社会問題小説・評論板
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- 復讐の幕開け
- 日時: 2015/01/05 17:07
- 名前: アスナ (ID: Ex55yMPi)
登場人物
鳳 瑠奈(オオトリ ルナ)
17歳。主人公。
浅野 朱里(アサノ ジュリ)
享年16歳。生きていれば17歳。自殺した少女。
山下 亜梨沙(ヤマシタ アリサ)
瑠奈の友人。朱里の恨みを晴らすべく瑠奈と一緒に復讐をする。
プロローグ(ナレーター・鳳 瑠奈)
ある日、一人の少女が飛び降り自殺を図った。
その少女の名は浅野 朱里。イジメで自殺した。
この話は私、鳳 瑠奈と友人の山下 亜梨沙が復讐をする物語である。
- Re: 復讐の幕開け ( No.1 )
- 日時: 2015/01/05 21:37
- 名前: アスナ (ID: fLPAPacp)
第1話〜過去〜
これは8ヶ月前の話。
浅野 朱里が自殺する1週間前のこと。
クラスメート1(以後“ク1”)「ねえ、まだ学校来るの?いい加減ウザいんだけど。」
クラスメート2(以後“ク2”)「そうそう。学校を転校するか、死ぬかにしてくれないと!((ニコ」
私は浅野朱里がこれ以上に酷いイジメを受けて居るのには気づいていた。
ル「ね、ねぇ!もう辞めなよ!可哀想じゃん!」
ク2「は?なにいい子ぶっちゃってるの?」
ク1「そうだよ!じゃあ、選択肢あげる。代わりにいじめられるか、うちらの仲間になるか、口出ししないか。さあ、どれ?」
ル「っ…」
ク2「あれ〜?何黙っちゃってんのかな〜?早く答えろ」
その時の私は弱かった。その場から逃げたのだ。
それから私は浅野朱里といじめっ子には口出ししなくなった。
でも、選択肢を挙げられた5日後
朱「ねぇ!5日前の事、すごく嬉しかった。大丈夫だよ。私なら。ありがとうn(ル)「ウザいんだよ!どっか行ってくれない?」」
朱「え…」
ル「あの時助けたのが間違ってたわ〜。」
朱「そ…そんな…」
浅野朱里はそのまま立ち尽くしていた。
その後ろでいじめっ子はクスクス笑っていた。
限界だった。私はすぐにその場を離れた。
その翌日、私は朝ごはんを食べながらニュースをみた。
すると、
『え〜今日未明、桜月高校、1年生の浅野朱里さん16歳が飛び降り自殺を図り救急搬送されましたが意識不明の状態です。屋上には遺書が置いてあり、こう書いてありました。“桜月高校にはいじめはありました。私をいじめていたのは○○ちゃんと○○ちゃんの二人です。最後にお母さん、私を愛し、育ててくれてありがとうございました。そして、同じクラスの鳳 瑠奈ちゃんは私の大切な友人です。お焼香などをやらせてあげて下さい。”え〜こう言った内容でした。』
ル「え…ウソ」
するとピーンポーン
ル「?は…い」
ガチャ
ル「…?すみませんどなたですか?」
?「私は朱里の母です。ニュース見ました。まさか朱里がイジメを受けていて助けてくれたのが貴方だけだったなんて。ありがとう。」
胸の何処かでズキと痛んだ。
母(朱里の)「良かったら、見に来る?」
ル「え…良いんですか?」
母(朱里の)「えぇ。貴方なら歓迎するわよ。」
ル「行きます。」
母(朱里の)「どうぞ。」
〜病院にて〜
私は大きなチューブに繋がれた浅野朱里をみた。
浅野朱里は口に大きな酸素マスク、それにちなんて大きな酸素チューブ。
頭と腕には包帯。指には脈測定機。脈は正常、だけど意識は戻らない。
すると1本の電話が来た。私の友人である山下亜梨沙だった。
ル「もしもし?亜梨沙?どうしたの?」
亜『うん、あいつらの事だけど未だに言い逃れしてるよ。』
ル「そっか。ありがとう。」
母(朱里の)「どうしたの?」
ル「今、友人から電話があってあs…朱里ちゃんをイジメていたやつら、まだ、言い逃れしてるらしいんです。」
母(朱里の)「そう…」
そして次の日
朝起きて朝ごはんを準備していると
プルプルプルプル
ル「はい?」
母「朱里の母です。昨夜、朱里が息を引き取りました。」
ル「え…ウソ」
母「朱里を本当に良くしていただきありがとうございました。」
私はただ涙が落ちて来るだけで何も言えなかった。
私も朱里をいじめていた。なのに、朱里は友達だって言ってくれた。
嬉しい筈なのに…なのに悔しい。
私は全てを済ませ、学校へ向かった。
門にはマスコミが沢山来ていた。
マ「あ、あれが鳳 瑠奈さんでしょうか。」
マスコミは私の所へ押し寄せたが、ガードマンは私を学校へ入れ門を閉めた。
そしてマスコミの方へ向きこう言った。
ル「ただ…ただこれだけは言えます。私の友人はいじめによって亡くなりました。○○さんたちが殺したと言っても同然です。私は凄く悔しい気持ちです。…以上です。」
私は教室へ入った。
ガラ
ル「……おはよう」
亜「おはよう」
いじめっ子は学校へ来ていた。でも静かだった。
ル「よくも……よくも朱里を殺してくれたわね。私はあんたたちを許さない。」
ク1「…………」
ク2「…なによ。勝手に死んだのはそっちじゃない!」
亜「私も…私も許さない。」
ル「あんたたち、やってしまったって気持ちはないの!?ねぇ!」
亜「瑠奈…気持ちは分かるけど…」
私はひたすら泣いた。亜梨沙も泣いた。
その他の人は立ち尽くしているだけ。
そして、私は復讐を決意した。
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