社会問題小説・評論板

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bullying
日時: 2015/01/24 22:14
名前: 龍 ◆KcSCy7JdfU (ID: 9AGFDH0G)  

学校でのいじめと親からのプレッシャーに挟まれる男の子の話です。リアルに表現できればいいなと思います。

Re: bullying ( No.1 )
日時: 2015/01/24 22:37
名前: 龍 ◆KcSCy7JdfU (ID: 9AGFDH0G)  

-天ノ川学園 1-S-
『バーカ』『キモい』『死ね』『消えろクズ』…
僕の机の落書きを数えたらきりが無い。
周りからはクスクスと笑い声が聞こえる。その声をぼんやりと聞いていると、全身が水を浴びたように冷たくなった。
……いや、実際浴びていた。誰かが近くにいることに気がつかなかった。
僕に水をかけた男子ーー鈴木 海人が、破顔して言う。
「ごめーん!お前があんまり汚いもんだから、机と間違えたわ!」
堪えていたようなクスクス笑いが、幾つもの風船が割れたような笑いー耳障りな大合唱に変わる。
…こうしていてもしょうがない。僕は加減を知らない奴らが書いた、加減の知らない言葉たちを消しにかかる。

すべての言葉が消えたときには、下校時間を大幅に過ぎていた。
まるで僕が落書きを消し終わるのを待っていたかのように、担任が教室の見回りに来た。
「なんだ?まだいたのか!下校時間はもうとっくに過ぎてるぞ、早く帰りなさい」
「あ…はい。すみません」




Re: bullying ( No.2 )
日時: 2015/01/24 22:55
名前: 龍 ◆KcSCy7JdfU (ID: 9AGFDH0G)  

-自宅-
17:00 僕は自宅の玄関の前で憂鬱な気持ちと葛藤していた。
いつもより帰宅時間がだいぶ遅くなってしまっている。いつもなら、このまま家に入っても母さんに少し小言を言われるだけで済む。
でも今日は…父さんが帰ってきている。
僕の父さんはとてつもなく厳しい。4時には帰ってきて、夕飯まで勉強するように言われている。今は、その4時を1時間も過ぎている。…殴られることは間違いない…
…けど、ここで悩んでいても時間はどんどん進み、それに比例して父さんの怒りも蓄積されていく。
仕方なく、僕はゆっくりと扉を引いた。
「…た、ただいま」
「あんじ!お前は!4時には帰って来いと言ってあるだろ‼︎」
…案の定。
ああ、ちなみに。
自己紹介を忘れていた。もう分かったとは思うけど、僕の名前はあんじ。虎川 あんじだ 。天ノ川学園の1年s組だ。
…なんて自己紹介ができるほど、この状況には慣れたのだろう。
なにせ、僕へのいじめが始まってから何度もこの状況に出くわしたからな…
「あんじ!聞いているのか‼︎」
「ーっ‼︎ご、ごめんなさい!」
「もういい!部屋に行って勉強をしろ!夕飯なんか食べずにやれ!一食ぐらい抜いても死なんだろう!」
ああ…またか。
「…はい。すみませんでした」

Re: bullying ( No.3 )
日時: 2015/01/24 22:58
名前: 龍 ◆KcSCy7JdfU (ID: 9AGFDH0G)  

前のスレでの『#から:』の
部分は、すべて『!』です。

Re: bullying ( No.4 )
日時: 2015/01/25 15:58
名前: 龍 ◆KcSCy7JdfU (ID: XnbZDj7O)  

-翌日-
僕が教室に入ると、さっきまでざわついていた教室がしんと静まりかえる。しかし、しばらくするとヒソヒソと話し合う声が聞こえてくる。
聞かなければいいのに、僕はその声に耳をすませてしまう。
「……た…たんだ」 「いい……し……」
ギリギリすべての言葉が聞こえないくらいの音量が僕をイライラさせる。
僕はできるだけなんでもない風を装って席に着く。…教科書が、無い。


中途半端ですが、時間がなくなってしまったので続きは次回から!


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