社会問題小説・評論板

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イジメゲーム〜第××回目のギルディ〜
日時: 2014/11/06 18:47
名前: ゆーは (ID: GiW8wj2s)

貴方は王様ゲームを知っていますか。
貴方は王様ゲームをやったことはありますか。


初の社会派小説として書きます、ゆーはです。
まだまだ足りないところもありますが、評価やアドバイス、よろしくお願いします。

Re: イジメゲーム〜第××回目のギルディ〜 ( No.1 )
日時: 2014/11/06 21:27
名前: ゆーは (ID: GiW8wj2s)

イジメゲーム【Start】

貴方は王様ゲームを知っているだろうか。

王様ゲーム。
それは王様の命令は絶対。
それは裏切り者には罰がつく。

ルールは簡単。
赤くじを引いた人が王様、各番号の庶民達に命令をするのがルール。

貴方は王様ゲームをやってみたいですか?

Re: イジメゲーム〜第××回目のギルディ〜 ( No.2 )
日時: 2014/11/06 22:19
名前: ゆーは (ID: GiW8wj2s)

イジメゲーム【First】

「もう、やだよ...」

鍵のかかった部屋に1人しゃがみこむ。
生々しい肌を切る音が部屋に響く。
痛みよりも悲しみが増えていき耐えられない。
流れ出す液体は真っ白な服を真っ赤に汚していって。
虚ろな目には光もなかった。

「なんで...私は...」

リストカット。
それは一種の自傷行為で。
茶色く汚れた傷跡は今迄の人生を描く。

「なんで...なんで私なの...!」

私は、クラス全員で行った王様ゲームの被害者。
1ヶ月前、お金持ちの財閥の所謂ビッチの少女が突然王様ゲームをしようと持ちかけた。
そのビッチ少女、嫌われていたが、お金持ちの財閥の為、誰も逆らえなかった。
過去、逆らった人が自殺をするまで追い込まれた。と云う説があったからだ。

王様ゲーム。
王様の命令は絶対。

王様ゲーム。
裏切り者には罰を。

はじめは
「3番と18番は上着をチェンジ」だとか
「20番はキャラのモノマネをする」だとか
ユーモアに溢れたものだった。
ビッチ少女が王様になるまでは。

「1番はこの学期が終わるまで部員やクラスメイトからいじめを受ける」

終わった。
籤運が無さすぎた。

Re: イジメゲーム〜第××回目のギルディ〜 ( No.3 )
日時: 2014/11/08 11:28
名前: ゆーは (ID: GiW8wj2s)

それから私は大好きだったバスケの部員から、クラスメイトからいじめを受けた。
マネージャーは私1人ではなかったから仕事が適当になることはなかったけど、バスケットボールはかなり痛い。
よく当てられ、痣がひどい。

でも、味方もいた。
バスケ部員の同学年の明るい男子に、同じくバスケ部員の優しい先輩、そしてマネージャーの冷静な先輩。
他校にも1人いた。
いくら味方だからってみんながみんな、安心できる訳じゃなかった。
同学年の明るい男子は裏表がなくって、私に普通に話しかけてくれた。この男子を心から慕うことができた。
他校の子もバスケ部員で、主将、練習試合でよく会っていたから仲はよかった。この先輩も慕った。なんかあってもなくとも、電話やメール、時には会ったりしていたからだ。
優しい先輩とマネージャーの冷静な先輩は、正直微妙だった。よくわからないのだ。
本当に味方なのかが。

「っ...」

さっき深く切りすぎて頭がくらくらする。
そのまま私は床で寝てしまった。

Re: イジメゲーム〜第××回目のギルディ〜 ( No.4 )
日時: 2015/01/24 06:56
名前: ゆーは (ID: ptyyzlV5)

翌日。
カーテンから光が射す頃、私は起きた。
親は単身赴任な為、私がいじめられてることも自傷行為をしていることも知らない。
それが今になっては好都合すぎて笑えてくる。

重たい体を這うように支え、朝食のトーストとコーヒーを用意する。
ほろ苦い匂いが鼻を擽る。

「...いただきます」

手を寂しく合わせ、声がリビングに響く。
最近になっては誰かとご飯を食べることが少なくなった。
唯一、食べるとしたら明るい少年...ここでは少年Aとでも言っておこう。その少年Aと他校の主将君こと少年B...くらいだ。
こんな日々も過ぎていくうちに慣れてしまうのがオチでなんとも悔しい。
ギリッと噛み締めた唇から鉄の味がする。あまりにも強すぎて切れたみたいだ。

時間にも余裕がなくなり朝食を済ませ、制服に着替え、髪を整える。
刹那、明るいチャイムの音が家全体に響く。
ガチャリと妙に軽いドアを開けると待っていたのが

「よーっ、おはよう!」


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