社会問題小説・評論板

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子供のストレス〜地獄の受験ゲーム〜
日時: 2016/12/15 15:06
名前: ニンジン×2 (ID: PLnfHFFW)

こんにちは、ニンジン×2です。初めましての方の方が多いと思います。
ちょっと実話ありですが、すべてが本当にあったことではありません。
作者は幼稚で読みにくい文しか書けません。読んでも小説の言いたいことが分からないと思います。それでもいいよ、と言う心優しい読者様だけが読んでください。どんな方が読んでも絶対にあきれると思います。

 また、辛口のアドバイスがたくさんほしいです、自分で読んでると訂正部分が良くわからないので、よろしくお願いします。ただし、悪口はやめてください。

それでは始めます。

『目次』

第一章 どうして私は

>>1 >>2

Re: 子供のストレス ( No.1 )
日時: 2016/12/20 21:45
名前: ニンジン×2 (ID: PLnfHFFW)

「ゆーい! ゆいっ! おきなさいっ! 聞いてるの? ねえ! 九時よ! 九・時!」

ママは私の事をおもいきり揺さぶった。その衝撃で床に落ちちゃった。その痛さで、目が覚めた。

「う〜ん……わかった、起きます起きます、って、九時? 学校は?」

「お休みよ、さっさと朝食食べて、勉強して!」


「優衣! 勉強、私が仕事終わらせる前に全部やっておきなさいよ! 

最難関の中学に受からなかったら、高校受験でリベンジさせるからね!

あ、そうそう、今日は学校お休みよ。

だって前回の模試の偏差値五十七よ! 

今日は一日中勉強してなさい!」



 ママは鬼のような形相でぎろりと私を睨み付けた。

 また始まったよ。ママのお受験ゲーム。

 机の上には膨大な量のテキストがおいてある。始めは終わらなかったけど、今はママが帰ってくる前には終わるようになった。

ママは私の事を過度に期待してる。

多分、大学生のお姉ちゃんが馬鹿だったからかな。

中学受験は失敗して、偏差値三十台のところ、高校受験も失敗して偏差値三十台、大学受験も失敗。二浪してやっとFランクの所に受かったんだ。

しかも一年とちょっと前、中学受験の勉強を始める直前に、パパが死んだ。

 だから私は、こんなに苦しい思いをしているわけ。
  
 机の前に座り、シャーペンを動かし続けながら、問題と一緒に考える。

 私は何で生まれてきたのだろう。

 自殺すれば、楽なんだろうな。勉強がない、楽しい世界に行けるんだろうな。

 お姉ちゃんも、いまだに腕と心の傷が消えない。

お姉ちゃんの部屋の壁には、ところどころ穴が開いている。

今は別居しているけど、まだお姉ちゃんはママに殺されたままだ。
 
 いつか、心理カウンセラーになりたいな。そして、お姉ちゃんを助けたいな。

 絶対にかなえられない夢を思い描き、よけいに悲しくなった。

私には何も権利がない事を、実感できるから。

ママが引いたレールに沿って走るだけ。少しでも止まったら、言葉のむちでたたかれる。

 「私、頑張る! そしてママを見返してやる! 頑張れ、愛川優衣!」

 一人でそう、叫んでみた。すると、涙が一粒頬を伝った。

Re: 子供のストレス ( No.2 )
日時: 2016/12/10 23:01
名前: ニンジン×2 (ID: PLnfHFFW)

 学校の子には天才天才と言われつつ、ずる休みっ子・ガリ勉とよばれ、虐められた。だから、学校ではびくびくおどおどしながら生活しなきゃいけない。

「天才だから、学校の教科書なんかいらないよね?」

 学校の教科書は、ビリビリ。
 
 でもね、先生は私の事を怒らなかった。優等生は、有利だ。でも、先生に虐めの事を相談すると、いじめっ子は何をしでかすかわからないから、やめておいた。ママは、あてにならない。「無視しなさい」の一言で終わると思う。

 塾のテキストも学校とあまり変わらず、そんなに難しくない、むしろ簡単なのだが……、私はあがり症なので、テストの時はケアレスミスをしてしまう。計算問題の二分の一を失点するぐらいひどいのだ。

 テスト用紙をめくる音、タイマーの始まりを示す音、シャーペンを走らせる音、その全部が大嫌い。

 どっきんどっきん、心臓がなって、目の前が真っ白になっちゃう。「もしかして私、みんなより問題解くの遅いのかな」と勝手に思っちゃって。とっても怖い。

 特にパパが死んでから、あがり症がひどい。
 
 どうして自殺を止められなかった? 父は死ぬべき人じゃないのに、どうして。

 罪悪感に襲われて、誰かが私の後ろをついてきているような気がする。パパが私の事を恨んでいるのかな。

 それに、夢でパパが言うのだ。「優衣、何でお前は俺を助けなかった!? 来世では、唯じゃ置かない」と。鬼のような形相で。

 カタカタと、手が震えた。今にも泣きそうだ。でも、あと一ページ……、終わらせなきゃ。

 勉強をしていると時間が早く進む。朝九時からやっていて、いま夜の七時だから十時間やった。でも、もう少しで遊べる。ママは大体十時過ぎに帰ってくるから、それまで自由にしていよう。

「やっと……やっと終わった!」

 私はにっこり、と笑った。でも、口元だけだった。

Re: 子供のストレス ( No.3 )
日時: 2016/12/11 15:28
名前: みかんさいだーくろーばー (ID: iaPQLZzN)

なんか、優衣の気持ち、わかる気がする。

Re: 子供のストレス ( No.4 )
日時: 2016/12/11 19:18
名前: ニンジン×2 (ID: PLnfHFFW)

だよね(笑)
私達が今この苦しみを受けてるもんね〜
更新遅いけどよろしくね!

コメントありがとう!

Re: 子供のストレス〜地獄の受験ゲーム〜 ( No.5 )
日時: 2016/12/13 16:06
名前: 桃色 (ID: lQjP23yG)

いつもニンジン×2から聞いている話とほとんど一緒だ!(;・ω・)


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