社会問題小説・評論板

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イジメイジメラレ
日時: 2014/08/10 22:26
名前: 邪心沙羅 (ID: mrjOiZFR)

 皆様初めまして。はやみねかおると神威がくぽが好きな邪心沙羅です。
 初心者なのでまだまだ下手ですが、頑張って書きます。
 読んで頂ければ幸いです。

Re: イジメイジメラレ ( No.3 )
日時: 2014/08/12 21:00
名前: 邪心沙羅 (ID: mrjOiZFR)

「あぁ?俺に逆らうんか?ふざけんなよゴラ。」
 少し後から俺は思った。この時俺は狂っていたのだと。
 この時まで俺は、こんな感情になったことも、こんな行動を起こしたこともなかった。なぜかこの時初めて−不意に頭がグヮッと熱くなった。「なぜ、こいつの言うことをきかなきゃなんねぇんだよ」という思いをこの時初めて抱いた。

Re: イジメイジメラレ ( No.4 )
日時: 2014/08/12 21:51
名前: 邪心沙羅 (ID: mrjOiZFR)

−今までの隠れた不満が、一気に吹き出たようだった。
俺は初めて鷹也に言い返した。
「どうして、俺にやらせんだよ。鷹也がほしいんだろ。自分でやれよ。」
 俺は目の前の顔をグッと睨み付けていた。だから、その顔が動揺で歪んだのがはっきり分かった。しかし、それも一瞬の事だった。
 ガツン
 激しい衝撃。あっけなく倒れる俺の体。鷹也の視線が突き刺さる。
 あぁ、今更思い出した…鷹也、空手習ってたんだ…
 そのまま俺は深い眠りについた。

Re: イジメイジメラレ ( No.5 )
日時: 2014/09/14 08:17
名前: 邪心沙羅 (ID: mrjOiZFR)

________________________________

 俺は走っていた。付きまとう不安から逃げるように。片手にあのガムをしっかり握って。
 体の方は、大事にはいたらなかった。ただ、心配なのは鷹也との関係だ。もし壊れてしまうと、イジメラレることになる。それだけは絶対に避けたい。
 

Re: イジメイジメラレ ( No.6 )
日時: 2014/09/22 20:33
名前: 邪心沙羅 (ID: jKCWz9pk)

 門前辺りで、仲間と歩く鷹也を見つけた。
「たかやっ。」
 勢いよく彼の背中にガムを突き出す。
「昨日は悪かった。俺、ちょっと狂っててさぁ。これ、やるよ。だから、許してくれ。」
でも、鷹也はそれを受け取らなかった。かわりにチッと舌打ちして、
「わかってねぇ。」
という言葉と俺を残し、何も無かったようにまた歩き出した。

Re: イジメイジメラレ ( No.7 )
日時: 2014/09/23 20:01
名前: 邪心沙羅 (ID: jKCWz9pk)

 体温が一気に下がった。くらくらする。暗い考えが脳内を駆け巡る。足が重い。でも教室には入らねば…
 ノロノロと廊下を進み、教室の戸をソロソロとあけ、隠れるようにして席に向かった。教室に異変は無かった。—一つの事を除いては。
 真っ赤な紙。そう、それはまさしくあの—
「…赤紙。」
俺たちがターゲットに送るそれだった。
「おれにさからったばつ」
とだけ書いてある。


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