社会問題小説・評論板
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- 少女達の願い【実話】
- 日時: 2014/11/25 01:36
- 名前: 萌華 (ID: n1enhNEv)
萌華です♪
これ、実話です←
私と友達の話を書きます
現実に忠実に書いていきます!
キャラの特徴も全く同じ(笑)
駄文ですが、是非見てってください"
☆Welcome to my story☆
主要キャラ
☆東崎 由衣 [とうさき ゆい]
(作者がモデルです)
人に合わせてばかりの子
成績はそこそこ(英語&数学が得意)
学校大好き。家庭環境が複雑
☆緒本 菜実 [おもと なみ]
(作者の友達がモデル)
小学校の時に先生とのいざこざがあり、男性不信
両親が忙しいため姉や弟の世話・家事全般を一人でこなす
勉強が苦手
その他のキャラ
★三田 安朱(みた あんじゅ)
おとなしい。裏はめっちゃ黒い
★佐藤 綾(さとう あや)
由衣の幼馴染み。小学校が離れた為、由衣とは6年ぶりに再会した
★津部 奈憂(つだ なゆう)
由衣達のクラスの学級委員。とにかく自己中
- Re: 少女達の願い ( No.1 )
- 日時: 2014/11/23 14:51
- 名前: 萌華 (ID: n1enhNEv)
由衣ver
わからない。
何で死にたいのかな
何で悲しいのかな
何でこんなに辛いのかな
感じてるはずなのに理由がわからない
前なら、はっきりとした理由があった。……多分
もしかしたら、そんな事なんて思ってないのかもしれない
悲劇のヒロインを演じてるだけかもしれない
_____私は
____自分の感情さえも分からなくなってしまったのか
- Re: 少女達の願い ( No.2 )
- 日時: 2014/11/23 17:20
- 名前: 萌華 (ID: n1enhNEv)
菜実ver.
誰も信じられない
私の理解者なんていない
誰もわかってくれないんだ
何一つ
打ち明けてもわかってくれない
打ち明けなかったら自分が辛い
どうしよう?
________その呼び掛けにさえ、答えてくれる人なんていない
- Re: 少女達の願い【実話】 ( No.3 )
- 日時: 2014/11/23 17:52
- 名前: 萌華 (ID: n1enhNEv)
※二人は中1です
由衣ver
彼女___菜実と出会ったのは今年の春
小学校は同じだったけど彼女は4年の時に転校してきて、私とは同じクラスになった事がない
接点もまるでない
なので、実質今年の春。中学校の入学式が私達の出会いなのかもしれない__
【一章】 Spring -春-
中1の春。私にとって再スタート地点
小学生の頃の私を捨てて、新たな人間関係を築いていくんだ
私は基本的に、人の目を気にするタイプなのだ
だから顔を伺いながら人と会話する癖がついてしまった
我ながら厄介な癖だ
とりあえず、何かしら委員会は入っておくか…
私は先程配布された委員会紹介の紙に目を通す
整備委員会、生活委員会……と数々の委員会が書いてあるなか、私の目に止まった物があった
…図書常任委員会か……
私は本が好きである
本に関する委員会なら楽しそうだ
「えーっと、じゃあ図書委員会やりたい子〜」
先生の間延びした声が途切れたのと同時に、私は手を上げた
「東崎さんと……三田さんね」
へ?二人?
横を見ると、控えめでおとなしそうな子が手を上げていた
しまった……。委員会はクラスで一人しか所属できない
多数決って事になるなぁ…どうしよ
- Re: 少女達の願い【実話】 ( No.4 )
- 日時: 2014/11/24 12:15
- 名前: 萌華 (ID: n1enhNEv)
菜実ver.
中1の春。特にこれといった目標はない
目指すべき道なんかもよくわからないし
まぁ…。とりあえず勉強を頑張ろうかな
【一章】Spring-春-
委員会かぁ…。だるいな
別に入らなくていいや…面倒だし
私は基本的に何の役割も引き受けない
全員が必ず入らなければならない状況なら、仕方なくやる感じ
それはこのクラスのほとんどが思っている事なのか、立候補する人は少ない
「えーっと、じゃあ図書委員会やりたい子ー」
うわ。超面倒なやつじゃん
仕事量多いし
「立候補は、東崎さんと……三田さんね」
東崎?
聞き覚えのある名前
私が振り向くと、やはり見覚えのある顔だ
小学校が確か同じ
一度も同じクラスになった事ないけど
でも、私は彼女に何かしらの形で接した事があった気がする__
でも彼女は小学校で委員会に属してたし、学級委員会や学年委員も毎年やってた。
私が見覚えがあるのは当然のこと。
私は__あの子とは正反対の人間だな
- Re: 少女達の願い【実話】 ( No.5 )
- 日時: 2014/11/24 19:58
- 名前: 萌華 (ID: n1enhNEv)
由衣ver
「じゃあ二人とも、前に出てきて。理由と意気込みを言ってね」
あー。いつものパターンですね
いろんな役割をやってた事もあり、こういうのには多少は慣れてる
え。だってそれっぽい事並べておけば良くない?
「じゃあ…三田さんからお願い」
先生が促すと、三田さんという子はその場で話し始める
「えっと……。理由は、本が好きだから…です。自分の仕事をしっかりとやっていきたいと思います」
うん。これ決まったな
…我ながら性格がひねくれてるな
そもそも彼女は慣れてないのだろうな。
__私はクラスでの地位を最初に獲得するため、ここで印象を良くしておかないといけないんだ
私は一歩前に出た
すっ…と小さく息を吸うと、思ったよりスムーズに声が出た。
「私がこの委員会に入りたいと思った理由は、本が好きだから。そして仕事内容に含まれてる定期テストの予想問題の作成がとても楽しそうだと感じた事からです。」
クラスメイトの視線が完全に私に注がれる
緊張しているのか、声が少し震えた
あとちょっと…!!
「自分自身の仕事に責任を持ち、委員会内でも積極的に動けるように頑張りたいと思います」
…終わったー…
同じ小学校だった子の何人かは、私に微笑みかけて小さく拍手した
私は照れながら笑みを浮かべた
「じゃあ…多数決をとるから、皆伏せてー」
すると、一斉に皆は伏せ始める
自信はあるけど、これで選ばれなかったら恥ずかしいな……
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