァ!?」
ひゃあああ!!
バレてました…。
ガーン。
気付けばチラリ〜ティラティラ〜。の音楽が流れてる気がした。
そして、頭の上に…1000キログラムの重りが…(いや、1トンですから。)
いってー…。
「十分、頭冷しただろ。読め。このバカぶりっ子クソが。」
さらに、バージョンアップしてるぅ〜!文句多すぎ冷血人間め…!
「バカヤロ。腹の中見えてんぞ。読んでねぇだろ。」
はい…すみませんでした…。
仕方なく読んだアタシ。
…はい!?
ミスコン!?そういえば…。学園祭が近かったけ…。
「推薦してやる。もっとセンス磨け。バカ。」
今、優しい言葉とバカという言葉が出てきませんでした?
推薦してくれるんだッ!!それはそれは…。嬉しい…!
それに…アタシの夢っ!
「立候補…するんだろ?」
「もちろんです!」
「じゃ、これ名刺。何かあったら連絡しろ。届出は出しておくから心配するな。じゃ、今日放課後集まるからな。俺んち、来い。じゃな。」
うっそ…やったァ!すると、冷血人間が自分の教室へと帰っていった。
ミスコン、いけるんだぁ!よっしゃ!センス、磨くぞ!
あ、でも…スケジュールが…。実は…桃季YUKIというブスを視察しに行くんです。
やっぱ、情報は得ないと…。
そして、冷血人間の視察もしなきゃならない…。
あー…どうしよ。そうだ!ユーキに頼るぞっ★
ユーキにブスを視察してもらおう!
あったまいい♪アタシ、すごいかも!
あと、生徒会長戦も立候補しよっかな!楽しくなって来た…。
冷血人間は…情報メモ!
名前
美沢玲央。
住所
○✖■△…。
電話番号
060ー678−○✖■
性格
とにかく冷たい。
メッセージ
ま、どーも。よろしく。
…こんな名刺、他人にあげちゃっていい系!?
意味わからん!ま、いいか。ミスコン、がんばらなくちゃ…。
レオ。…よろしく。優勝しよーねっ♪
「レオ、キミもね…。」
太陽が輝く空にアタシはそっと…呟いた。
またまた作戦
続きます。コメントありがとう!作品名をできれば、教えてください!(貴方の)アドバイス等をしたいとおもいます!あと少しで、イジメに触れると思います!しばらく、お待ちください!なかなか後の方でごめんなさい!
ではでは…
にじいろ。
三度目の投稿ですコメント、ありがとうございます〜!連続投稿はできないので、なかなかコメントが遅れてしまう可能性があります。ご了承ください。一応返信しましたが…・ルシファーさんのはまだ済んでおりません。しばらく、おまちください。
作戦会議ッ!!
只今、休み時間中です!今ね、教室で作戦組んでるんだぁ。もちろん、ユーリとね!
ユーリは作戦を社会のノート(なぜか社会のノートに書いている)に書いてるんだ。
忘れるといけないからね。
「…つまり、桃季YUKIを私が監視して、のんは玲央を監視するんだ。同時進行ってこと?」
「うん。まぁ、そゆこと。」
ユーリはふぅ〜んと頷きながらシャーペンを素早くスライドしたり、ペンで線を引いていた。
あまりにも、綺麗な物なので思わず見とれてしまった。
キレー…。
「何、私のノートじーっと見てんの?」
疑問そうな顔をし、首をかしげるユーリ。おっと。作戦のこと、忘れてた。
アタシは慌てて言葉がうまく出なかった。
「ううん。何でもない。」
アタシがさりげなくそう言うとそっかと納得してまた、シャーペンをスライドさせていた。
ホント、ユーリはノートまとめがいいなぁ…。
だから内申点も高いのかな…。そう考えているうちにあっという間に休み時間は過ぎた。
もう、授業に移ってしまったけれど、アタシの頭の中は桃季YUKIとレオの事だらけ。
全く集中できなかった。
「のんさん…これ、解けます…?」
急に言われてビックリしたけど、アタシは落ち着いていた。
黒板の前に立ち、チョークで式をズバッと書き、説明した。
「おおおおお!!」
と大きな歓声がした。何だかんだで適当に説明をしたけど。分かりやすかったらしい。
頭の中は全て作戦でうまっていた。
…それはコンプレックスの塊だったかもしれない。
レオの家。
…放課後。
言われた通りレオの家に来ていた。目を上げると…とんでもない光景が目に映った。
「…なによココ…。」
夢?夢…じゃないよねッ!?ちょっと待ってよ!アタシ、単なる凡人だよ?
