社会問題小説・評論板
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- 初めての中学校生活を楽しむ方法
- 日時: 2015/11/05 16:20
- 名前: アンナ (ID: 3NNM32wR)
いじめられたくない、ボッチになりたくない。
異性から嫌われたくない、モテたい、恋したい。
そう、学校とは————欲望が渦巻くハードな世界なのです。
- Re: 初めての中学校生活を楽しむ方法 ( No.2 )
- 日時: 2015/11/19 17:26
- 名前: 夏目 織 ◆wXeoWvpbbM (ID: KPm1XxlK)
はじめまして!
文章がきれいで、すっごく読みやすかったです!
ひかるちゃん…安心しなさい!私の学年も雨ばっかり←
ちなみに今年の中学入学式は関東なのに四月なのに雪が降りましたね
……と、なんか勝手にしゃべってすみません(・・;)
更新頑張ってください!応援してます!
- Re: 初めての中学校生活を楽しむ方法 ( No.3 )
- 日時: 2015/11/19 17:58
- 名前: アンナ (ID: 3NNM32wR)
文章が綺麗だなんて言われちゃって、ニヤニヤが止まらないアンナです。
私の学年も雨ばっかりで……(涙)「晴れの国」とか言われてる某県なのに!
———とか思ってたら、雪!?雨なんてまだまだ甘っちょろいな……。
更新頑張ります!
- Re: 初めての中学校生活を楽しむ方法 ( No.4 )
- 日時: 2016/12/01 16:47
- 名前: アンナ (ID: 3NNM32wR)
第一話 初日にヤンキーに目をつけられるのは絶対に反則だ。
空は快晴、桜の花は柔らかな風に舞い、『入学式』の看板の前で写真を撮る親子、それから友達。全員が全員、希望に満ちた顔をしている——。
それが、私の中の『入学式』のイメージだった、今日までは。
だがしかし、現実はそう上手くも行かないらしい。
空は曇り、桜の花は嵐によりすっかり散ってしまい、『入学式』の看板はビニールで覆われていて、誰も写真なんて撮ない。全員が全員、雨嵐に対する怒りや戸惑いの表情をあらわにしている。そう、これが現実だ。
「また雨」
すっかり使い物にならない傘(強すぎる風のせいだ)を母親に都合よく押しつけながら、私こと草葉 ひかるは友人の夏木 夕海に話しかけた。
「んー、やっぱ……あたしらって雨学年なんじゃね?」
そう言いながら、夕海はまだ使い物になる傘を畳んだ。もう、クラス表が貼ってある靴箱に着いたのだ。
「遠足系全部雨じゃし、修学旅行も、卒業式も。これも!確かになぁ」
酷いわぁ、と言いながらひかるは靴箱に靴をしまう。二組の三十四番、どうやらそこが、これからの私の居場所らしい。
「まあ、思い出には残るけど」
「嬉しくない思い出としてやなぁ、間違いなく」
夕海も靴をしまう。七組の四十二番、そこがこれからの夕海の居場所らしい。そこで夕海は、もしかしたら一生の友達を作るかもしれない。
まあ、そうしたところで私には全く関係が無いけど。
「じゃあ行くか、教室!」
そうして、『クラス分かれてもずっと友達だよ』なんて、お決まりのセリフを言う暇なんて一瞬も与えないで、夕海が言った。
もしかしたら、言って欲しくなかったのかもしれない。私には。
いつもそう、ネガティブに考えてしまう。
「楽しみやわぁ!二組やったら……七組とは遠いな」
「ん、なんか言った?」
「んー……何も言ってない」
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