社会問題小説・評論板
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- 記憶喪失娘と、仲間たち。
- 日時： 2015/08/07 20:25
- 名前： 白月愛李 （ID: s4AxdT15）
私、綾坂澪。
今日から、桃ノ瀬高校に通います。
うーん……でも、この高校の人たち、変。
私と初対面のくせに、呼び捨てするし、渾名で呼ぶし、その上怖ぁい目つきで睨んでくる。
私……この教室に入ってから今の今まで、嫌われること、した？
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綾坂 澪 (未城澪) アヤサカミオ−ミジョウミオ
元は未城澪。事故の後、叔母夫婦に引き取られ改姓。
事故で、去年より前の記憶がない。
以前は明るかったが、今は静かで大人しく、暗い。
鈴原 美花 スズハラミカ
澪の友達。事故後、自分を忘れた澪を目の当たりにして驚くが、もう一度友達に。
ホテル経営をしているスズハラグループの令嬢。
空手三段。
リーダーグループ
咲野 奈々 サキノナナ 月野 明香 ツキノサヤカ
三宅 伊織 ミヤケイオリ 林 アリス ハヤシアリス
- Re: 記憶喪失娘と、仲間たち。 ( No.1 )
- 日時： 2015/08/08 08:28
- 名前： 白月愛李 （ID: s4AxdT15）
『未城 澪』
黒板に名前を書いた。
「未城澪です！よろしくお願いします！」
わお、結構受けイイね！
席に着いて、本を開く。結構面白いよ。
席は、担任の先生が、前もって教えてくれた席。
あっと、私、未城澪-ミジョウミオ-。（以下、ミオ）今日から、不良校と噂の桃ノ瀬高校に通う。
容姿は、フツー？地味子スタイルじゃないし、髪染めてるわけでも、ネイルしてるわけでもない。もちろん、スカート丈も、校則通り。
髪型は、ストレート。腰の辺りまである。背は高いほうだから、結構長いんだ。色はね…薄茶色かな？
ま、私の容姿の話はオシマイ！
「ミオちゃん？」
…誰だろ？
「…何？」
「あの…友達になって！」
「ふぇ？今なんて？」
トモダチ、って言ったよね？
「ウチと、友達になってほしいの！」
「友達になる？……いいけど、アンタ誰？」
「ウチ、鈴原美花-スズハラミカ-。ミカって呼んでね！」
ミカ、か……
髪の毛が真っ黒。しかも、なんかお金持ちそう。
「ねぇ、ミカはお金持ち？」
「…アタリ。鈴原財閥、またの名スズハラグループの娘です」
「えー！？スズハラグループの娘ぇ！？」
「ちょっと、声でかい。この事秘密なんだから」
あ、スズハラグループは、世界的に有名なホテル経営会社。
実の名、鈴原財閥。
「ってワケで、ヨロシク！ミオちゃん♪」
- Re: 記憶喪失娘と、仲間たち。 ( No.2 )
- 日時： 2015/08/11 21:12
- 名前： 白月愛李 （ID: s4AxdT15）
「ミーオちゃん！」
ミカだ。
最近、クラスにグループが出来てきた。
私とミカは、どのグループにも属さない。
だから、あの子孤立してるぅって思われてるカモ。
ま、楽しけりゃそれでいいのだ♪
転校生が、来るまでは、学校は楽しかった。
「また転校生が来たので、紹介します」
そこに入ってきたのは、金髪の女の子だった。
「林アリスです♪よろしくねっ、みんな♪」
その途端、ミカの顔が、固まった。
ああいうタイプ、嫌い？
「席は、未城さんの後ろで、鈴原さんの隣です。わかりましたか？」
「はい、先生」
そう言って、ニコッ、とする。
男子は…目がハートになりそう！
そうそう、偶然ミカの席は私の斜め後ろ。
「じゃあ、座ってください。授業を始めます」
歩いてきた。
あの子—アリスさんには、前もって席教えてあげなかったんだ……。
あれ、アリスさん何で耳に顔を近づける？
「覚悟しててね？アンタを苦しめてあげるから♪」
えっ？
今の……苦しめるって……？
ってか、周りの人には聞こえてないし！
アリスさんは、咲野奈々−サキノナナ−さんたちのグループに入ったみたい。
そうだ、ミカに訊いてみよ、今朝のこと。
「ミカぁ、アリスさんと何かあったの？」
「…ミオちゃん、ちょっと来て」
「あのね、林さんて、スズハラグループを支えてる、林財閥の令嬢じゃないかって思うの」
「ええっ！？」
「だから、あの人に逆らったら、スズハラグループ潰れちゃうよぉ……」
スズハラグループの次は、林財閥？
このクラス、財閥クラスだぁ！
「ねぇ、ミオちゃん、私の事ヒミツにしてね？」
「もちろんよ！」
「今の話、聞いてたよ、鈴原さん、未城さん」
「はっ、林さん！？」
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