こんな所にきていいのーーー!!!???
とんでもない大豪邸。いや、大豪邸とは言い表せない。
スポーツカー、何台あんの!?いち…に…さ…。
50台!?ア、アタシ、こんな所に入ったら…汚しちゃう!
それに、お庭は…百壷はあるんじゃない!?問も豪華すぎ!
警備員、入口だけで…10人!?どれだけ、お金持ちなわけ!?
すると、執事がこちらにやってくる。なっ…なになに!?アタシ、不審者じゃないよっ!?
あからさまにアタシは興奮状態。心臓が飛び出るぅ…!?
「お嬢様。ようこそいらっしゃいました。中にお入りください。…その前に…。」
執事は無表情で何かを言おうとしていた。…何の御用で…。
…ガバッ!!
「…ッ!!」
口も塞がれて動けない状態。シュルルルルル……。ギリッ!
イヤッ…イヤァ…アア……ン…ッ!
縄がアタシを縛りつける。何するつもり…!また、目の自由を奪われた。
痛いってば…。助けてよ…。執事さん…、何をするの…?
「…お嬢様。麻酔をかけさせてもらいますよ…?フハハ…。」
…何か、企んでる。
チクンッ…!
腕に痛みを感じた。アタシ、さらわれちゃうよ…。
逃げたい…。アタシ…。でも、意識が…薄れてゆく…。ああ、アタシ、消えちゃうよ…。
ミスコン、ユーキ、イジメがアタシから離れていこうとしていた。
四度目の投稿ですー
コピーですみません。あと少しで続きも書けると思います!
- Re: アタシイジメスキなんだぁ!(修正です!) ( No.3 )
- 日時: 2014/03/22 18:14
- 名前: にじいろ (ID: B4StDirx)
執事に連れ去られて
クッ…!どうしよう…。今日、集まる約束が…。レオとの約束、破っちゃう…。
それに、イジメが出来ない…。
辺りは真っ暗で何も見えない。見えるのは微かに入ってくる光だけだった。気付けば目の自由が帰ってきた。
まだ、縛られてる…。全身麻酔を掛けられたらしく、記憶が無い。
アタシ、どこにいるの…?助けてよ…。もしかして…誘拐!?ここは…倉庫のようだ。
「うっ、ううー…。」
バァン!?
扉が蹴られる音がした。一気に光がさす。それは暗闇に慣れたからか、眩しい…!
そこにいたのは…
「…執事さん…。」
そうだ。連れ去らった人だ。この雰囲気。このイケメンの顔。一度見ただけで忘れない顔。
どうみても、スマイルすぎて怪しかった執事さん。
まさか、貴方がこんな方とはね…。思いもしなかったわ…。
アタシは冷静だった。だって、暴れたって意味、無いから。
「これ、見ろ。俺がここまで出来て捕まらないなんて…すごいだろ?」
すごい怪しげな偉そうな笑みを浮かべる彼。彼はスマホの画面をぐっとアタシに近づけた。
…ナルシスト…。どうかしてるわッ!!
その画面には…ワンセグが映っていた。
『成績優秀少女、華百のんさん。行方不明で誘拐の疑いが持たれています…。』
アナウンサーが真剣に見据えた瞳で話していた。
ああ、やっぱりニュースになっていた。当たり前だ。このアタシがさらわれたんだからッ!
って、なに浮いてるんだ…。
「…なんだ。褒めないのかァ?お前よりエリートな俺を。」
はぁ…。何故アンタに褒めなきゃいけないのかなぁ?めん……ど…くさ……。
アタシは念のため沈黙を置いた。相手も疲れて何も話さないだろーし。
「褒めろよ。ブス。」
…はぁ?このナルシストめ…!執事のくせによぉ!
