社会問題小説・評論板
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- いじめの理由
- 日時: 2015/07/29 08:42
- 名前: えみか (ID: l8Wvg9Qa)
おはこんばんにちはっ!!
カゲ腐ロの方と掛け持ちします、えみかだよ☆
今回は、いじめについてのえみかの考えを小説にしてみたので、
…いじめをしている人、受けている人は見た方がいいのでは?
はいっ、悪コメとか、荒らしはやめてね!
- Re: いじめの理由 ( No.1 )
- 日時: 2015/07/29 08:50
- 名前: えみか (ID: l8Wvg9Qa)
ーなんで私をいじめるの?
何回も叫んだ言葉だった。でも、どんなに叫んでも、彼女達のいじめは何も変わらない。
けれど、一回だけ。本当に一回だけ、彼女は答えてくれたんだ。
ー面白いから。
まともな答えを期待してたわけじゃなかった。
なんとなく予想はしてたけど。
ー許さない…。
私の本当に小さな小さな呟きが、彼女達の耳に届くことはなかった。
それでも、私は心に決めた。
ーこいつらは、絶対に許さない…!!
- Re: いじめの理由 ( No.2 )
- 日時: 2015/07/29 09:14
- 名前: えみか (ID: l8Wvg9Qa)
二年前、春。
「ねぇ、あなた名前は?」
「…え?」
「名前は?って聞いてるの」
突然のことに、私は焦って声が出なかった。
入学式の後、廊下を歩いていたらいきなり数人に囲まれた。
リーダーみたいな人はすごく美人だった。
「早くして」
「あっ…えと…南野…有紗です」
「有紗さんね。そう…」
彼女は私に笑いかけ、耳元でこう囁いた。
「私…あなたのこと嫌いだわ」
「…え?」
「行きましょみんな」
「はーい!!」
みんなが去っていく中、1人だけが私にこう告げた。
「気をつけた方がいいよ。あの人怖いから」
それだけ言うと、何事もなかったかのようにみんなに付いて行った。
「…?」
その意味を私が理解するのは、そう遅くはなかった。
- Re: いじめの理由 ( No.3 )
- 日時: 2015/07/29 09:30
- 名前: えみか (ID: l8Wvg9Qa)
ーなんで私をいじめるの?
何回も叫んだ言葉だった。でも、どんなに叫んでも、彼女達のいじめは何も変わらない。
けれど、一回だけ。本当に一回だけ、彼女は答えてくれたんだ。
ー面白いから。
まともな答えを期待してたわけじゃなかった。
なんとなく予想はしてたけど。
ー許さない…。
私の本当に小さな小さな呟きが、彼女達の耳に届くことはなかった。
それでも、私は心に決めた。
ーこいつらは、絶対に許さない…!!
- Re: いじめの理由 ( No.4 )
- 日時: 2015/07/30 11:39
- 名前: えみか (ID: l8Wvg9Qa)
一回これの更新ストップします!
- Re: いじめの理由 ( No.5 )
- 日時: 2015/08/11 10:16
- 名前: えみか (ID: l8Wvg9Qa)
「…あはっ反応面白ーい!」
「ほら〜鬱陶しかったんでしょ?」
「やめて、お願いやめて!!」
ジャキ、ジャキ…とハサミの音がする度に私の髪の毛が床に落ちる。
「なんで…なんでぇ…」
泣きじゃくる私に、彼女はまたこう言ったんだ。
「───面白いわねぇ」
二年前のあの日以来、私は彼女…相川麻綾たちにいじめられた。
クラスは同じだから毎日いじめられる。
何が原因なのかはわからなかった。
……今ならわかりすぎるくらいわかるけど。
──『面白いから』、だよね。
きっと麻綾のことだから、面白い玩具を探してたんだ。
許さないよ。許せないよ?
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