社会問題小説・評論板

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今日も、また。
日時: 2015/08/08 20:47
名前: 朱里 (ID: l8Wvg9Qa)

はじめまして、朱里と申します。

今日から小説を書いていきます、よろしくお願いします。





───これは、自分に堕ちた少女の話。

Re: 今日も、また。 ( No.1 )
日時: 2015/08/08 21:00
名前: 朱里 (ID: l8Wvg9Qa)

今日もまた、私は仮面を被る。
壊れそうになったら、また作る。

──心からなんてさぁ、笑えないでしょ?



「……っと!」
私はシャーペンを置くと大きく伸びをした。
三神まゆか、中学三年生。将来は作家希望の、ごくごく普通な中学生。

……っていうのは嘘で。
私は日々、人に本性を隠している。優しい女の子を演じている。誰も、だぁれも気付かない。
私の笑顔が偽物だ、って。
「まーゆかっ」
「わぁ!?み、翠!」
びっくりさせないでよー、といつもの可愛らしい声と笑顔で対応する。こいつは翠。私の友達…らしい。
「まーた宿題?ほんと真面目。いい子ぶんのやめなよー」
おふざけだとは分かっていても、翠のこの性格はうざい。腹が立つ。
…でも、我慢。我慢。本性は出してはいけない。
「この前のテストでも上位でさーなんか腹立つよー」
───カチンときた。……もう出そうかな、本性…。
「?まゆか?」
「…のさぁ」
「ん?」
私はこの14年間被り続けてきた仮面を剥ぎ取った。


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