社会問題小説・評論板
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- 信じなくて、いいよ。
- 日時: 2015/08/31 00:07
- 名前: あたりめ ◆HANGPniG82 (ID: l8Wvg9Qa)
こんばんは、あたりめです。
このスレッドには、私の実話もまじえた物語を書いていこうと思います。
まだまだ未熟ですが、よろしくお願い致します。
───ようこそ、私の記憶の中へ。
- Re: 信じなくて、いいよ。 ( No.1 )
- 日時: 2015/08/31 00:29
- 名前: あたりめ ◆HANGPniG82 (ID: l8Wvg9Qa)
───春。入学式。
『…ねぇ』
突然話しかけてきた彼女は、こう言ったんだ。
『なんで笑ってたの?』
…私の弱点を。
*
「…でね、美乃が…なんだってー!」
「えぇっ嘘ほんとー!?」
「ほんとほんと!!誰にも言わないでね、内緒だから」
「おっけーおっけー!」
ほら、また簡単に信じてるよね。
私は宇美町凜、中学二年生。演劇部の部長でもある。
「でさっこの前園華が…」
ほぉら、また。
信用しちゃってるから、友達の秘密を簡単にバラす。
…馬鹿みたい。
「で…って凜?聞いてる?」
「あ、うん、ごめんごめん、ちょっと考え事してた」
「もーっ。それでね…」
聞きたくないんだよ。
人の秘密なんてどうでもいいんだよ。
でも、そんなこと言えない。
私が笑う理由なんて、簡単でしょう?
- Re: 信じなくて、いいよ。 ( No.2 )
- 日時: 2015/09/02 09:01
- 名前: あたりめ ◆HANGPniG82 (ID: l8Wvg9Qa)
『ずっと前から…好きだったの!!』
『えっ…』
『あの子より…私を…っ』
私はリモコンの電源ボタンを押してテレビを消した。
ばかばかしい。下手くそな女優の演技。反応の薄い俳優。こいつらはきっと、恋をしたことがないんだ。
「…お姉ちゃん」
「……あ?」
「テレビ…見たかった…」
「知らねえよ。目障りなんだよ、テレビも、お前も」
「っ…」
「…ハァ。邪魔」
私は3歳年下の妹…雨美をどかしてソファを陣取る。
雨美は、学校でも人気者で、私とそっくりな奴だった。
───だからこそ、憎くて仕方ない。
私が毎日苦労して笑っているのに対し、小学生のこいつは気楽にヘラヘラしているのだ。
…そんな雨美が、羨ましくて、憎くて仕方ない。
ちなみに、雨美は名前とは最高に矛盾した晴れ女だ。
- Re: 信じなくて、いいよ。 ( No.3 )
- 日時: 2015/09/07 00:50
- 名前: あたりめ ◆HANGPniG82 (ID: l8Wvg9Qa)
まぁそんなことはどうでもいい。
きっと、雨美がよく友達に外出を誘われるのはその所為だろう。
──夢のないことだらけ、だね。
*
翌朝。
教室はざわついていた。
「?何があったの?」
近くにいた女子生徒を捕まえ、事情を聞く。
「──」
「どうしたの?ねぇ…」
「──帰って、くるんだよ」
「…え?」
それだけでも、私は敏感に状況を察した。
だって、帰ってくるって言ったら…。
「…スミナ、が」
「!!」
彼女が、帰ってくる。
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