社会問題小説・評論板
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- 我ら報復委員会。
- 日時: 2017/12/21 20:30
- 名前: rain (ID: 10J78vWC)
いじめ、虐待、その他もろもろ。全てを承ります。貴方の"報復"のお手伝いを……。
登場人物
ajen(エジェン)
報復レベル1の担当。黒色の割れた仮面を持っていて、厨二。しかし、やることはそこそこ恐ろしい。
bvos(ビボス)
報復レベル2の担当。見た目は普通の女子高生だが、口が悪い。ejenよりもすることは怖い。
cind(クインド)
報復レベル3の担当。普段は心優しく様々な人に好かれるが、実はサイコパス
で、理性というものが無い。常人からは掛け離れている。
dagt(ダクト)
報復レベル4の担当。めったに人に姿を見せない。eriuと昔共に殺し屋をやっていて、腕前は彼以上だったという。
eriu(イリウ)
報復レベルMAXの担当。詳細不明。
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報復委員会のルール
・依頼主が「やめて」と言うまで自分なりの報復を与える。(報復レベルにもよる)
・依頼主は、【報復してほしい人】【報復レベル】【自らの年齢】【報酬】を報復委員会へ伝える。
・麻薬、覚醒剤、飲酒、タバコもあり。
・人格は捨てる。
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あらすじ
どこかとある場所にあるその学校には、壊れた教室がある。もう使われていない、古い教室。そこには【報復委員会】と呼ばれる委員会が夜な夜な集まるという噂があった。その委員会はその名の通り、報復、つまり復習を行う委員会。"報復レベル"という決められた程度に合わせ、彼らは報復を行う……。
【報復レベルとは】(復習の程度。依頼主は以下から選ぶ。)
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レベル1|人間関係を崩す。(修正可能程度に)|
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーレベル2|人間関係&稀に暴力(修正は困難)|
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーレベル3|人間関係完全崩壊&暴力もアリ(半殺し)|
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーレベル4|ほぼ殺害(残酷さは依頼主に任せる)|
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーレベルMAX|制限なし|
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報酬は依頼主の感謝の分だけ。という訳には行かない。報復を行った委員のデメリット分の1.5倍の分。
さぁ、始めましょう?報復を。
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ああああ厨二くさい!マジ厨二臭い!
ゲフンゲフン、失礼しました。なんか社会問題じゃなくなってしまったかな……。すいません!本当にすいません!←
・更新は雑魚です。
・自己満です。←これ大事
以上がよければ、ゆっくりしていってください。
- Re: 我ら報復委員会。 ( No.15 )
- 日時: 2016/11/02 19:56
- 名前: ダイアナ ◆nPa74zK8QY (ID: 5SQt.OF5)
めちゃくちゃ面白いですっ!更新楽しみにしてます!
- Re: 我ら報復委員会。 ( No.16 )
- 日時: 2016/11/02 21:47
- 名前: rain (ID: KwIJCRrJ)
ダイアナ さん
コメントありがとうございます!!面白いと言ってもらえてとても嬉しいです!この後の更新も頑張っていくのでこれからも宜しくお願い致します!
