社会問題小説・評論板
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- クジ引きゲーム。〜ターゲットはだあれ?〜
- 日時: 2016/01/16 21:34
- 名前: 衣隙 (ID: z/mcMK1B)
この世はなんて平凡で、退屈なんだろう。
何か刺激が欲しい……。
そんな時に考えたのは。
クジ引きゲーム
☆ルール☆
①箱から一人ずつクジを引きます。(クジは人数より10個多く作る。だから35まい作る。)
②それで箱の中に一つだけ赤い丸が書いてある紙があります。
③それが当たった人は、一部期間の生贄です。
④誰も当たらない場合は、皆さんの投票で決まります。
私はこんなゲームを考えた。
クラスで大流行り。
いよいよ明日、生け贄が決まる。
- Re: クジ引きゲーム。〜ターゲットはだあれ?〜 ( No.3 )
- 日時: 2016/01/18 23:25
- 名前: 衣隙 (ID: z/mcMK1B)
「いっ……痛いっ……。」
真里亞の体を無理矢理タワシでゴシゴシ擦る。
冷たい泥水をバケツにたっぷり入れて、私と美希の二人でかけた。
「瑞香?やって良いの?」
「良いの。ただし、私のこと愚痴ったら、生け贄よ!」
そう言ってジャーと泥水をかけた。
「いや……。」
ずっとゴシゴシ擦っていた所から、血が滲み出ている。
「拭いてあげるよ。」
亜希菜が何を考えたのかニタリと笑っていた。
ザザザザザザザザ
ワラを真里亞にかける。
「わあああああ。」
ワラは臭いし、水を吸って真里亞の体にくっ付いている。
「い、いやあぁ。か、体にぃ。ついてるっ。」
そう言って剥がそうとする。
「剥がしてあげる。」
そう言ってまた水をかけ、ワラをかけた。
「きゃあああ。」
「ッ。やだ。この感触やだぁ。」
ふうん。嫌なんだ。そうだ。良いこと考えた!
「へえ。」
そう言って皆に耳打ちする。
皆ぱあっと顔が明るくなっていった。
私達は無言で真里亞の手足と口にガムテープを張った。
「ううううううううん。ふふふふふふふふあー」
- Re: クジ引きゲーム。〜ターゲットはだあれ?〜 ( No.4 )
- 日時: 2016/01/21 21:20
- 名前: 衣隙 (ID: z/mcMK1B)
「このまま置いていこ〜!どうせ人来ないし。」
ワッハハハハハハハハハハハ
「う……うぐぅうっ……あ……え……」
「助けて?置いて行かないで?何言ってんの馬鹿?死ねよ。」
そう言って美希が思い切り足で蹴った。
「う……うぁあああ……あああっ……ううぅ……」
こんな女子らしい美希だが、柔道三段の怪力持ちなのだ。
そんな奴に蹴られたら……ね。
「じゃあね。真里亞さん?また後で。」
「うううっ……うあうあっ……あああっ……えええ」
- Re: クジ引きゲーム。〜ターゲットはだあれ?〜 ( No.5 )
- 日時: 2016/01/23 22:29
- 名前: 衣隙 (ID: z/mcMK1B)
〜昼休み〜
私達は“観光地”へ行った。
「ああっ……ぐぅううえぇ……」
「なあに?そのキモい声出すのやめてくんない?吐き気がする。」
そう言って、私は頭を殴る。
今まで偉そうにしていた奴だから、爽快感は凄い。
「ああああああ………。ぐぐぅ……ぇ……。」
「口のガムテープ、剥がすわよ。そーれっ。」
ビリッ
「きゃあああああああ」
意外にガムテープを剥がしたりするのって痛い。
普通にやっても痛いのに、思い切りやったから、もっと痛いだろう。
「お前が生きているのは許せない。でも____死ぬのも許せない。だから、私達の玩具になりなさい。後、6ヶ月くらい?」
- Re: クジ引きゲーム。〜ターゲットはだあれ?〜 ( No.6 )
- 日時: 2016/01/25 19:17
- 名前: 衣隙 (ID: z/mcMK1B)
「今までの玩具期間と違うじゃない!」
「は……?あんただからよ。ウザいから。死ぬまで。あんたが死ななかったら私が殺る。」
「警察に……捕まるよ。」
美希が小声で呟いた。
「うちのお父さん、警視庁長官なの。それなりに金はあるし、何より証拠を消す方法も学習済み。お父さんが家庭教師をつけてくださったの。」
「ええ!凄い!」
「学ばせてあげる。死ぬ時の気持ちを。」
「……!……。うちは警視総監!」
「階級が高いのは?」
「……。」
そう、私は、
お金持ち。
人間は何よりも誰よりも金が好き。
だから、
私からは
逃げられないよ!
「……フフフ。楽しみね。」
- Re: クジ引きゲーム。〜ターゲットはだあれ?〜 ( No.7 )
- 日時: 2016/01/28 21:14
- 名前: 衣隙 (ID: z/mcMK1B)
「……。……何で私……?」
「ウザイから。」
「……。」
真里亞は言い返す気力もないようで、ただ息を切らしながら倒れ込んでいた。
「ほんと駄目ね。死ねば良いのに。美希〜亜希菜〜体育倉庫からあれ持ってきて!」
「わかった!」
二人は早足で体育倉庫へと向かっていった。
「持って来ました!……ゼェゼェ…」
「ありがと。」
二人に持って来させたのは、金属バッドだった。
3つ分。
如何すると思う?
私ね。
偉そうにする奴が嫌いなの。
偉そうにする奴は
抹殺してやる。
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