社会問題小説・評論板
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- 終:僕が正しい、赤マフラー〜仕返し憎しみ〜
- 日時: 2014/08/03 14:11
- 名前: ×× (ID: 2mcH.5bJ)
僕は何のために居るんだろう。
両親には虐待は受けるし、クラスではいじめられるし。
何だろう、生きるって何だろう。
*****************************************************************小説下手なんですけど、私の気持ちを表してみました。
8月3日 本日を持って終了しました。今後は新しいほうでお願いします。
- Re: 僕が正しい、赤マフラー〜仕返し憎しみ〜 ( No.8 )
- 日時: 2014/07/28 14:39
- 名前: ×× (ID: 2mcH.5bJ)
-6-
僕は無言でまた家に帰る。
僕はあの後学校を早退した。
僕の判断は正しい。
きっと、また帰ったら余計に目をつけられるよ。
正しい。
僕は正しい。
「ああっ・・・!」
お母さんの声。
リビングから聞こえる。
何をしているんだろう。
久しぶりにリビングを見た。
「あ・・・」
「あ、あんた・・・」
やってる。
お父さんじゃない相手とやってる。
「誰だ、こいつ」
「おか、お母さん・・・」
「お母さん? お前、子供いたんじゃねーか!」
「あ!」
男はお母さんを捨て、そのまま玄関に向かいかえってしまった。
はだけた服。
お母さんの目は狂っていた。
「最低! 大体、あんたこの時間学校でしょ? なに帰ってるのよ!」
ぱちーん
どが どが
ビンタ、殴る。
痛い。
でも、僕は正しい判断をした。
不倫なんて許さない。
だから、あのとき除いてよかったんだ。
だって、赤ちゃん産まなくてすんだでしょ?
何で人は。
正しい判断ができないのだろう、お母さん。
- Re: 僕が正しい、赤マフラー〜仕返し憎しみ〜 ( No.9 )
- 日時: 2014/07/29 11:57
- 名前: ×× (ID: 2mcH.5bJ)
-7-
はあ、痛いな。
頬がいたいよ、体が痛いよ。
明日は、パーカーを着よう。
「ばっしゃーん」
僕は今日もまた繰り返す。
僕だけいじめられている。
それは大きな仕返しとなって返そうじゃないか。
「ははは」
「!!」
なんで・・・。
柊さんまで?
なんでなんでなんでなんで・・・
悪いのは僕だ。
柊さんだって、正しい判断をしたよ。
「柊、あたしたち悪くしようとしてないよ。でもね、浜田をかばうからこうなったんだよ」
お前たち。
お前たちはそれは正論じゃない。
正しくない。
僕が正しい。
これは、断るべき、殴るべき、殺すべき・・・!
「おお、怖い怖い。浜田なんだー」
「よ・・・」
「ん、何だって?」
「うるせーんだよ、このくそやろう!」
一発殴りたい。
殴りたい、殺したい。
僕はそれで正しい。
「や、やめろ・・・」
じゃき
「あ・・・あ・・・」
やってしまった。
鋏で、皮膚をきってしまった。
したたる血。
僕は、正しい判断を・・・
- Re: 僕が正しい、赤マフラー〜仕返し憎しみ〜 ( No.10 )
- 日時: 2014/07/31 11:39
- 名前: ×× (ID: 2mcH.5bJ)
-8-
「きゃあああ!!」
クラスに悲鳴が。
人をきってなんかない、僕は正しい判断をした。
悪いことをしたからには当然だろう?
僕にはそれぐらいの痛みがあるんだ、傷があるんだ。
「り、リーダーに何をした!」
鋏。
僕に傷をつけるとでも?
ふざけるな。
僕は正しい判断を・・・
ぐさ
「も、森・・・。浜田死んだぞ?」
「あ、あ・・・」
したはずだ。
「きゃああああああああああああ」
- Re: 僕が正しい、赤マフラー〜仕返し憎しみ〜 ( No.11 )
- 日時: 2014/08/01 09:00
- 名前: ×× (ID: 2mcH.5bJ)
-9-
「・・・」
病院。
はあ、怒られるな。
殴られるな、傷が増えるな。
最悪。
でも、お父さんお母さんは居なかった。
「?」
「あ、浜田さん」
「柊さん・・・」
僕の隣には赤マフラーの柊さんが居た。
ぎゅっと僕の手を握っている。
「あのね、お父さんとお母さん、あなたを施設に行かせるって・・・」
あーあ。
捨てられたのか。
施設・・・。
痛い場所じゃないから、いいか。
「最悪だよね・・・」
涙を流す柊さん。
僕は、いい。
お母さんとお父さんもいい判断をした。
だから、いい。
「僕は、施設いきで嬉しいよ」
- Re: 僕が正しい、赤マフラー〜仕返し憎しみ〜 ( No.12 )
- 日時: 2014/08/02 11:40
- 名前: ×× (ID: 2mcH.5bJ)
-10-
今日で、この町さようならか。
施設か。
「浜田さん!」
「柊さん」
柊さんが走ってやってきた。
そして、いつも巻いてる赤マフラーを差し出す。
「これ、私からの、メッセージ」
僕にまきつける。
「ずっと、つけてね」
そういって笑う柊さん。
赤マフラー。
それは僕の色だ。