社会問題小説・評論板

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

心の闇           黒幕
日時: 2016/12/29 07:54
名前: チーター (ID: IWz3oOE/)

笹竹 琴 (ささたけ こと)

小学6年
耳を澄ます時に右目をつぶる癖がある。
お金持ち

枳殻 黎 (からたち れい)

小学6年
男の子っぽい女の子。
貧乏

笹竹 筍 (ささたけ しゅん)

中学3年
難関中学に合格。
琴の兄。

枳殻 龍 (からたち りゅう)

小学1年
勇敢。
黎の弟。

Re: 心の闇           黒幕 ( No.1 )
日時: 2016/12/29 11:06
名前: 桃色 (ID: OypUyKao)

更新がんばって下さい!
応援してますよー♪

Re: 心の闇           黒幕 ( No.2 )
日時: 2016/12/30 04:40
名前: チーター (ID: IWz3oOE/)

応援ありがとうございます!

<本文>


「あんたたち、バカじゃないの。弟が何をしたっていうの。ホント、バカね」

私は素早く後ろを向いて、教室へ戻った。
弟がやってもないことを押し付けられ先生に怒られた。
これが、きっかけにイジメが始まることになる。
放課後、私は弟の教室に行った。ちょうど、授業が終わるところだった。
私は、弟と一緒に家路を急いだ。見つからないように。

しかし、頭が突然曲がり角で出てきた。私は、さっと身構えた。

「やあ、どうした。」
「そっちが、どうしたのよ。早く帰らせて。」
「いや、そんなことは出来ない」
言葉が終わらぬ間に、私たちは囲まれた。
「名前なんだったけ」
弟は、正直に名乗った。
「からたち りゅう」
「へー」
どうやら名乗られたのが、気に障ったようで今度は、
「チビだなー」と言われる。
弟は、何も言わなかった。

「おっと、あいさつ忘れちまった。」
そして突然、横っ面を叩かれた。

弟は、無言で腰から短刀を取り出し、鼻に当てた。
「なんだ、おもちゃか。」
「おもちゃじゃない」
「なら、証拠を見せてみろ。」
小さく鼻で笑っていたのが、聞こえた。
龍は、左手に刀を当て、さっと引いた。
血がしたった。
それからもう一度、鼻に当てる。 
「ほう」
そして、右手にも傷をつけた。
血がしたった。
相手は、後ろに下がった。
「お前、本当に1年生かよ。」
「一年一組、枳殻 龍。間違いありません。」
「分かった。覚えた。覚えとくよ。」
と、言って消え去って行った。

Re: 心の闇           黒幕 ( No.3 )
日時: 2016/12/31 03:22
名前: チーター (ID: IWz3oOE/)

私は、信じられなかった。まだ、子供だと思っていた龍が、もう短刀を使いこなしたのだから。持ち方も完璧だった。人差し指と親指の間が締まっていて小指は、短刀を包んでいた。きっと、私が修行しているところを見たのだろう。龍は、スタスタと少し速めに私の前を歩いた。これで、イジメが終わるとは大間違いだった。

次の日の朝だった。早めに起きて、稲を刈っているところだった。
「おお、朝から稲刈りとは感心だ!しかし、いまなら、脱穀する時期じゃないかね。お前んちの農業は、ノロマだな!」
まるで、図っていたかのように現れた。いやな人たちだ。
私が、無視できる訳が無かった。ひとつ、まりを顔に蹴った。見事に命中して相手は、少しよろけた。
「なんだよ、お嬢ちゃん。何か文句かよ。それなら今、お前がまりを蹴ったことと、昨日下校中にお前の弟が、短刀使ったことを先生にいいつけてやる。」
「そうは、させない」私は、驚くほどの大きな声で言った。
私は、腰から逆刃刀を出し構えの姿勢をとった。
「飛天龍の師範代をなんだと、思っている!」私は、弟に辛い思いをさせたくなかった。私が、今出来ることは、これしかないと思った。

しかし、相手が取り出したのは、本刀だった。
人を殺すことも出来る本刀。
なぜ、あいつらが持ってるのだろうか。もしかして、、、、、、、
「疑っているようだな。そうだ。俺は、資産家の息子だ。蘇我家のな。
しかし、俺は成績が悪いし、刀が上手に使えないからという理由で、見捨てられた。その、噂を知っているようだな。だから、俺は苗字を偽っていることになる。今、俺は孤児院にいるが、明日にでも抜け出して独り立ちして、生きて行ける所を探そうと思う。邪魔するんじゃないぞ。」
そう言って彼らは、言ってしまった。少し悲しそうな目をして。


Page:1



小説をトップへ上げる
題名 *必須


名前 *必須


作家プロフィールURL (登録はこちら


パスワード *必須
(記事編集時に使用)

本文(最大 7000 文字まで)*必須

現在、0文字入力(半角/全角/スペースも1文字にカウントします)


名前とパスワードを記憶する
※記憶したものと異なるPCを使用した際には、名前とパスワードは呼び出しされません。