社会問題小説・評論板

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光色には、染まらない。
日時: 2017/08/17 21:16
名前: 恵那 (ID: W/M2HNwF)



光は正義だとか、くだらない事を言う人がいる。


いじめはダメだとか、くだらない事をほざく人がいる。


知らないくせに───…。


だから私は決めたの。
今度からは、いじめられる役なんかじゃなくて、いじめる側になるって────。

Re: 光色には、染まらない。 ( No.1 )
日時: 2017/08/17 23:12
名前: 広村伊智子 (ID: /qYuqRuj)

おおお!!!!
楽しみ!
書き出しうまいですね!

Re: 光色には、染まらない。 ( No.2 )
日時: 2017/08/18 20:15
名前: 恵那 (ID: W/M2HNwF)

広村伊智子さん、ありがとうございます!

本編

「上坂センパァイ、そこ退いて?」

「フフフ、早く退いて」

凛子と真綾が上坂センパイに、命令する。
私は薄く笑いを浮かべるだけ。

Re: 光色には、染まらない。 ( No.3 )
日時: 2017/08/19 12:18
名前: 恵那 (ID: W/M2HNwF)

上坂センパイは、キッと私を睨んだ。
すかさず、真綾が言う。

「あらぁ、こんな所に屑がありますわぁ。退いてくださらない?」

それでもセンパイは、動かない。
私は笑った。

「真打ちとーじょー。……………早く退けよ。センパイ♪」

退けよ。の部分は、ドスをきかせて。
センパイはやっと退いた。

凛子が見下したように、微笑む。

「麻衣子の為に、退いてよね。屑センパイ」

私はたしなめてから、真綾たちと部室を出る。 

Re: 光色には、染まらない。 ( No.4 )
日時: 2017/08/21 11:51
名前: 恵那 (ID: W/M2HNwF)


私と凛子、真綾の所属する部活は、バスケ部。
活躍デキる一軍と、それなりにデキる二軍、影の圏外と分けられる。

私たちは、堂々の一軍。
センパイ達からも、愛されてると思う。

逆に、上坂センパイは、何にもデキないから、センパイ達からも私たちからも虐げられている。


─────世間はそれをいじめと言う。


でも、それなら私の努力も認めてほしい。
活躍デキるように、豆が出来るほど頑張ったし、皆からも一目おかれている凛子と真綾と仲良くなれるように、見た目を変えた。

中学の頃は、おさげで前髪が目に届くほどの暗い子。

よって、いじめられていた。
でも高校に入って、私は変わった。

───誰からも虐げられないように。

おさげも止めて、ポニーテール。
前髪も額にかかるくらいに切った。

そして鏡を見て、驚いた。

───イケてる女の子になっている自分に。

過去を隠して、私は凛子と真綾と仲良くなった。
でもまぁ、2人もいじめられていたとか。

だからなのか、私たちは馬が合う。


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