社会問題小説・評論板
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 狂った少年達といじめ 書く人募集中
- 日時: 2014/10/25 14:00
- 名前: 麟颶 (ID: XwkOzEnm)
主人公1 矢杜 六木(やと むつき)
性格 容姿端麗、頭脳明晰。いつも無表情で心を閉ざしている。色々と狂っている
容姿 黒髪で短めのお河童っぽい髪型。目も黒。白のシャツに黒いズボン。
備考 容姿端麗、頭脳明晰と書いたが、それは母親に刷り込まれたもの。母親は死んだが、今も…
主人公2 水無月 凍夭(みなづき とうか)
性格 容姿端麗、頭は悪い。こいつも、狂っている。
容姿 茶髪で長髪、後ろで束ねている。服装は六木と同じ。
誰かが来たら、書きはじめます。
- Re: 狂った少年達といじめ 書く人募集中 ( No.1 )
- 日時: 2014/10/25 20:57
- 名前: 麟颶 (ID: XwkOzEnm)
1話
−−いつものように人のいない家を出て、
いつも通り、学校へ行く。
ここまでは何も変わりなく、ただ淡々と、たんたんと、歩く。
無表情を装い、弱々しい所を演じるのも忘れずに。
「矢杜君、おはよう。」
まだ新任の若い教師が声をかける。
テキトーに返事をし、通りすぎていく。
「おはよう…矢杜君…。」
黒く艶のある長い髪を下ろし制服を着こなしている、清楚といった感じの少女…
見た目はそんな感じだ。……見た目は。
ひとってさ、
みためではんだんしちゃ
だめだよねぇ……
見えない顔でにやりと笑った。
- Re: 狂った少年達といじめ 書く人募集中 ( No.2 )
- 日時: 2014/10/26 09:24
- 名前: 麟颶 (ID: XwkOzEnm)
2話
休み時間
「矢杜君…ちょっと来てくれる?」
彼女が手招きをする。白い服を着たら幽霊に見えそう…
「……うん。わ、わかった。」
僕は出来るだけ弱々しい所を見せて彼女に付いていく。
付いた場所は体育倉庫……の隣の部屋。
物置として使われる予定だったらしいが、物が体育倉庫に収まった為、
一切使われていない。綺麗な白塗りの壁が広がる。
そこに黒く長い髪の幽霊……もといクラスメイトの少女。
「……君一人?」
「ええ、そうよ。」
嘘はついていないだろう。…というか窓も付いていないこの狭い部屋に
どうやって隠れるんだ……
「え、えっと、何かな?」
怯えた子羊のように尋ねる僕に、彼女は眉間に眉を寄せた。
「いい加減に化けの皮剥がしなさいよ!!」
そういって僕の頬をパチンと叩く。
「………君賢いね、何時から気付いてた?」
「……貴方がいじめられるようになってからよ。…どうして?
わざわざ自分からいじめられるような事をしたの!?
どうして私を庇ったの!?どうして!?」
目に涙を溜めながら叫ぶ少女。
「教えてよ……」と泣き崩れひざをつく。
「……解った。教えてあげるよ。…ただ、
精神の保障は出来ません。」
−−少し昔話をするよ。
- Re: 狂った少年達といじめ 書く人募集中 ( No.3 )
- 日時: 2014/11/01 16:57
- 名前: 麟颶 (ID: EgZaKOI3)
3話
−−
僕が思うに、人間は風船のようなものだ。
人間は欲深い。欲を溜め込んで溜め込んで…
最後には破裂するか、欲が消える。色々なのがあるけどね。
僕?僕はどうだろう。興味がないからね、
あるのは人間の生態と思考、妖怪とかかな。
…今僕のクラスにはいじめというものがある。
いじめている者は優越感等を手に入れることが出来、
いじめられている者には屈辱、劣等感等が与えられ自由も奪われる。
……だがそれは個人の感想であり感じ方である。
僕はどうだろう。
僕はソレを手に入れることが出来るのだろうか…?
「……出来るんじゃないかな?俺も協力するよ。」
友達が、僕のたった一人の大切な人が言う。
あの母親よりも、家族よりも、誰よりも大切な人。
その人が言ったんだ。
なら出来る。
−−絶対に。
−−−−六木がいじめの標的とされるまであと2分。
そろそろ…「仮面」を外しても…
良いよね?
Page:1