社会問題小説・評論板
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- もしも過去を変えられたら
- 日時: 2014/09/02 18:12
- 名前: 弓束 まふ (ID: 2gJpuHi8)
もしも過去を変えられたら
; 弓束 まふ 短編小説
- Re: もしも過去を変えられたら ( No.2 )
- 日時: 2014/09/02 18:31
- 名前: 弓束 まふ (ID: 2gJpuHi8)
学校に付き下駄箱の場所まで歩く。
丁度そこには履き替え中のるなとクラスメイトの子がいた。
「あ、るな・・・」
私が声をかけるとるなは此方を向いて
「おはよ!」
と声をかけてきた。
すかさず私も挨拶をする。
でも優奈と真奈は少し間を開けて小声でおはよう、と呟くだけだった。
しかし、そんな二人の挨拶は気にせずるなは私を見て
「奈々、もたもたしてると遅れるよ!早く行こ!」
と言ってきてくれた。
真奈と優奈を見る。二人はどうぞ私達に構わず行けばというように
話始めていた。
私はるなとクラスメイトの子と一緒に教室まで向かった。
- Re: もしも過去を変えられたら ( No.3 )
- 日時: 2014/09/03 18:06
- 名前: 弓束 まふ (ID: 2gJpuHi8)
「おはよー」
久しぶりの教室、久しぶりのメンバーに挨拶をして
自席に着く。
鞄の中から荷物を取り出して机の中へ。
「奈々、ロッカー室行こうぜ!」
優奈が私の肩をポンと叩いてにこっと笑って言ってきた。
後ろには真奈もいる。
「あ、うん」
私は自分のロッカーの鍵を出して二人とロッカー室に向かった。
- Re: もしも過去を変えられたら ( No.4 )
- 日時: 2014/09/03 18:16
- 名前: 弓束 まふ (ID: 2gJpuHi8)
「ねぇ、知ってる?真奈とるな、喧嘩したんだって」
私達3人が更衣室の隣のロッカー室に行くと、そこには
クラスの女子数名が居て小声で何かを喋っていた。
「っはよー」
優奈がクラスメイトに声をかける。
彼女達は一瞬ピクリとして固まったがすぐぎこちなく笑を浮かべて
挨拶を返してきた。
「暑いね、今日は」
私は自分の隣のロッカーの子に話かけながら教科書を取り出す。
「あ、うん。美味しいよね、って・・・あれ?」
彼女はどこか上の空でいて私の話を聞いていなかった。
彼女・・・いや、先程のクラスの女子たちは一つの所に
視線を合わせていた。
真奈の所だ。
真奈は優奈とテレビの話をしていて彼女たちの視線
には気づいていないようだった。
と、そのとき、予鈴のチャイムが鳴った。
「急がなきゃ!先行くね!」
用意をし終えていた私は先に教室に戻った。
- Re: もしも過去を変えられたら ( No.5 )
- 日時: 2014/09/03 18:30
- 名前: 弓束 まふ (ID: 2gJpuHi8)
始業式、そして午前の授業が終わりお昼時間。
男子たちは我先にとお弁当を取り出して
がっつきながら食べていた。
「奈々ー、昼、一緒に食べない?」
普段、お昼は別の私と優奈、真奈達。
席が遠いという関係で私は他の友人と食べていて、
真奈と優奈とるなが3人で昼食を食べていた。
「え、うん、良いけど。るなは?」
私は机左のホックからお弁当箱の入った袋を取り出す。
「ん、るな?るなは・・・」
優奈が黙り込む。どうしたんだろう。
「るな?るなは他の子と食べるって」
いつの間にか優奈の後ろにいた真奈が黙り込む
優奈のかわりに返答する。
「あ、そうなんだ」
雰囲気的にそうじゃないという事はわかってたから
納得はいかなかったけれど、でも何か言えるような、
首突っ込めるような立場じゃないし黙っておくことにした。
私達はまなの席で昼食をとる事にした。
3人での昼食はとても寂しかった。
誰も何も喋ろうとしない。
喋ってもぎこちない。
ただ黙々と食べるだけ。
私からこういうときは喋りかけなきゃいけない。
でも、喋りかけることもうまい話題も見つからず結局
自分も黙ってごはんを食べる事だけに集中してしまった。
そして一番に食べ終わった優奈が自席に戻る。
私と真奈だけになった。
これは、るなと何があったのかを聞けるときかもしれない。
「あ、あのさ」
声を出した。
真奈は此方を見て次に出てくる私の言葉を待つ。
「昼食食べたら帰れるね!やったー!」
全然関係無いことを喋る。
何を言いたいんだろう、私。
「なんだよー、そんな事ー?ちょっと緊張したじゃーん!」
真奈が笑う。
私は笑う真奈に作り笑いを向けて残りのお弁当をたいらげる。
「え、なんで?なんで緊張したのよー!」
「え?神妙な顔してたし?ほんと、奈々面白いわー」
お弁当を片付け終わり自席に戻る私。
なんで勇気がないんだろう、なんで言えないんだろう。
ただたんに気になるんじゃない。
どうして仲が良かったのに、あんなに離れることになったの?
なんで、そんな他人みたいな感じにいきなりなるの?
理由さえわかれば、私がどうにかしたらまえに戻せると
思った。だから、気になった。
でも、結局、聞くこともできなかった。
- Re: もしも過去を変えられたら ( No.6 )
- 日時: 2014/09/05 17:32
- 名前: 弓束 まふ (ID: 2gJpuHi8)
長い2学期学校生活初日も終わりかけ、
残り私は部活のみとなった。
部活は茶道部と放送部。
茶道は小さい頃から習っていて学校に入る前から決めていた。
放送部は本当はあまり入部したいとは思わなかったけれど、
でもるなにゴリ押しされてはいった感じだった。
「奈々!部室行こー」
るながにこやかに声をかけてきた。
「あ、その前にトイレ行っていいかな?」
るなも念の為にと私達は2人でトイレに行った。
トイレを済ませ私とるなが洗面所で髪を整えていると
優奈が来た。
「あ、なーな!これから部活?」
「あ、優奈!うん、そうだよ」
私と優奈は暫く部活の話とか授業の話、先生の話等を
面白おかしく話した。
「じゃ、部活がんばー!」
数分後、優奈がロッカー室に行ってしまった。
ハッとなる。るな・・・
「る・・・な・・・?」
振り向くとそこにるなはいなかった。
いつの間に消えたんだろう。
私は教室に戻る。と、そこには
今朝、るなと登校していた子とるながいた。
「あ、奈々。じゃ、部活行ってくるねー」
るなはその子に手を振ってタタタと此方に向かってきた。
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