社会問題小説・評論板

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3本の鉛筆~儚く折れる~
日時: 2014/03/23 10:33
名前: 麗音 ◆F10Wq53/gA (ID: a6i4.RaK)


初めまして!!麗音(りおん)です!!
神様から文才を奪われた悲しい人間です!!

初投稿です。頑張って書きます!神様に文才奪われてるんですけどね。

いやー。ここに投稿なさってる皆様はレベルがお高いですね。
私が本当に投稿してもいいのでしょうか?!

見てくださった方は、コメント/アドバイスをよろしくお願いします!!

説明です。


これから書く物語の最初に<>のカッコ印が出てきます。
その中に書いてある名前の人視点です。


それでは頑張って書くので、応援してくれると嬉しいです!!

・荒らし目的
・小説に関連のないコメント目的


の方は、お帰りください!!!



<目次>

Re: 3本の鉛筆~儚く折れる~ ( No.1 )
日時: 2014/03/23 10:45
名前: 麗音 ◆F10Wq53/gA (ID: a6i4.RaK)

第零章<梨花>


平凡に生きれることが どれだけ幸せか。

平凡に友達と付き合い
平凡に恋愛を経験し
平凡に卒業することが!

どんなに幸せか考えてみればよかった。
小学校も中学校も平凡な生活をしていた。

頭脳でも容姿でもお金でもまかなえない、幸せ——————。


あなたは平凡ですか?

Re: 3本の鉛筆~儚く折れる~ ( No.2 )
日時: 2014/03/23 11:23
名前: 麗音 ◆F10Wq53/gA (ID: a6i4.RaK)

登場人物


♀湖遊 梨花 コユウ リカ

 3本の鉛筆の赤。
 容姿は美しく、性格は優しい。晴太ファンクラブ会員。

♀小鳥遊 瑠菜 タカナシ ルナ

 3本の鉛筆の黄。
 容姿は特別美しいってわけでもなく、性格はクール。晴太ファンクラブ会長。

♀三橋 乃理亜 ミツハシ ノリア

 3本の鉛筆の青。
 族に言う「ブス」で、性格はどろどろの女子って感じ。晴太ファンクラブ会員。

♂鈴木 晴太 スズキ セイタ

 モテる男子。
 容姿はかっこよい。「晴太ファンクラブ」があることを知っている。会員や会長も知っている。

♂久本 拓海 ヒサモト タクミ

 あまりモテないけれど、晴太のコトを恨んでいない。むしろ親友。

Re: 3本の鉛筆~儚く折れる~ ( No.3 )
日時: 2014/03/23 11:59
名前: 麗音 ◆F10Wq53/gA (ID: a6i4.RaK)

第一章“幸せな時”