「…偉いですね…。」
どうせ、怒られるだろうけど、返事しないより随分マシ。無視したと思われるからね。
「…フフン♪そーだろ。すごいだろぉ!」
まるで、牙をむき出しにしてドヤ顔をしているのではないかと思った程だ。
どれだけ、命令で褒めろ褒めろ言ったんだろうか…呆れる。
♪までつけちゃって。…バァ・・カ。アホ。ブス。最悪な執事だな。レオも可哀想に…。
「フフ…。お前をなぁ、ミスコンに出ないようにやんよ。俺の彼女が優勝するためにな。」
……!?
何で知ってるんや。コイツ。盗み聞きだとしかありえない気がする。だって、レオは言った。
「…誰にも言うなよ。オレも言わねぇからさ。約束だ。」
っていって、約束した。レオは約束をきちんと守るタイプらしい。
コイツの正体=ストーカー…?
…馬鹿野郎。この山田太郎が…。(謎だらけの仮名。)
ストーカーバカ,アホ,ブスぅーーー!!!(すぐにさらに謎な仮名に変更。)
「…離せ。」
「…はぁ?」
「縄を解けよ!ストーカーバカ,アホ,ブスぅーーー!!!」
シャーーー!!!
必殺!野良猫の警戒牙剥き出しーーー!!
「………!?ッ、ヒッヒエーーーー!!!」
思わず、ストーカーバカ,アホ,ブスぅーーー!!!は悲痛の声を上げ、バッタリ後ろに倒れてる。おやおや。気絶してるねぇ。
そいつはハサミをポケットから落とした。ちょーど良かった!
…バカねぇ。落としたら被害者は逃げるっツーのにさ!
シュルルル……。
ハサミで確実に縄を解いた。
ピロリロリン★
ケータイの着信音がリズムよく鳴る。メールの着信音だ。ユーリからか…。
一応、脱出してからにしようか…。起き上がったらそいつは邪魔になるし。
思いっきり外へと走り出し、息が切れたので公園に寄ることにした。
そこで、新着メールを確認する。
YUKIっていうブスの監視報告のメールだ。なんだろう…?
アタシは少し、気になった。
コメントありがとう!恩返しにコメントを返信していきます!
ルシファーさん、くうさん、そらぴーさん、応援よろしくです!
返信するので待っててねー!
時間、結構掛かります…。
ではでは…。
にじいろ
五度目の投稿ですー
- Re: アタシイジメスキなんだぁ!(修正です!) ( No.4 )
- 日時: 2014/03/22 18:38
- 名前: にじいろ (ID: B4StDirx)
ユーリからのご報告
スッスッ…。
スマホの画面をスライドさせる。受信フォルダを開いた。新着メールユーリっと…。
このように書かれていた。
『のーんっ♪大丈夫?家にいなかったから…。あと、報告だよ!
桃季YUKIの情報
とにかくブス。
のんを追い越そうとしている。「のんって奴を超えてやる…!」って呟いてたよー!
ひどいよね!ブスがさ。
眼鏡をかけている。(伊達目超似合わなーい!)
髪の毛短すぎ!男子に見える。有名な学校に通っていたんだって!帰国生らしーよ。
なのに、バカ。ヽ(`Д´)ノサイテー!あと、ダサい。
以上!』
…ダサッ。有名な学校に通ってたくせに、国内のアタシでも追い越せるなんて有り得ないっしょ!
超えるわけないじゃん♪ブスのくせにさっ!有名校の教育がなってないわ。
あ、レオの監視、忘れてた。ま、準備期間だから覗けるよね。レオとの約束…守れなかった…。メールするか。
『ありがとねー♪さて、今日イジメましょう!情報は十分よ★よくやったわね。あと、文化祭の準備中にレオのこと監視するから。文化祭の時は共同監視、ブスのことをね。』
送信、とぉ〜。やっと、イジメられるわね。("ァ '`,、'`,、(´▽`) '`,、'`"
幸せだわぁ!これは…チャンスだ…。
すると、すぐに返信がきた。早いわ…。
『了解!今日は…掃除の全て擦り付けましょう。あと、罪をかぶせたりとかぁ!いいよね!』
なるほど…。それはいいわ!決めた!!!ギュッと拳を握り締めた。
「…いいわ。そうしましょ★」
よし。イジメの心の準備はできてる。…あ。遅刻しちゃう!急がなくちゃ…。
と思いながら、学校へのルートを見つけその方向に向かって走り出した。
イジメ、始めましょぅ?
コメントありがとうございます!みなさまの小説の返事が大幅に遅れますので勘違いはしないでくださいね。