社会問題小説・評論板
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- ヒーローの夢物語
- 日時: 2015/01/19 18:40
- 名前: 黒兎うさぎ (ID: CWUfn4LZ)
ある日を境に夢に出てきた同い年くらいの少女。
彼女は繰り返す。何回も何回も。俺を助けるために。
彼女が言うこの【夢】から。
____ボクはキミを助けるよ。絶対に。だから待っていて。
___×××。
初めまして、黒兎うさぎです。
小説自体は今まで何回か書いていましたが、このサイトでは初投稿となります。
この小説には、いじめ表現、少しの血描写があります。
苦手な方はブラウザバックをお願いします。
拙い文章ですが読んでいただけると嬉しいです。
- Re: ヒーローの夢物語 ( No.2 )
- 日時: 2015/01/20 17:44
- 名前: 黒兎うさぎ (ID: 5r6pEwjY)
「ねぇ、ここは何処だと思う?」
突然少女は喋り出す。
いや、そういわれても、ねぇ?
ここは夢、目が覚めればうんざりするくらい同じ朝がくるだけ。
ていうか誰だお前。今更だけど。
「ホント今更だねぇ。あ、キミはしゃべらなくたっていいよ。ボクにはキミの心が分かるんだから。」
少女はえっへん!という感じで胸を張る。いや胸あんのかこr「キミ何考えてるの?!ボクは女の子なんだよ?!お、ん、な、の、こ!」
だからなんで俺の思ってること筒抜けなんですかね。
「キミ、言ったでしょ?ここは夢の中だって。夢ってね、現実にありそうなことなら、なんだって出来ちゃうんだよ」
悔しいことに少し納得した。
あ、ちょっとドヤ顔になった。
しばらくニコニコしてから少しだけ目を伏せて。
「あのね、ボクは君を助けたいの。キミはボクを助けてくれたから、恩返し。」
お前を助けた覚えなんてないんだけどな。そもそもそんなのキャラじゃない。それに___
「……………。とにかくね、ボクは君を助けたい。だから、ここにいるんだ。まだ分からないとは思うけれど、きっと分かるときがくるよ。」
いや今知りたいです。
なんて思うとフルフル首を振って、「まだだめ」「これはキミがちゃんと一つ一つ知っていかなくちゃ。」
そういうとふんわり笑って。
「もうそろそろこの夢も終わりだね。ボクは自分の夢にいかなくちゃ。」
「またね、×××」
______これは、俺が無意識のうちにヒーローになった、夢の話。
- Re: ヒーローの夢物語 ( No.3 )
- 日時: 2015/01/19 20:23
- 名前: 黒兎うさぎ (ID: rMENFEPd)
自称現実
夢を見た。
なんとも可笑しい少女が俺の心読んだり、自分の夢がーって言う夢。
最近あんな感じの夢を見ている。
何日前からかは分からないけれど、
あの夢の中だけでは自分の思い通りになる気がした。
いわゆる明晰夢っていうやつ。
まぁ喋れないんだけどね。
ふと今は何時なのかと思い、俺のベットの隣の棚にある時計を見る。
6:49。そろそろ着替えた方がいい時間帯。
なんでも俺の通う学校は歩くと40分はかかるところにある。
8:30には席に着いていないといけないから、7:30位には家を出る。
くそ、もうちょい近ければ……
なんてのは考えてもしょうがないから大人しくベットから抜け出して、支度を始めた。
- Re: ヒーローの夢物語 ( No.4 )
- 日時: 2015/01/20 00:05
- 名前: 黒兎うさぎ (ID: nj0cflBm)
ふわふわする。
いや、しっかり地面に足はついてる。
それにその感覚もある。
でもなんだかふわふわーってする。
夢ん中みてぇ。
まぁ最近こんな感じだし気にしなくなってきたけど。でも少しだけ、いつもとは違うなと思う。
甘いコーヒーに少しだけ、苦いものが混じった感じ。
決して甘酸っぱくはない。俺はそんなラブコメには関わりたくないし。
俺の通う、花風高校は全校生徒も600人ぐらいのかなり古い学校だ。
七不思議どころか 、百物語ができちゃうくらいに。
そんないわくつきっぽい校舎の二階を歩く。歩く度に廊下がギシギシいう。
その廊下を一番端まで歩いて、向かって右側に俺のクラス、2年C組がある。一番後ろの、他の机より離れている位置にある机が、俺の席だ。
- Re: ヒーローの夢物語 ( No.5 )
- 日時: 2015/01/20 17:59
- 名前: 黒兎うさぎ (ID: 5r6pEwjY)
俺は多分だけどいじめ、っていうやつの被害にあってるんだと思う。
なんでか?まずはテンプレ。持ち物がなくなる。厄介事を押し付けられる。陰口を言われる。まあこんな面白くないやつ、いじめたってどうってことないのにな。
しかも2年に上がってすぐとか、暇な奴等。
ほら、今もこっち見て何か話してる。
こういうのも見飽きたなぁ。それどころか最近、教師が話す内容も、生徒が交わす会話でさえも同じ気がする。
ただ俺が興味ないだけなのかもしれないけれど。
8:30。チャイムが鳴って、煩くしていた生徒が席に着く。そして、扉が上手く開かないのか、少し面倒くさそうな顔をしながら、スーツがやけに似合わない中年の男教師が入ってくる。
あーあ、この流れも何回も見た気がする。きっと、教師が出席をとって、それから____
「今日は、転校生がいます。」
こんな流れは見たことない、かも。
- Re: ヒーローの夢物語 ( No.6 )
- 日時: 2015/01/20 22:45
- 名前: 黒兎うさぎ (ID: N9DlcNaW)
「今日は、転校生がいます。入ってきてください」
そんな教師の言葉に反応するように前の扉が少し音をたてた。
転校生っていうのは好奇の目にさらされやすいものだ。
その証拠に全員が自分の作業の手を止めて、
扉を食い入るように見つめている。
その扉から入ってきたのは、
「唯椋高校から来ました、____です。よろしくお願いします」
やけに名前のところがノイズがかかったように聞こえなかったその少女は、
紛れもなく、夢の中の少女だった。