#1 始まり <梨花>


「ねぇ。梨花と瑠菜ぁ!うち、地味っちょいけど、鉛筆買ってきたよぉ。見て、赤、黄、青。信号みたいじゃないー?」




そういったのは、乃理亜だった。相変わらず、ウザったい口調をしている。



「赤がぁ、梨花でぇ。瑠菜が黄色ねっ。うちが、青もつからねー。友情の印だよっ。」

乃理亜がにっこりと笑って、各色の鉛筆を手渡した。



私たちは親友だ。仲良し3人組で、3人組にしては上手くいっていた。
いつも、なんか必ず3人組は失敗するって聞くけど、この頃の私達には、そんなことはなかった。



「え。乃理亜のセンス全然わかんない」
瑠菜が冷たく言った。

こんなんじゃ嫌われない?と思ったかもしれないが、瑠菜はいつもクールでこんなことは日常茶飯事なので嫌われない。


「特に色に意味合いはないのっ。プンプン」

乃理亜は口で「プンプン」と言ったが、本当は怒っていない。
こんなブリッ子な口調は、少しヒく。

だけど、私達は親友なので、大丈夫だ。

「あっ。みて、乃理亜と瑠菜。晴太発見したよっ」

私は晴太を指差した。



「行くよっ。」
瑠菜は急に気合が入った。

乃理亜はスカートを振り乱して見せた。



私は相変わらず、「笑顔」を心がけていた。


「お早う御座います、晴太様。今日もお目にかかれたこと、私、瑠菜は光栄に思っておりますゆえ。」


晴太は困ったような顔をした。

「おっ。今日もモテモテでございますなぁ、晴太さま〜」

横にいた拓海がにやっと笑って晴太を小突いた。



「我々ファンクラブの会員は、晴太様以外のファンもいらっしゃいますゆえ。拓海様のファンは非常に熱狂的でございます」

瑠菜がゆっくりと言った。
その通りだった。

晴太ファンクラブの中で、孤立して「拓海様ファンクラブ」となのる集団がいるのだ。


「きゃっ!拓海様ー!!こっち向いてー!!!」


「拓海様ファンクラブ」の会長が、熱狂的に言った。
晴太をからかっていた拓海も、また、困ったような表情になった。


毎日下駄箱では花束が飛び交う。
「晴太様応援しております」というメッセージカードだったり、「拓海様大好き」というメッセージカードだったり——————。


ま、こんな感じの毎日だ。
楽しくて嬉しい。


そんな毎日だ。






私の生活を変えたのはなんだったのだろう?
思い返すとまた、恐ろしくなった。


瑠菜はクールな表情のまま、晴太をもてなした。

会長ではあるが、瑠菜はそこまで晴太に「ぞっこん」ではなかった。


「我らファンクラブは、晴太様に恋愛感情をもっているのではありません。」
瑠菜は晴太の顔が赤くなるたびにそう言い、顔を青くさせた。

「拓海様〜♪わたくし供は愛しております。恋愛感情を寄せる所存なのです…」
拓海様ファンクラブ会長はそう言った。

会員はこくっと頷いた。
そうなるとライバルのはずだが仲は良い。


なんて幸せなんだろう。
この時の私はそんなこと考えもしなかった。

Re: 3本の鉛筆~儚く折れる~ ( No.4 )
日時: 2014/03/23 16:00
名前: 麗音 ◆F10Wq53/gA (ID: a6i4.RaK)

#2 晴太ファンクラブ <瑠菜>


私は最近別に晴太が気になっていない。
ファンでもない。しかし、私がいなくなると、逆に迷惑だと皆がいうのだ。

最近、【拓海様ファンクラブ】の押しが強まってきた。

会員が少なかったハズなのに、徐々に増えてきたのだ。
全く、あいつのどこが良いのだか。まぁ、そう考えると、晴太もそうなのだが。

晴太は「モテている」というお墨付きなわけだ。
拓海はモテているなんてことなかった。いきなり、急増し始めたのだ。


「ね!!!あなたたち、晴太に引かれ気味なんじゃなくって??わたくしが、晴太ファンクラブの会長になって差し上げてもよろしいのですわよ?んっまぁ、その時はクラブの名前を拓海様ファンクラブにはいたしますが」

彼女は北条 美紀(ホウジョウ ミキ)。拓海様ファンクラブの会長だ。家は大富豪でお嬢様なのだ。



「お生憎様、私はこのクラブ、どうでもいいのだけれど、まぁ、梨花がどうにもね…」

私は遠慮がちに言った。

「あーら。そんなものはすぐにねじ伏せられますわよ。人間って貪欲なんですの。物や金で釣ればすぐですわ。せいぜい3万でも連れますわよ」

美紀はオホホと笑った。
美紀は何も知らないのだ。

梨花の晴太への執着心を。



私は美紀を尾け、ずだずだにされる様を見守ることにした。


「あら。梨花さん?晴太ファンクラブを私に譲り受けさせてくださる?」
美紀は初めに聞いた。

「あ、だめ。会長はあれ・・・瑠菜だからね…。」

梨花は手をふった。




「いえ。瑠菜さんは許可を出してくれているのですわよ?梨花さん、あなたに聞けぼ問題ないと。」


「じゃあ、私がダメって言います」

梨花は真っ先に答え、立ち去ろうとした。
美紀は食い下がった。


「立ち退き料金で、3万払いますわ。」

「いりません」

美紀はとっておきの手を出した。
こんなにも早く払いのけられるとは思わなかっただろう。


「ファンクラブでなくても、普通に追いかければいいだけですわよ。またクラブを設立するのもいいですわ。わたくしに譲って下さりますわよね?」


美紀はふっと笑った。


「譲ってくださらない!!!」

梨花は叫んだ。

「普通に追いかければいい?あなただって同じこと。私ではなく、あなたがそうすればいいの。またクラブを設立?あなただって以下同文」


梨花は見事に追い払った。


「もうっ、梨花さんの執着心は気持ち悪いですわ」

美紀は私に向かって悪態をついた。

「あぁ・・・拓海様——————。あなたは誰にもお渡し致しませんわ。わたくしのヒトですわ——————♪」


私はほうっと息を着いた。

まぁ、誰かを思う気持ちは、誰だって一緒なのだ。

Re: 3本の鉛筆~儚く折れる~ ( No.5 )
日時: 2014/03/23 16:17
名前: 麗音 ◆F10Wq53/gA (ID: a6i4.RaK)

#3 歪み、開始 <乃理亜>


どうしてうちは報われないの。
梨花は可愛くて優しいのに。

鉛筆をあげたのはうち。でも、友情の中心になっているのが、梨花なんてうちもううんざり。

「ねぇ、瑠菜。梨花ってさ、ちょいウザくない?」
うちは口走った。

瑠菜はクールだからきっと言わない。
梨花に、うちが悪口いったこと、チクるようなこじゃないから。

「ふぅん。私はまだなんの返事もできない。梨花にも【ねぇ、梨花。瑠菜ってさ、ちょいウザくない?】って言ってるニオイがする。」

瑠菜はクールに笑う。
私は瑠菜とは違う、高らかな笑い方をした。

瑠菜が勘違いしているからだ。瑠菜のことをウザイと思った覚えはない。


「ハハハッ。うそーん。瑠菜もヘンな勘違いするようになったの??」

「仕方ないやつだな。まあいい。私の気持ちを話そう。もたしも彼女は嫌いだ。ちょっと自慢がウザイ」


うちはにやっ、とした。

うちには目的が出来た。





               「じゃあ、 うちらで、梨花をいぢめよ」


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