続き
カタン!「これより、裁判を開廷する。」
とうとう始まった裁判。3人の少年少女は、真剣な眼差しでヘラヘラとにやけながら容疑者の席に立つ少年達を見つめる。大切な従弟を奪われたその悲しみと怒りを心の内に潜めながら。その後、裁判長と見える男が彼等の罪状を淡々と読み上げた。読み上げている間も、彼等は気色の悪い笑顔を浮かべていた。本来の裁判なら、検察側の立証や、弁護側の立証も存在するが、この裁判にはそれは無かった。何故ならこの裁判は非公認だった。警察はその裁判を見守るだけだ。そして、論告、弁論に移る。そこでアズミが論告した。
「私は、△△中学校に入学したその当時から被害者に対して被告人が"いじめ"を行っていたという証言を得ています。テープで録ってきているので聴いてください。」
そう言うと、アズミは手元にあったテープをラジカセに入れ、音をかけた。その音は、女性の声だった。その声は、こう発言していた。
『春くんは、確かにあの人達に前から水を頭からかけられたり蹴られたりしていました。この目で見ましたから事実です。……』
その声だけでテープは終わった。確かにこれは証拠だった。すると、相手の弁護士が挙手して意見をのべる。
「そのテープが真実かなんて定かじゃないですよね。無理矢理作った可能性だって十分あります。それになにより…………」
すると、弁護士がにやっとして言った。
「被告人は未成年です。ちゃんとした証拠もないのですし、もう諦めたらどうですか?私達大人も、貴方たちに付き合うほど暇じゃないんですから。」
その時、ミオが挙手するのも忘れて叫んだ。
「未成年?そんなの関係ないでしょ!」
『静粛に。』
裁判長がそれにつかさず静かに呟く。結局、その後裁判は続いたが、ミオ達が少年達を裁くことは出来なかった。だが、その後に証拠が見つかったのだ。頭巾に付着したその【指紋】が、その動かぬ証拠だった。でも、裁けなかった。それが、『未成年だから』だった。少年等は皆15才だ。でも、やったことは人殺しだ。決して行ってはならない人殺しだ。なのに、歳、歳だけで罰を与えることすら不可能。その後、この事件も要因で、この学校は廃校と化し、もう依頼人以外はほぼ来ない。そう、この事件で、一つの学舎ごと壊してしまったのだ。
この時彼等は初めて知った、そして決心した、
【世の中は宛にならない。世の中ができないなら自ら達で報復するんだ。この手で、罰を与えるんだ。それが、僕らの"正義"だ。そして……】
『春にできる、【敵討ち】だって。』
- Re: 我ら報復委員会。 ( No.17 )
- 日時: 2016/11/02 21:42
- 名前: rain (ID: KwIJCRrJ)
それから設立されたのが非公認の"報復委員会"。そして、委員となった彼等は名を変えた。
アズミはajen。
ミオはbvos。
クレンはcind。
後に加わったdagt(ダクト)とeriu(イリウ)は、二人とも殺し屋で、偶然彼等の存在を知って暇潰しに入りに来た。そして現在に至る。
「あ、あの事件が、どうしたの?」
Bvos(ビボス)が苦笑しながらdagtを見ながらそう呟く。その瞳は、少し涙に濡れているようだった。cind(クインド)は俯き、ajen(エジェン)は机にうつ伏せたまま動かない。dagtだけが、表情を変えない。そして、
「ああ、実はその事件の話を聞いて、妙な違和感を覚えたんだ。」
そう、静かに吐いた。
- Re: 我ら報復委員会。 ( No.18 )
- 日時: 2016/11/23 09:58
- 名前: rain (ID: iXLvOGMO)
「どんなだ?」
さっきまで机にうつぶせていたajenが急に立ってdagtにそう吐いた、すると、
「実は、その話を聞いた後、俺は詳しくその事件を調べた。すると、その事件後に加害者や回りの生徒は皆亡くなっている事が判明した。」
そうdagtが述べた。これにajen達は開いた口が閉じなくなるほど驚いた。
「えっ、ちょ、マジで!?」
「本当だ。それも全員同じ死因だ。」
Bvosの問いに素早く冷静にdagtは答える。そして、続けて述べる。
「……誰かが、消したのですか。dagtさん。」
Cindは悟ったようにそう言った。そうしてdagtは、
「そうだ。誰かが、俺達より昔に報復したんだ。」
天井を見上げて、そう言った。
- Re: 我ら報復委員会。 ( No.19 )
- 日時: 2016/12/09 20:41
- 名前: rain (ID: MMm5P7cR)
「……ふうん。それで?」
ajenはそこまで驚いていない様子でそう答えた。そして、付け加えこう言う。
「今はさ、珍しいあのお客様の報復をするのが先だ。な?cind?」
「はっ、はい。そ、そうです……かね?」
Ajenに急にそう振られてビクッとなったcind。そんなcindを見てdagtもクスりと笑って
「そうだな。確かに。悪かったなお前達。」
と言って、教室を後にした。